知事記者会見の概要(平成25年1月4日(金))

最終更新日 2013年1月29日ページID 022451

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平成25年1月4日(金曜日)
10:00~10:40
県庁 特別会議室

 
記者会見
 

【知事】
 新年おめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
 特にお正月ですから、これというような個別のテーマがあるというわけではございませんが、今年は、年頭に当たりまして考え方としては、「明るく強いふるさと福井」をつくっていこうというふうに考えていまして、強い活力といいますか、地方の力を発揮して、産業、文化、教育、環境など、総合化をして課題にチャレンジしてまいりたいと考えています。
 ここ数年、いろんな国の政策など、世に言われているように停滞といったことがあったかもしれませんが、新しい政権にぜひとも強い決意と実行、これは決断というよりも決意だと思いますが、私自身も決意と実行を持って、国も同じような気持ちを抱いていただいて、国のことは国、地方のことは地方で、本来なすべきことを地方は国に任せたり、逆に国が地方に任せるというようなことを避けて、みずからの仕事を分担して、責任を持って協力しながら、この日本あるいはふるさとというものを発展させていくという年にすべきと思っています。
 昨年は北陸新幹線の敦賀までの着工が決定されたところであり、3月になりますと、新北陸トンネルの一部の区間について、発注を予定していますが、こういう交通ネットワークの整備を早く進めるように努力してまいりたいと思います。特に新幹線などについては、あらゆる工夫を凝らして相当の期間短縮をいかに図られるかということが課題だと思います。これは国家プロジェクトですので、ぜひ国政の場で、この問題に真剣に方向性を持って取り組んで実行すべき大事な状況かと思っています。

 次に、我々のいろんな対策、対応ですが、2年後には金沢開業ということですので、特に観光なども北陸3県、特に石川県と連携しながら、また福井県の良さを高めていくということかと思っております。観光だけではなくて、いろんな企業やさまざまな人たちや物、こういうものが福井にあるのだ、これは福井でしかないなという、そういうような局面をできるだけつくるように、県の行政も努力したいと思います。
 例えば恐竜博物館などもそうでありまして、今年は大型恐竜のカマラサウルスの展示、野外博物館の整備なども行いますし、一乗谷朝倉氏遺跡のフィールドミュージアム化なども進めます。また、敦賀については鉄道と港を活かしたプロジェクトを具体化したり、芦原温泉についてもまちづくりを進めていくということです。
 いずれにしてもそれぞれの地域の持っているものの価値が上がるような投資をしなければ、決していろんな人たちが福井に来ていただいたり、あるいは福井のことが話題になることはないと思いますので、そういう努力をした上で、いろんな情報の手段を尽くして福井のことをアピールする、このことが県民益につながると考えております。
 特に嶺南、嶺北の問題については原子力のいろんな課題が今あるわけですが、舞鶴若狭自動車道が1年半ぐらい後には開通をしますから、特に嶺南、嶺北の一体化ということ、また特に嶺南地域については新しい産業の立地、新エネルギーあるいは水産業、農業といった新しい産業を興していく、こういうことを新年度の予算に向けましてまた考えてまいりたいと思います。

 続いて、特に地域づくり、まちづくりにつきまして、県庁所在地であります福井市についてはここ数年来、県都デザインを進めておりますが、4月以降、中央公園等の先行整備に着手する必要があろうかと思っております。大きなデザインを3月末までに描きながら県都デザインの戦略をまとめて、着手できるところからあらゆる事業を進めてまいりたいと思います。特にこのことについては福井市との関係がありますが、仕事の分担を行いながら事業が停滞しないように福井市をバックアップし、そして、福井県としてできることはみずから先行して行うなどの方法をとってまいりたいと思います。

