たばこ対策について

最終更新日 2024年1月30日ページID 003746

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たばこの害について

 タバコの煙には、約5,300種類の化学物質が含まれています。そのうち、発がん性物質は、70種類近く
 タバコの煙に含まれるニコチンは、麻薬にも劣らない依存性をもつ薬物なのです 。

○タバコの煙による健康影響

 喫煙者の危険性

○未成年者には、特に有害です
 青少年期に喫煙を開始すると、成人後に喫煙を開始した場合に比べて、がんや虚血性心疾患などの危険性が高くなり、肺がんでは、5.5倍になります。また、吸い始める年齢が若いほどニコチンへの依存度が高い人が多くなるという報告も出ています。 

○喫煙を続けることで寿命が8~10年間短くなります。
 ですが、喫煙することで短くなった寿命も禁煙すれば取り戻せます。
  禁煙開始年齢  ➡ 取り戻せる寿命!!
  35歳~40歳    ➡   喫煙前の余命
  50歳       ➡   + 6年間
  60歳           ➡   + 3年間

 ■県では、禁煙についてのリーフレットを作成していますので、ご活用ください。

●たばこに関する啓発リーフレット

 

受動喫煙の防止について

 タバコを吸わない人が、タバコの煙を吸わされることを受動喫煙といいます。
 喫煙者が直接吸い込む主流煙よりも、タバコの先から立ちのぼる副流煙に、多くの有害物質が含まれています


○受動喫煙者(喫煙者の周りにいる人)の危険性[副流煙、呼出煙によるもの]

 受動喫煙者の危険性の危険性
 
 特に子どもは、自分でたばこの煙を避けられないため、受動喫煙の被害を最も受けやすく、赤ちゃんの突然死や小児喘息などのリスクが高まります。妊婦さんはもちろん、周りの人もたばこを吸わないことが大切です。

 ■県では、受動喫煙防止についてのリーフレットを作成していますのでご活用ください。

受動喫煙防止教育リーフレット

 ☆学生向けにたばこのリーフレットの説明も作成しました。

   https://youtu.be/CcI2rl_sHwI(約3分)
 

 ■受動喫煙防止についてのホームページもご覧ください。 

 

禁煙支援ついて

○禁煙を希望する喫煙者の方々へ

 たばこがやめられない「ニコチン依存症」は、治療できる病気です。
禁煙に「今さら・・・」ということはありません。
早いほど良いですが、何歳で始めても効果があります。


【禁煙外来(禁煙治療)】 
 県内では、120機関以上の医療機関で禁煙外来(禁煙治療)を行っています。

1.費用
 条件を満たせば、健康保険等が適用され、安く治療ができます。なお、35歳未満では緩和されます。
条件を満たさない場合でも、自由診療で禁煙治療を受けることができます。


 健康保険等で禁煙治療のみを行った場合の自己負担額(3割負担として)は、15,000円程度です。
 【1箱580円のたばこを1か月吸うと・・・・17,400円!】
 
 -健康保険等適用条件-
 1.ニコチン依存症を診断するテスト(TDS)で5点以上(10項目)
 2.「1日の喫煙本数×喫煙年数」が200以上
 3.すぐに禁煙することを希望している
 4.医師から受けた禁煙治療の説明に同意している


2.標準的な禁煙治療スケジュール
 約3か月で計5回、外来で診察を受けます。
 各診察時には、息に含まれる一酸化炭素の濃度を測定します。一酸化炭素は、たばこの煙に含まれる代表的な有害物質ですが、禁煙を始めれば、この値は低下するので次回の測定が楽しみになります。
 また、禁煙を継続するため、喫煙者の方の性格や健康状態、お仕事や生活に併せて禁煙ができる自己管理法やたばこを吸いたくなった時の対処法等の実践的なアドバイスや禁煙補助薬の処方を受けることができますので、禁煙が成功しやすくなります。
 より確実に、比較的楽に、あまりお金をかけずに禁煙ができますので、ぜひ、お近くの医療機関をご受診ください。

 ■禁煙外来(禁煙治療)を実施している医療機関の情報です。 

【薬局・薬店での禁煙支援】
 薬局・薬店では、薬剤師のサポートを受けながら、禁煙にチャレンジできます。
 また、ニコチンガムやニコチンパッチの一部は医師の処方箋がなくても薬局・薬店で購入ができますので、ぜひ、お近くの薬剤師に相談してみてください。

 

喫煙防止出前教室を開催しています 

   県では、県内の小中高校の児童生徒を対象に喫煙防止やがんに関する出前教室を実施しています。 

  ★★ 令和元年度 鯖江高校での出前教室の様子 ★★

 鯖江   

  (講師:広瀬病院 広瀬 真紀院長)
 
