ふくい園芸カレッジの日々(福井県新規就農支援施設)

最終更新日 2016年1月15日ページID 027014

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福井県「ふくい園芸カレッジ」の職員が日々の研修風景を綴っていきます

平成27年12月22日
 果樹についての講義を行いました。
 カレッジには果樹の講師がいないので、坂井農林総合事務所から
 果樹担当の普及指導員を講師に迎えました。
 野菜の栽培方法や考え方との違いや有望品種について話を聞いた後、
 苗木の植え方と接木の仕方を実演していただきました。
 果樹講義 苗木の植え方
 

平成27年12月3日
 園芸経営において、一番手間がかかるのは収穫した作物の調製作業です。
 この作業をいかに早く効率的に行えるかが、経営を左右させるといっても過言ではありません。
 今回は白ネギの調製作業をご紹介します。
 1.根切り葉切り 2.皮むき
  1.余分な根と葉を切り落とす。(カレッジでは根・葉切り機を使います)
  2.外側の皮をむく。(コンプレッサーを利用した皮むき機を使います)
 3.重量仕訳 4.結束
  3.長さの微調整と重量選別。(カレッジでは手作業で行いますが、専用の選別機械もあります)
  4.2~3本をまとめてテープで束ねる。(テープで束ねる専用の機械を使います)
 5.箱詰め
  5.10束を一箱に箱詰めして出来上がり。
 カレッジではこれから本格的にネギの収穫・調製が始まります。


平成27年11月21・22日
 
福井県産業会館で開催されたふくい味の祭典に出展しました。
 農林水産や食をメインとしたイベントで、毎回たくさんの来場者でにぎわいます。
 今回は初めて「B級野菜の詰め放題」も実施し、ひときわ大きな賑わいを見せていました。
 味の祭典2015.1 味の祭典2015.2
 詰め放題.1 詰め放題.2


平成27年11月5日
 
ニンジンの収穫が始まりました。
 8月上旬に種をまいたので、栽培期間はおよそ3か月です。
 ニンジン収穫 掘りたてニンジン
 ニンジン洗浄中 箱詰めニンジン
 ニンジンはきちんと発芽させるのが難しいと言われていましたが、
 うれしい誤算で発芽がきれいにそろい、きれいなニンジンに育ちました。


平成27年10月27・28日
 
圃場作見会(秋冬の部)を行いました。
 露地作物としましては、キャベツ、ブロッコリー、ダイコン、ニンジン、ネギ、
 施設作物としましては、トマト、ミディトマト、キュウリ、葉物野菜、葉ネギ
 といったものがありました。
 7月に行った作見会のときと比べると、経験を重ねた分、
 質問や意見が多く、充実したものになったのではないでしょうか。
 作見(露地) 作見(施設)

平成27年10月26日
 
キャベツの収穫です。
 7月中旬に種をまき、8月上旬に苗を植えたものです。
 キャベツ収穫 キャベツ玉
 このキャベツは業務用に適した品種で、お店のものより大きめです。
 3kg以上もたくさんあり、体力が必要な作物です。


平成27年10月21日

 研修生総出で灌水チューブの一斉清掃を行いました。
 灌水チューブは露地畑やビニールハウスの水やりに使いました。
 灌水の様子
 チューブは長ければ数か月、畑におかれることもあり、ずいぶん汚れてしまいました。

 片づける前にチューブの外側だけでなく内側も清掃します。

 ホース洗い1. ホース洗い2.
 道具は大事に使って長持ちさせることでコストを抑えられる、
 そういったことも学んでもらいました。

 
平成27年10月20日
 
8月に種をまいたダイコンの収穫が始まりました。
 ダイコンは収穫した後、洗浄、箱詰めしてから出荷します。
 ダイコン洗浄中 洗い終わり
 1本あたり1キロちょっと、なかなかの重労働です。

平成27年10月3・4日

 坂井市丸岡町にある県総合グリーンセンターで行われた、オータムフェアに参加しました。
 6月に開催されたグリーンフェアに引き続いての出展です。
 半年間、カレッジで色々な農産物の栽培や勉強をしてきたことで、
 6月に出展したときに比べ、農産物の紹介がうまくなりました。
 オータムフェア151. オータムフェア152.