 先ほど産業、文化、教育、環境などの総合化ということを申し上げましたが、その中で「SATOYAMA国際会議」が9月11日から14日の4日間、本県で開かれるわけであり、いろんな企業、NPOなど行政以外の団体の参画を求めながら、また子供たちの積極的な参加も得ながら、SATOYAMA国際会議、また会議期間を含む1週間を「SATOYAMAウィーク」と位置づけ、独自のプロジェクトを進めてまいりたいと思います。
 里山についてはさまざま考え方、理解があるかと思いますが、福井県全体で農業あるいは水産業、林業、観光などと里山をいかに結びつけるかということもありますし、例えば三方五湖やコウノトリの白山地区など、特定の地域をはっきりさせながらプロジェクトを進めるというようなこともあると思います。新年度の予算でこうした問題も考えていく必要があると思っています。

 それから、教育であります。これもここ数年、「福井型18年教育」ということで教育の分野の中では総合化を図りつつあるわけですが、さらに文化、芸術、スポーツ等の分野でも子供たちが持てる能力を十分に発揮するよう努力する必要があると思いますし、学力をとりましても間もなくセンター試験あるいは入学試験が行われるわけですが、個々の先生方の意識を高めて、相互に学び合いながら授業力を向上させる努力をしてまいりたいと思います。

 そのほか、今年の主な出来事といたしまして申し上げますと、新幹線の工事につきましては、今後、いくつかの地域については集落単位で再度の説明なども行いながら、3月には新北陸トンネルの一部の工事の発注が行われる予定です。それから、九頭竜川橋りょう、約410mですが、昨年、鉄道機構との間で設計業務の確認書を締結し、年度内に橋りょうの詳細設計が発注されることになっております。それから、ルートの中心線測量などの測量・調査が3月末までに契約をされる予定です。今後、敦賀までの早期完成に向け、実務的な促進を図ってまいりたいと思います。

 農業については、「ポストこしひかり」の選抜をここ数年来進めていますが、約1万2千種まで絞り込んでいるわけであり、これをいかに最終的な米の品種を選定していくかということになります。選抜作業をこの7日からやろうということで、選抜期間を通常よりも3年程度短縮できるようになりましたので、今年度内に2千種までに絞り込む予定です。25年度には100種まで選抜し、28年、29年までには最終的な新しい品種をつくり上げ、登録出願を行うということになると思います。

 恐竜については、先ほど申し上げましたが、15mの大型恐竜「カマラサウルス」のクリーニング作業を行ってきましたが、3月23日から全身骨格化石を本格公開することになります。公開に先立ち、他の博物館では見ることのできない組上げ作業を特別公開することにいたします。また、今後、中国、韓国、モンゴル、タイ、ロシアが参加して、アジアにおける恐竜研究の推進機構となる「アジア恐竜協会」をつくる予定です。その際、世界の著名な研究者が参加する国際シンポジウムを福井で開くことを考えております。

 今年は本県にゆかりの深い岡倉天心先生の生誕150年、没後100年という節目の年です。岡倉天心先生は、1863年2月14日に生まれ、1913年9月2日に亡くなっているという方です。天心先生は、横浜で福井の物産を扱う貿易商を営んでいた福井藩士、岡倉勘右衛門の次男として生まれたわけで、福井県のルーツを持っておられる方です。美術、思想等、さまざまな分野で活躍をいたしました。
 平成18年に、天心が英文で著した『茶の本』、『東洋の思想』、『日本の覚醒』の初版本を県が入手をし、天心の業績を紹介してきましたが、今年は2月7日に、まず「ふるさとの日」に、天心と英語の関係を研究している拓殖大学の塩崎教授をお招きして、「福井人と英語~グリフィスから天心まで~」と題する記念講演を行う予定です。なお、本年はこういうアニバーサリーの年ですので、関連行事を開く予定です。

 それから、第73回国体ですが、昨年、大会愛称が「福井しあわせ元気国体」、スローガンが「織りなそう 力と技と美しさ」に決まりました。今年はマスコットキャラクターデザインを今月下旬から募集する予定です。皆さんに積極的に参加していただいて盛り上げてまいりたいと思っております。

~質疑~

【記者】
 まちづくりの中で4月に中央公園の整備に着手されるとおっしゃいましたが、デザイン懇話会では福井城址の一体運用を県庁移転も含めて、という意見がありましたが、その点、知事の見解は。

