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最終更新日 2008年4月18日ページID 000533

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敦賀港港湾計画

 敦賀港港湾計画が改訂されました。(平成17年12月20日 告示)

Ⅰ 港湾計画の方針

1.敦賀港の沿革および役割

 敦賀港は、日本海沿岸部のほぼ中央、敦賀湾の奥部に位置する天然の良港で、福井県嶺南地域の中心都市である敦賀市を控え、古くから我が国と対岸諸国を結ぶ中継地として、また、北海道をはじめとする国内各地を結ぶ交易拠点として栄えてきました。

 昭和26年には重要港湾の指定を受け、背後地域に立地する鉱工業の主要原燃料となる鉱産品、林産品等の輸移入基地として栄えてきました。昭和45年には北海道の小樽港との間(現在は苫小牧港との間)に定期フェリーが就航し、京阪神・中京地区と北海道を結ぶフェリー基地として発展しました。平成2年には外貿コンテナ貨物の取扱いが開始され、平成14年には北海道苫小牧港との間にRORO船定期航路が就航するなど、物流拠点としての重要性が高まってきています。

 平成15年における本港の取扱貨物量は下のグラフのとおりです。


敦賀港の位置

敦賀港の位置


敦賀港の取扱貨物量の内訳

敦賀港の取扱貨物量の内訳


 

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2.敦賀港を取り巻く状況

 敦賀港は京阪神、中京の二大経済圏を背後に有し、さらに高速自動車道のインターチェンジに近いなどアクセスに優れ、基幹的な交通ネットワークに連絡しています。

 港湾施設の整備では平成7年に鞠山北地区のフェリー岸壁、平成9年には金ヶ崎地区の水深10m岸壁が完成し、また平成15年には両地区を結ぶ金ヶ崎臨港トンネルが開通しました。

 最近の我が国の産業の生産、流通、販売の拠点はアジア、特に中国にシフトする動きが進展しています。敦賀港の背後圏を発着地とするアジア向け外貿コンテナ貨物は主に名古屋港、大阪港、神戸港などを利用しており、敦賀港が持つ地理的優位性をより活かして敦賀港への転換を進めていく必要があります。内貿に目を向けると、物流コストの低減に大きく寄与する海上輸送が着目されており、太平洋側の航路からの転換を含め、敦賀港を介した京阪神・中京地区と北海道との間に高い物流需要があります。

 このような背景のもと、外貿コンテナ貨物、フェリー貨物、RORO船貨物の取扱量が増加しており、ふ頭用地が慢性的に不足してきています。また、船舶の大型化に対応した岸壁の整備も急がれているところです。さらに、冬期においては波浪により荷役障害が生じており、定期航路の定時性と荷役の安全性を確保する観点からも、なお一層の静穏度の向上が強く望まれています。

 一方で、社会の成熟化に伴い、これまで中心であった物流・産業等の機能の拡充と高度化に加え、国際交流機能や、みなと資産を活用した賑わい空間の創造などが求められています。

 さらに、敦賀港には国指定の名勝である気比の松原があるなど、自然豊かな環境が残されていることから、これらを維持、保全していくことも課題です。

 また、海上人命安全条約への対応、災害、海難事故等への迅速な対応のため、港内の保安機能の集約・強化が求められています。併せて、船舶航行安全の面から公共水域のプレジャーボート等の適正な保管、秩序ある水域の利用を推進することも重要です。

外貿貨物を扱うコンテナ船 フェリー貨物で埋まるふ頭用地
外貿貨物を扱うコンテナ船 フェリー貨物で埋まるふ頭用地
接岸中のRORO船 静穏度が不足する港内
接岸中のRORO船 静穏度が不足する港内
みなと資産の“赤レンガ倉庫” 国の名勝“気比の松原”
みなと資産の“赤レンガ倉庫” 国の名勝“気比の松原”

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3.計画の方針

 このような社会情勢や港湾に対する要請に対処し、国内外との物流需要の変化に対応する港湾機能の強化と、国際交流も含めたみなとの賑わい空間の形成を視野に入れながら、おおむね平成27年を目標年次とし、以下のように港湾計画の基本方針を定め、改訂しました。
 

(1)海外への玄関口としての国際港づくり

 大水深岸壁および所要のふ頭用地を持ちコンテナも取り扱う多目的国際ターミナルを計画し、地理的優位性を活かした対岸諸国との海上物流ニーズに応え、福井県のみならず、広く背後圏の貨物を取り扱います。

海外への玄関口としての国際港づくり


 

(2)北海道との物流を主とした国内海上輸送機能を備えた拠点港づくり

 国内定期航路の高い需要に応えるため、所要のふ頭用地や静穏な港内水域の確保等による、安く、早く、安全で信頼性の高い港湾サービスを提供します。

北海道との物流を主とした国内海上輸送機能を備えた拠


 

(3)歴史的みなと資産等を活用した観光・景観に資する“みなとまちづくり”