 「今、食べておいしかったから」と再び来てくれた方もいました。
 そんな声が聞けるのも対面販売ならではのことで研修生の励みにもなったようです。

 
平成27年9月25日
 ただいまカレッジでは秋作物の出荷ピークを迎えつつあります。
 ビニールハウスで栽培した大玉トマトにミディトマト。
 大玉トマト拭き ミディトマトのパック詰め
 アールスメロンも収穫が始まりました。
 メロン箱詰め
 このほか、露地もののサツマイモも収穫中です。
 実りの秋です。

平成27年9月9日
 現地研修で近隣農家のA氏を訪問しました。
 A氏は自ら顧客を開拓し、訪問販売する独自の経営スタイルを行っています。
 脱サラ・Uターンで就農して10年、
 就農から今までの経営規模の推移についてもお話しいただきました。
 農家 A氏
 誰にでもできる経営スタイルではありませんが、
 こういう方法・考えもある、と驚かれてました。

平成27年8月25日
 ダイコンの播種を行いました。
 害虫対策の農薬散布に始まり、播種、除草剤散布までの
 一連の作業を一日で行います。
 時折、小雨がぱらつくこともあり、
 作業の段取りに手間取る場面もありましたが、無事に終えることができました。
 播種機 除草剤散布

 3日後にはしっかり芽が出てきました。
 ダイコン発芽


平成27年8月18日
 
この日の座学は、「GAPの基礎とエコ農業について」でした。
 GAP(Good Agricultural Practice)は“農業生産工程管理”や“適正農業規範”と訳され、
 人や環境にとって良い農業、持続可能な農業を行うための考えやポイントを明文化したものです。
 また、エコ農業は化学肥料や化学合成農薬の使用を控え、環境負荷を減らすなどして
 持続的な農業を目指すものです。
 まずは少し意識してみる、ということから始めてみます。
 GAP講義 エコ農業講義

平成27年8月10日
 
研修生の方がキャベツを定植しました。
 7月に種をまいて、およそ一か月。
 苗にダメージを与えるような暑い日もありましたが、
 どうにか露地畑に定植できるまで生長しました。
 収穫予定は11月です。
 キャベツ定植 定植後の潅水

平成27年8月4日
 
大規模施設園芸を実践する農業経営者の育成を目指したスマート園芸コースが開設されました。
 このコースは、あわら市の園芸カレッジではなく、美浜町にある園芸研究センターで行われます。
 就農コースの研修生は開設に合わせた式典と記念講演に出席しました。

平成27年7月28日
 
丘陵地(あわら市)、砂丘地(坂井市三国町)の里親農家現地訪問を行いました。
 福井県では、農業研修生の受け入れができる熟練した農業者を里親農家に認定しています。
 これまでに研修生を受け入れてきて感じたこと、研修生に望むこと、
 これまでの研修生の実例など、励ましとともにお話していただきました。
 また、近隣の一農家として、経営の内容や規模についての話も非常に参考になったようです。
 里親農家 N氏 里親農家 T氏

平成27年7月14・15日
 
2日間にわたって、研修生同士の圃場作見会を行いました。
 同じ作物を作っている別の圃場はどんな状況なのか、
 自分が作っていない作物はどういった管理をするのか、

 お互いに見せ合うことでいい刺激になったのではないでしょうか。
 また、作物ごと、あるいは圃場ごとで研修生自身が栽培概要を説明しました。
 自分が行っていることを理解、見直す、といういい機会にもなりました。
 カンショ畑 トマト苗

平成27年7月
 坂井高校食農科学科からインターンシップ研修として生徒2名が、
 キャベツやスイカの収穫をはじめ、様々な農作業を体験しています。
 この研修で、農業の楽しみ、大変さ、大切さを学んでもらいます。

 キャベツ収穫 スイカ出荷


 また、販売研修の一環として、東京駅行幸通りで開催されている「丸の内行幸マルシェ」にも参加しています。
 研修生が栽培しているトマトやミディトマト、マルセイユメロンなどを販売しました。