【知事】
 全体のデザインの一体化というのは必要ですが、今、御廊下橋は部分的に完成していますので、その両サイドについては連続性がありますし、県民会館も解体し、その跡から石垣なども出ていますので、デザインの中でも議論しているものを具体的にできるところから実行するという議論をして、予算の中で―これは県議会ともご相談しなければなりませんが―実行できるのではないか、そういう部分があるだろうということを申し上げたところです。

【記者】
 県民会館の跡地利用について、今のところまだ明確には…。

【知事】
 そこに将来的に物を立てるのか、あるいは、まずはしばらくは公園にしておくのかというようないろんな議論もございます。今、この城址部分と中央公園の間に、御廊下橋があって、ちょっと出ますと駐車場とか土盛りがあったりして連続性がないというようなことになります。そういうところを直していくというのが課題かなと思います。それから、県庁西側についても昔は山里口御門がありましたので、そういうものと連続させると御廊下橋と石垣、あるいはその門との一体化が図れますので、少しずつ目に見えてくるだろうと思います。

【記者】
 それに伴って大規模な発掘調査を改めてなさるつもりは…。

【知事】
 今のところはそこまでいく部分はないかと思います。ただ、今この城址公園のいろんな調査をしていますので、そういう中でそういう課題が出てくるかもしれません。

【記者】
 御座所については…。

【知事】
 御座所のところは大体はわかってはおりますが、あそこに物をつくるのか、つくるとしたらいつ頃つくるのかとか、あるいはつくらないのか、いろいろあります。そういう議論をしたいと思います。

【記者】
 全体的なところでお伺いしたいのですが、今年の抱負、目標をさまざまな角度からおっしゃっていただきましたが、その中で今年これが一番重要というふうに位置付けられているものはどんなものがありますか。

【知事】
 特に新幹線等の基本的な事業については早期に完了する、事業が早く成果を上げられるような方向づけを新しい政権でぜひとも出してほしい、そういうことが目に見えるといいと思います。

【記者】
 それに関連づけるような形で、県としては観光ですとか…。

【知事】
 そうですね。これは2年先の準備も必要で、観光のみならずさまざまな人たちが来ていただく場にしなければなりませんので、これは具体的な予算等の仕事になると思います。

【記者】
 新しい自・公政権については、強い決意と実行を、という話がありましたが、具体的に何を念頭にしておっしゃったのか。

【知事】
 特に今、景気対策などが重要ですので、国土の強靭化などということを言っておられます。こういうことについては、どういう方針で臨むのか。特に国土の強靭化といいましても、ここ数年、地方の声が十分活かされずにどうしても大都市型の政治になっていたかと思います。ですから、そこをぜひとも地方重視、地方重視ということは地方の都合ということではなくて、日本全体がさらに基本に立ち返って新しいレベルにもっていくためには、地方の持っている活力や十分活かされていない資源を、ネットワークあるいはインフラなどを投資することによって活きてくるでしょう。また、原子力などのエネルギーの問題もありますし、国土の安全の問題もあります。将来、日本海側の発展というのもありましょうから、そういうことをはっきりよく見ていただいて、その中で地方を応援していただく方針をはっきり出してほしいということです。
 内閣の中にふるさと担当の補佐官も新しくできたようですから、地方のことをいろいろ思っていただいてはいると思いますが、そういう関心を地方に向けていただきたいと思います。

【記者】
 国と地方の仕事を分担し、そして、発展させていかなければならないとおっしゃいましたが、具体的に地方がどういうことをもっと担うべきかという、具体的なことをイメージされていらっしゃるでしょうか。

【知事】
 地方が担うことは十分あるのですが、まずはその前に、新幹線とか原子力とかいろいろ国がなすべきことをしっかり方針を出して責任を持って進めていただかなければ、特に福井県の場合は両方の課題があって、そういう仕事に忙殺をされて、我々がやりたい仕事に十分エネルギーを投入できないうらみがあります。一生懸命やっているつもりですけれども。そういうこともまず基本にあって、そうした上で、我々が教育を進めたり、あるいは環境問題、農業などいろいろありますけれども、地方に合ったような仕事ができるように努力します。国も、地域ごとに様子が違いますから地方が産業政策をしっかりできるような応援をしてほしいという、両方で分担をしてやる、そういうタイミングかと思うのです。

