砂防関係主要事業の紹介(勝山市内)

最終更新日 2008年4月18日ページID 003210

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砂防関係事業

砂防事業

当管内には現在約200箇所の土石流危険渓流が存在しています。このため土石流による被害を防止するための施設整備(砂防ダムや護岸などの整備)を行っています。

地すべり対策事業

地すべりによって生じる道路の陥落や土石流といった被害を防止するための対策工事を行っています。

急傾斜地崩壊対策事業

当管内には、現在約150箇所の危険斜面の存在が知られています。これら危険斜面の崖崩れなどによる、被害を防止するための対策工事を行っています。

その他(ソフト対策について)

ハード対策事業は、膨大な費用と長い年月を必要とするため、住民の皆様に常日頃から危険箇所の把握や避難場所、避難経路などの情報を知っていただくことが大変重要なことになります。

このため県では、危険箇所の範囲などを特定する調査などを平成21年度までに完了し、市と共同して各地区への説明や計画避難体制の確立を目指しています。


 
ハード対策 ソフト対策
砂防事業 女神川暮見川、善谷川、三谷川 砂防基礎調査
地すべり対策事業 谷地区
急傾斜地崩壊対策事業

 

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火山砂防事業                      女神川

女神川は勝山市平泉寺町から、九頭竜川に合流する流域面積14.7k㎡の渓流です。対象流域は経ヶ岳に端を発し、法恩寺山、保月山などの山地に囲まれています。このため風化侵食による渓岸侵食、山腹崩壊がいたるところで見られ、今なお活発な土砂生産が行われています。また下流保全地域には、人家・耕地の他に発電所ならびに、一般国道157号も存在し、ひとたび集中豪雨が降れば土砂災害による被害は甚大なものと予想されます。

流出土砂による被害を未然に防止し、地域住民の安全を図るため、砂防堰堤を設置しています。

事業箇所
    計画概要

  • 計画堰堤   4基
             (H22現在2基目施工中)
     
  • 事業期間    平成12年度~平成28年度
  • 総事業費    9.6億円
女神川写真
 

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火山砂防事業                      暮見川

暮見川は勝山市村岡町暮見から、九頭竜川に合流する流域面積6.7k㎡の渓流です。暮見川流域の地質は、第四紀層地帯安山岩であり、風化による渓岸侵食、山腹崩壊がいたるところで発生しています。平成10年には集中豪雨による被害、平成18年には土石流が発生しており、今後、集中豪雨時の土砂流出により下流域の人家や施設に多大な被害を与える恐れがあります。

このため、流出土砂による被害を未然に防止し、地域住民の安全を図るため、砂防堰堤を設置しています。

暮見川事業箇所
    計画概要

  • 計画堰堤   5基
              (H22現在4基目施工中)
  • 事業期間    平成13年度~平成25年度
  • 総事業費    9.0億円

2号堰堤

 

 

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地すべり対策事業                      谷地区

当該地区は、勝山市街地から北西約10kmに位置し、石川・福井の県境付近にあたります。この付近は昔から「欠ヶ原」の通称で呼ばれ、古くから地すべり地域であったといえます。地質的には下位より手取層群赤岩亜層群の北谷左岸頁岩凝灰岩互層・面谷流紋岩・浄法寺層が分布し、手取群層と面谷流紋岩を貫いて安山岩貫入岩の分布が確認されています。

下流保全区域には人家・小学校の他、これら地域へのアクセスとなる県道も含まれており、地域住民の安全が脅かされる状況です。また被害想定区域には、緊急輸送道路に指定されている一般国道157号が存在しており、被災した場合、石川・福井間の重要路線が遮断されることになります。

これらの状況を踏まえて、県では災害を未然に防止することを目的に、昭和50年度から平成20年度にかけて地下水排除を中心とした対策工事を行い、平成21年度からは地すべりの状態を調べる観測業務や地すべり対策施設の点検業務を行っています。

事業箇所
    計画概要

  • 集水井    18基(1基当りの深さ10~30m)
  • 区域面積   7.2ha(保全対象面積41.1ha)
  • 事業期間   昭和50年~ 平成20年
  • 総事業費   15億円
谷地区工事写真

 
 

砂防基礎調査

現在、福井県内の土石流・急傾斜・地すべりなどによる危険箇所は、約7,000箇所、勝山市においては532箇所(土石流246箇所、急傾斜267箇所、地すべり19箇所)存在しており、このうちの約8割が未対策箇所となっています。

異常気象などによる災害から住民を守るためには、この様な危険箇所の対策工事を施すことが急務でありますが、ハード整備は膨大な費用と長年にわたる期間を必要とします。このため、ソフト対策の充実を図ることが重要な課題となっています。

砂防基礎調査は、ソフト対策の一環として、「土砂災害防止法」に基づき行っているもので、現在判明している危険箇所について、土砂災害などが発生した場合を想定した被害の範囲を、土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)、土砂災害警戒区域(イエローゾーン)として明らかにするものです。

これにより、県が指定した危険区域を地域住民の方々に知っていただき、勝山市と共に緊急時に備えた避難体制などの確立を図っています。

なお、当所においては、平成13年度から取り組んでおり、平成23年1月現在、493箇所の区域を指定しています。


    →土砂災害防止法、区域指定についての詳しい説明は 砂防海岸課のホームぺージへ
 

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砂防施設の管理

定期的なパトロールによる各区域指定地内の施設点検および異常箇所における補修工事などの維持管理を行っています。

砂防施設の維持風景

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