体験!福井県の漢字学習「毛筆で古代文字」を越前市岡本公民館にて開催しました。
体験!福井県の漢字学習「毛筆で古代文字」(白川文字学から金文を考える)
日時 平成30年8月25日(土)10:00~12:00
会場 越前市岡本公民館
参加者 11名
内容
「体験!福井県の漢字学習」として、福井県の全小学校で取り組んでいる「白川文字学を活用した漢字学習」や生涯学習・文化財課オリジナルの「毛筆で古代文字」を講義、演習形式で体験していただきました。
今回は書道を専門的に勉強している学習会ということで、白川静博士が研究の対象とした古代文字(金文)について、より深く考えることを目的とした内容となりました。「大盂鼎」といわれる中国の周代に青銅器に鋳込まれた古代文字(金文)について、その内容と特徴を白川静博士著『金文の世界』から紹介し、概略を理解したうえで、毛筆で書く上で気を付ける点について紹介しました。
例えば「文」という漢字には、真ん中にハートマークのようなものがあります。一見すると拓本を採ったときのミスや、青銅器についたキズのようなものであるようにも解釈できそうです。しかし、白川静博士著『字統』などで確認すると、文身(入れ墨)であることが分かります。
このように、字源を確認することで、確かな筆使いにもつながります。古代文字は肉筆資料が極端に少ないものですので、毛筆で作品等を制作する際にも白川静博士の研究は生かされます。
生涯学習・文化財課では、漢字を楽しく学ぶ出前講座を行っています。興味のある方はぜひご連絡ください。
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