【記者】
 国でぜひ方針を出していただきたい、責任を担ってもらいたい仕事というのは具体的にどういったことをおっしゃっているのか。

【知事】
 特に国家プロジェクト。新幹線などはその最たるものだと思います。これは国の仕事ですから。それから、原子力もそうです。我々は地域の安全を守っている。そのためにいろいろ努力していますが、エネルギー政策と国の安全保障の問題といいますか、エネルギー的な意味で申し上げていますけれども、そういう基本的な問題は国の仕事だと思います。これは漫然と地方の判断に任せたりしてはいけないことです。そういうことを申し上げています。

【記者】
 先ほど、嶺南地域で新産業を興していくことも考えていきたいとおっしゃっていましたが、新年度の予算で何か具体的な措置を考えているものがありましたら教えていただけますでしょうか。

【知事】
 そのためのいろんなプロジェクトの調査などもあると思いますが、例えば水産業などというのは極めて重要ですから、どういう投資をすべきかとか、魚の養殖をどうしたらいいんだとか、あるいは沿岸の漁業についてこういう措置が要るとか、そういうことです。そういう予算の議論が行われるのではないかと思います。
 それから、エネルギー源の多元化ということを申し上げておりますが、そういうことになりますと新エネルギーだとかそういう予算もあり得ると思いますし、まちづくりにもそれが使われるでしょう。それから、企業立地というのは極めて嶺南にとっては重要ですので、新しい産業の誘致です。これまでもかなり進んでいるとは思いますが、そういうことを促進するためのいろんな事業があると思います。

【記者】
 改めて国の原子力政策に望むことを新年に語っていただくことがまず1つ。それと、新エネルギーについて嶺南でいろいろ振興を考えているということですが、新年度の予算措置でパイプライン化構想についての調査費等を盛り込む予定は。

【知事】
 後段のお話は、まだ予算のことはこれからですので申し上げませんが、そういうものを広く含めての話になるかと思います。
 それから、原子力政策については新しい政権でさまざま考え方がもう出ていると思いますが、福井県は従来から、資源の乏しい我が国にとって原子力は重要な電源であるということを申し上げていますが、以前の政権はかなり観念的な部分があって、現実的な政策を十分していなかったというのは国民も理解していると思いますので、古い原発については、廃炉にするなら廃炉にすると、どんなふうな考えでそういうことをするのかということをはっきりさせたり、一方で、安全性を徹底的に高めて新しい原発の切り替えをどうするかという明確な戦略、その前提に日本のエネルギーをどうもっていくかというのは当然あるわけですから、そういうことをこの際はっきりして、漫然と時間を経過したり、あるいは方針を揺るがすということがぜひないようにしてほしいという期待と要請ということになると思います。

【記者】
 安倍総理大臣が先日、2030年代に原発の稼働をゼロにするとした民主党政権のエネルギー政策を見直すという考えを示しているのですが、それに対して知事がどういうふうに思っているのかということをお伺いします。

【知事】
 今申し上げた脈絡の中で、新しい政権はしっかりした方針を出していただきたいというのが答えです。

【記者】
 民主党政権の2030年代に原発ゼロというのを見直すということに対しての思いは。

【知事】
 それは、もちろん安全は大事なのだけれど、あの考え方があまりにも現実的ではない部分がありましたので、そこを見直すということでしょうから、その中で私たちが期待しているものが出てくることが大事かと思います。

【記者】
 敦賀原発ですが、今月下旬に報告書を規制委員会は出すという話があるのですが、その報告書が出た段階で県としてどういった対応を求めるのか。また、廃炉となれば地元経済への影響もあると思うのですが、今後、廃炉になった場合、国の経済対策としてどのようなことを求めていくのか。

