Q&A 魚を食べると頭が良くなるの?

最終更新日 2016年9月5日ページID 003016

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Q.魚を食べると頭が良くなるのは本当ですか?

 魚の脂質にはDHA(ドコサヘキサエン酸)という脂肪酸が多く含まれています。これは牛や豚などの肉にはほとんど含まれていません。また、DHAは人間の脳の脂質中にも多く含まれており、記憶や学習といった脳の機能に重要な役割を果たしていると言われています。
 動物実験において、DHAを含む餌を与えたラットの方が、含まない餌を与えたラットより、明度判別試験の正答率が高くなりました。また、若い (3ヶ月齢)ラットに比べ高齢(19ヶ月齢)ラットの脳内のDHA量が減っていましたが、高齢ラットにDHAを多く含んだ餌を約1ヶ月与えたところ若いラットと同程度までDHA量が増加し、脳の働きが活発になったそうです。
 この様な事からDHAを摂取することにより高齢者に多い記憶力の低下を防止できるのではないかと期待されています。また人間の胎児(妊娠最後の3ヶ月)や生後12週間の間に脳中のDHA含有量が急増していることより、脳の発育にも重要であると考えられています。
 このDHAは人間の体の中で他の物質から合成されにくいため、これを含んだ物を食べる必要があります。このことから、DHAを多く含んだ魚を食べると頭が良くなると言われています。
 この他に、魚にはEPA(エイコサペンタエン酸)という脂肪酸も含まれています。このEPAやDHAを多く食べることにより動脈硬化や心筋梗塞などの病気になりにくくなります。若い人はもちろん、生活習慣病の気になる方は魚をたくさん食べた方が良いでしょう。  
 

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