 学校医である広瀬真紀先生からがんの現状や予防方法、がんになった場合の治療や緩和ケア等、がんに関する基礎知識を学びました。

 また、実際にがんと診断され治療を行っているがん経験者の方から、がんと診断されて今までの思い、どのように乗り越えてきたか、またどのような支えがあったのか、これからのこと等、経験談を語っていただきました。

 【受講した生徒の感想から】
 ☆がんは死ぬ病気と思っていたが、死なない時代になったというのが驚いた。
  そのためには早期発見が大事だとわかった。
 ☆医療の進歩がすごい。
 ☆がんは他人事と思っていたが、自分にもそしていつなってもおかしくない病気だとわかった。
  ただし、予防できることもあるとわかったので、自分ができる生活習慣の改善などを行っていく。
 ☆大人になったら絶対に検診に行こうと思った。たばこは吸わないでおこうと思った。
 ☆がん患者さんはいろんな想いで過ごしていることがわかった。
 ☆「1日、1日を大切に生きましょう」という経験者の方の言葉に胸を打たれた。
  家族や周囲にも感謝を忘れず、命があることは当たり前と思わず、大切に生きていきたい。
 ☆がん患者さんがどのように乗り越えているのか分かった。家族や周囲の支えが重要だとわかった。
  正直、自分や家族ががんになったら、立ち直れるかわからないが、落ち込んでばかりいるより前を向いて1日1日を大切に過ごした方が良いなと思った、今から日々、頑張りたい。
 


 ■がん教育のリーフレットです。ダウンロードしてお使いください。

がん教育リーフレット 小学生用

がん教育リーフレット 中・高校生用  

 

小中学生禁煙ポスターコンクールについて

 令和5年11月25日(土) 福井県生活学習館にて福井県禁煙推進協議会主催の「第29回小中学生禁煙ポスターコンクール」における受賞作品の表彰式が行われました。
 令和5年度は、県内の小学4年~中学3年生から1864点の応募がありました。
 コンクールの受賞作品は、行政機関や公民館、病院等に展示し、同世代の子どもたちへの喫煙防止や喫煙している方への禁煙をよびかけていきます。
 【県庁ホールでの展示】 令和5年12月11日(月)~15日(金)
 【県立図書館エントランスホールでの展示】 令和6年2月20日(火)~25日(日)

    ★★ 令和5年度知事賞受賞作品と受賞者記念撮影 ★★

 令和5年度知事賞作品 令和5年度受賞者記念写真

      

 

5月31日は「世界禁煙デー」です

 世界禁煙デー(5月31日)から一週間(6月6日まで)を禁煙週間と定め、禁煙を呼びかける取り組みをしています。

 毎年5月31日は、世界保健機関(WHO)が定める「世界禁煙デー」で、今年で35回目を迎えます。また、厚生労働省では、世界禁煙デーに始まる1週間を「禁煙週間」(5月31日~6月6日)と定めて、普及啓発を行っています。
 県、健康福祉センター、市町や関係機関でも各地域において街頭イベント等を実施し、喫煙による健康への影響や受動喫煙防止を呼びかけています!

   2023年 禁煙週間のテーマ

   「 たばこの健康影響を知ろう!~望まない受動喫煙のない社会を目指して~ 」

    (2023WHO世界禁煙デーのテーマ:Grow food,not tobacco)

 ★★ 令和5年5月31日(水)JR福井駅西口広場およびえちぜん鉄道にて啓発キャンペーンを実施しました! ★★

  駅前街頭啓発1  世界禁煙デー2 
  世界禁煙デー3        

 県保健予防課、県健康政策課、福井健康福祉センター、福井市、全国健康保険協会ふくい支部、福井県禁煙推進協議会が協働で1,000人の方に啓発パンフレットを配布し、禁煙および受動喫煙防止を呼びかけました。

 

10月26日は「ふくいノースモーキングデー」です

 平成29年10月26日に、福井県医師会が中心となり、「福井県受動喫煙防止対策協議会」を設立し、13の関係団体が協働し、「ふくい受動喫煙ゼロ宣言」を掲げました。
 県では、10月26日を「ふくいノースモーキングデー」と称し、禁煙および受動喫煙防止を広く呼び掛けています。その一環として、喫煙による健康への影響や受動喫煙防止を呼びかける啓発活動を県庁ホールや福井駅周辺で行っています。

★★令和元年福井駅周辺での活動★★          ★★令和5年県庁ホールでの展示★★  
R1ふくいノースモーキングデー R5ふくいノースモーキングデー

                 

      

     

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