 赤レンガ倉庫をはじめとする歴史的みなと資産や港湾緑地、水産関連施設等を活用することにより、また、隣接する松原海岸等との連携により、港内の賑わい空間を創出する。さらに、外貿フェリーふ頭を計画し、東アジアとの交流を促進します。

歴史的みなと資産等を活用した観光・景観に資するみな


 

(4)災害時の重大事態に対応した安全で安心できる暮らしを支えるみなとづくり

 耐震強化岸壁、物資保管・荷捌き広場、緊急用ヘリポート用地の確保による災害・事故時の即応体制を構築するとともに、巡視艇等官公庁船用係留施設を計画し、また港湾保安対策の充実による危機管理への対応を図ります。さらに小型船を適切に収容するため、小型船収容エリアの確保を図ります。
 

災害時の重大事態に対応した安全で安心できる暮らしを


 


 効率性、安全性、快適性の高い空間を形成するため、陸域約200haと水域約2,700haからなる港湾空間を以下のように利用します。

  1. 鞠山北ふ頭、鞠山南ふ頭、金ヶ崎ふ頭および川崎・松栄ふ頭は、物流関連ゾーンとする。
  2. 鞠山北地区専用ふ頭背後および井の口地区西部は、生産ゾーンとする。
  3. 松原地区、赤崎地区および鞠山北地区の一部は、海浜レクリエーションゾーンとする。
  4. 金ヶ崎地区から蓬莱・桜地区、川崎・松栄地区までの一連の地区は、交流拠点ゾーンとする。
  5. 蓬莱・桜地区の旧運河河口部、川崎・松栄地区の一部、井の口地区および花城地区は、船だまり関連ゾーンとする。
  6. 鞠山南地区の南側、蓬莱・桜地区の一部および金ヶ崎緑地は、防災関連ゾーンとする。

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II 港湾の能力

 目標年次における取扱貨物量、入港最大標準船型、港湾利用者数を次のように定めました。

取扱い
貨物量
外貿 360万トン
内貿
(うちフェリー)
1,520万トン
(うち1,140万トン)
合計 1,880万トン
入港最大標準船型 6万D/W級
港湾
利用者数
旅客施設利用者 10万人

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III 港湾施設の規模および配置

 港湾の能力に適切に応ずるとともに、多様な機能が調和し、連携する質の高い港湾空間を形成するため、既存の港湾施設の良好な維持管理とその有効利用を図りつつ、新たに港湾施設の規模および配置を計画します。

《詳細は港湾計画図をご覧ください。(pdfファイル:10.7MB) 》   

IV 港湾の環境の整備および保全

 港湾の環境の維持および改善を図るとともに、快適性、安全性の高い港湾空間を形成するため、既存の港湾施設の良好な維持管理とその有効利用および自然的環境の保全に配慮を図りつつ、新たに港湾の環境の整備および保全を計画します。

《詳細は港湾計画図をご覧ください。(pdfファイル:10.7MB) 》 
 

V 土地造成および土地利用計画

 港湾施設の計画に対応し、併せて効率性、安全性、快適性の高い港湾空間の形成を図るため、土地造成および土地利用を計画します。

《詳細は港湾計画図をご覧ください。(pdfファイル:10.7MB) 》 
 

VI その他重要事項の計画

  • 国際海上輸送網または国内海上輸送網の拠点として機能するために必要な施設を計画します。(鞠山防波堤、鞠山南地区水深14m岸壁、金ヶ崎地区臨港道路3号線)

     
  • 港内には敦賀港の歴史を物語る施設(倉庫、駅舎など)が点在し、金ヶ崎緑地等の憩いの場もあることから、計画する旅客船ふ頭、外貿フェリーふ頭などの人流機能と互いに連携・有効活用し、かつ中心市街地の活性化を目指した交流空間の形成を蓬莱・桜地区を中心に推進します。【交流拠点の形成】

     
  • 敦賀港に点在する古い倉庫群等の歴史的な港湾施設を港湾文化の貴重な財産として保全・活用しながら、周辺地域と一体となった文化的で歴史的な薫りの漂う快適で潤いのある景観形成を図ります。【港湾景観への配慮】

     
  • 敦賀港は、敦賀湾の奥部に位置していることから荒天時における避難等に利用されています。また、港湾が市街地に非常に近接しているという特徴があるため、湾内で活動する漁船や官公庁船等の物資補給の高い需要があります。このため、既存施設を有効活用し、物資補給岸壁としての利用を図ります。

     
  • 保安対策による安全を確保しつつ、新たな施設計画への対応ができるよう安全かつ効率的な運営を行うものとします。

     
  • 港湾区域を適切に管理するため、港湾機能の適正配置・再編によって既設の係留施設を有効に活用し、プレジャーボート、作業船等の適切な収容を図ります。

     
  • 港湾を利用する船舶等の航行上支障がないように桁下空間を計画します。(港大橋)


 

港湾計画図をご覧になるには、Acrobat Readerが必要です。

こちらから無償でダウンロードできます。

getacro


 

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