 マルセイユメロンは糖度18度になることもある非常に甘いメロンです。
 糖度が高いため店もちが悪いことから、市場を通じて東京方面には出荷できないため、この機会に販売しました。
 今年の栽培は終了しましたので、ぜひ来年も出品して関東のみなさんにも
 お試しいただきたいと思っております。

 マルシェ マルセイユ


平成27年6月30日
 研修生の方が作ってきた小玉スイカ、初出荷です。
 小玉スイカ初出荷
 このスイカの名前は「ひとりじめBonBon」。
 大きさはごらんのとおり、サッカーボールより少し小さいぐらいでしょうか。
 スイカを独り占めしてみたい!という方、
 ぜひ、ご賞味ください。

平成27年6月23日
 園芸カレッジで栽培している品目は、いわゆる野菜が中心です。
 カレッジではなかなか勉強できない「果樹」について、ナシとブドウの農家訪問をしました。
 ナシ農家 ナシの実
 福井のブドウ「ふくぷる」 ブドウ農家
 苗木を植えてから収穫できるまでに、ナシの場合は6~7年、

 ブドウの場合で3年はかかります。
 収穫までに時間がかかることから、果樹品目で新規就農することは
 なかなか難しいですが、研修生の方は将来や経営の一部としての導入について
 関心を持たれたようです。

平成27年6月6日
 新規就農コースの研修の特徴の一つは、生産から販売までを一貫して行うことです。
 販売研修として坂井市丸岡町のグリーンセンターで行われた、
 フラワーグリーンフェアに出展し、対面販売を行ってきました。
 店頭風景 販売の様子
 多すぎるかも、と心配もしましたが、用意した商品は全て販売することができました。
 ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
 今後も他のイベントに出展するつもりです。
 お見かけの際はぜひ、お立ち寄りください。

平成27年5月25日
 研修生が自ら管理していく圃場でネギの定植を行いました。
 品目ごとに班を作って、人手が必要な作業は協力して行います。
 定植前の畝作り 定植機
 収穫予定は11月上旬から。
 収穫までしっかりと管理していきます。

平成27年5月9日
 園芸カレッジには園芸品目を新たに検討している水稲農家や生産組織を主な対象に、
 座学と実習を交えたプラス園芸コースを開催しています。
 今年の前期研修は4月~7月の間に合計8回の研修を開催しています。
 この日の研修メニューは、土壌肥料についての座学、コマツナの収穫・調整実習、
 キュウリとスイートコーンの栽培基礎、スイートコーンの苗の定植、と盛りだくさんな内容でした。
 キュウリの栽培について スイートコーンの定植
 


平成27年5月1日
 新規就農コースでは研修生が自ら管理するビニールハウスや露地畑を割り当てます。
 ただし、研修生のほとんどの方は農業経験がありません。
 ですから、まずは共同栽培で農作業を一から体験します。
 この日はネギの定植を行いました。
 定植準備(畝づくり) ネギの定植

平成27年4月6日
 入校式を終え、新規就農コース第2期生の研修が本格的に始まりました。
 まずは色々な講義を通し、農業に関する基礎知識を学びます。

 福井県の農業、農業基礎用語、土壌と肥料、病害虫、栽培基礎…
 この日を皮切りに、実技や実習を交えた多くの講義が行われました。
 講義風景 農業機械実習

平成27年4月4日

 4月となり「ふくい園芸カレッジ」も2年度目を迎えました。
 去る4月4日に入校式が開催され、新規就農コース30名、プラス園芸コース(前期)40名の新入生を迎えました。

 入校式1 


 記念講演では、本校のアドバイザーでもある(農)和郷園 代表理事ならびに(株)和郷代表取締役の木内博一社長から、後継者として新規就農してから、スーパーなどとの提携をする中で、加工分野も取り入れながら、近隣の農家と連携して法人を設立するなど新たなビジネスモデルを構築して規模拡大を図ってきた経過が説明され、園芸に取り組む方々への意欲を高めていただきました。

 入校式2

 本校の隣にある桜の木々も開花を迎え、新たに園芸に取り組む方々をお待ちしております。
 桜


 
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