施設ごとのバランスシート・行政コスト計算書の作成について

最終更新日 2009年4月1日ページID 008161

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趣旨

  • 平成15年度から開始した新たな財務分析の試みとして、県民の皆様になじみのある企業会計的手法(発生主義)を用いてコスト等を明らかにすることにより、透明性の高い施設運営を目指します。
  • 個別の施設の収入・支出の状況を利用者一人あたりのコスト負担として算定することで各施設のコスト意識を醸成するとともに、利用状況、活動実績、全国比較における施設の特徴などを併せて比べることで、県民の皆さんの視点に立って利用しやすい施設を目指します。
  • 年度間の資産の推移や行政コストの増減を比べることで、その年度の活動や経費削減の成果が明らかになり、効率的で効果的な施設運営を目指します。
  • 公の施設は民間施設と異なり、多くの施設が無料または低料金で利用できるとともに、個人では入手困難な書籍や楽器等に接する機会も提供しています。そのため、今回のコスト分析は施設運営を評価するひとつの指標ですが、利用者の満足度や地域への貢献度などを含め、成果を多面的に評価できるよう、引き続き検討して行きます。


 

作成基準

総務省「地方公共団体の総合的な財政運営に関する調査研究会」の作成基準に基づき作成

(1)対象

県民に広く利用されている主な公の施設(30施設)について作成

(2)作成の基準日

平成19年4月1日から平成20年3月31日までの1年間

(出納閉鎖期間中の現金出納は期間内として整理)

(3)行政コストの範囲

建物等の減価償却費、修繕費、職員給与、公債費利子、その他施設運営に必要な消耗品、委託料、光熱水費 等


 

今回の分析の特徴

  • 施設の取組みをわかりやすく紹介

施設の特色をキャッチフレーズでアピールするともに、各施設の特徴がわかるよう図表や写真を多く使って、施設の利用実績や活動状況などを紹介

  • 施設管理や財務諸表分析の新たな動きへの対応

指定管理者制度の導入や連結バランスシートの考え方に併せ、特に管理委託をしている施設は、県の支出の観点から、管理委託の経費はすべて物件費に計上

  • 年度間の推移をわかりやすく分析

前年度との数値の比較を増減率で明示し、さらにその理由を分析。また、人事異動や退職に伴う経費の変化を平均化するため、人件費は職員一人当たりの標準的な人件費で積算

※指定管理者の扱いについて

県は利用料金収入見込額を減額した委託料を指定管理者に対して支払い、指定管理者は、県委託料と利用者からの利用料金で施設の管理運営を行います。

なお、財務諸表は県の決算額としていますが、事業実績等に関するグラフや説明は指定管理者の事業実績を説明しており、過去との比較ができるようにしています。

対象施設

番号 施設の種類 施設名
1 文化施設 福井県立図書館
2 福井県立若狭図書学習センター
3 福井県文書館
4 福井県立音楽堂
5 福井県立恐竜博物館
6 福井県立歴史博物館
7 福井県立美術館
8 福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館
9 福井県立若狭歴史民俗資料館
10 貸館・貸室 福井県国際交流会館
11 福井県社会福祉センター
12 福井県産業振興施設(サンドーム福井)
13 福井県生活学習館
14 展示・体験施設 福井県児童科学館
15 福井県陶芸館
16 福井県自然保護センター
17 福井県海浜自然センター
18 総合グリーンセンター
19 福井県立運動公園・福井県少年運動公園
20 福井県立武道館
21 宿泊・研修施設 福井県中小企業産業大学校
22 福井県産業情報センター
234 福井県立奥越高原青少年自然の家
24 福井県立芦原青年の家
25 福井県立鯖江青年の家
26 福井県立三方青年の家
27 福井県立青少年センター
28 スポーツ施設 ふくい健康の森(健康スポーツセンター、温水プール、健康スポーツ公園)
29 保健福祉施設 ふくい健康の森(県民健康センター)
30 ふくい健康の森(生きがい交流センター)

 

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