【知事】
 まだどういう報告書か出るのかというのがわかりませんが、我々は既に規制委員会にさまざまな疑問点、客観的に考えてこれがどうなっているのかということ、そういうことを申し上げていますので、その前提として、その説明をしっかりしていただく必要があります。これは県民が理解しなくてはいけないですし、これを国民もわかってもらわなければいけないということですから、単に少人数の関係委員だけでの議論だけでは済まないわけですので、そこをしっかりしていただければと思っています。
 いずれにしても、前々から言っていますけれども、活断層という言葉はありますが、それは一体何なのか、どういう認識をしているのか、それが周辺のインフラにどういう影響を与えるのか、どういう確率の影響なのか、どういう大きさなのか、あるいはそれを防ぐにはどうしたらいいのか、いろんなことがあるわけですが、そういうものがあいまいなままで、活断層だとか、疑いがあるとか、そういうような話ではないと思うのです。
 それは常識から考えてもわかると思いますし、これは地震学だけの分野ではないと思います。今やられている方が必ずしも地震学の専門なのかどうかというところもあるのですが、地震学を発展させる意味でも、また学問的な信用を深める意味でも、幅広い関係者が参加をして、国みずからの観測というのでしょうか、そういうことが要るのかなというような気もいたします。つまり科学ですから、物を調べて観測したり、データをとったり、そういうことがないと学問が進まないのです。単にこうだというような学問ではないはずですから。宇宙の学問でさえ毎日星の動きを世界中が分担して、何億光年というのでしょうか、そういうものを観測しながら遠くのものを見ているような時代ですから、我が地上のものがどういう挙動をとるのか、そういうところをもう少し勉強しないと活断層の知見というのは深まらないのではないのかと私は思います。また、活断層は原発だけの問題ではなくて、あらゆるインフラの安全とその対応に深くかかわるわけですので、ぜひとも、これは国がみずから行うような事柄だと思いますが、学問的な観測と、そういういろんな判断を深めると、こういうことが要るのかな、これは少し原発を離れて行うべきような問題かとも思います。感想ですけれども。

【記者】
 廃炉になった場合には経済政策、どういったことを求められますか。

【知事】
 仮定の話はちょっと。

【記者】
 新しい政権になって、大臣や首相官邸の政策のスタッフも大きく変わっているようですので、年明け早々に、例えば国に要請とか、新しい大臣と面会するという予定はありますでしょうか。

【知事】
 今、政権が発足したばかりでいろんなご予定もあるかと思いますが、できるだけ早い機会に福井県としての考えを要請する必要があると思います。

【記者】
 原子力規制委員会が避難の判断基準を年内と言っていたのが、先送りした形になったのですが、防災計画を3月までに一応作成すると言われていまして、これについて3月までにできるものなのかという考えをお聞きしたい。

【知事】
 会議が年末にありましたが、あのときの答えは出てないのではないか。ですので、我々としては、5km圏の問題をまずみずからいろんな国の関係機関とも協議しながら並行して進める必要があると思います。それから、それをしっかりした上で、広域的な議論についても周辺地域とのいろんな協議を福井県がリードしながらやらないといけないだろうと思っています。

【副知事】
 補足しますと、先月の12月下旬の会合は各県それぞれ気にしていることを申し上げて、すべてそういう大きな論点があるということを国側が改めて認識をした、そういう会合であり、なおかつ実質的なそういうかみ合った議論のスタートラインだったのです。出発点だったという状態であり、そのそれぞれの論点について何ら方針が示されたわけでもございませんでした。今から一生懸命やるのだというふうには黒木地域安全総括官も言われましたので、国の動きを見るしかしようがないと思っております。

【知事】
 いずれにしても、まだその期限内にできるかどうかあると思いますので、我々はそれの状況を見ながら自分たちでやらなければならないことをやるということが重要かなと、そういう状況でしょうか、今日の段階では。

【記者】
 原子力防災訓練なのですが、予定は…。

【知事】
 どこでいつやるかというのは未定です。いずれにしてもやる場合には5km圏の実効性のある訓練ではあろうかと思います。
── 了 ──

 

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