財政事情　第１２７回

約43,000株が咲き乱れる日本海側随一のつつじの名所 西山公園。毎年5月上旬に
つつじまつりが行われ多くの人で賑わいます。（出典　福井ふるさと百景）
　　

  まえがき

　この財政事情は、県の財政状況と県が管理する地方公営企業の業務状況を広く県民の皆様に知っていただき、県政に対する御理解と御協力をいただくため、県が毎年２回公表しているものです。
　今回は、平成２４年度当初予算の概要と平成２３年度下半期（平成23年10月1日から平成24年3月31日まで）の財政運営の状況を中心に、県財政の推移と現状について説明します。
　最近における我が国経済は、東日本大震災の影響により、依然として厳しい状況にある中で、緩やかに持ち直しております。ただし、欧州政府債務危機や原油高の影響、これらを背景とした海外景気の下振れ等によって、我が国の景気が下押しされるリスクが存在しております。
　また、県内経済においても、緩やかに持ち直し基調にあるものの、先行きについては、海外景気の下振れや原油高の影響、原発再稼働の動向等による景気の下振れリスクもあります。
　こうした状況の下、「にっぽんのふるさと」福井の発信などを政策の柱に掲げ、２４年度当初予算を編成しました。
その一方で、今後、北陸新幹線整備や国体開催などの大型プロジェクトに対応しながら、将来に向けて健全な財政運営を堅持するため、昨年７月に策定した「第三次行財政改革実行プラン」に基づく行財政改革を着実に進めてまいります。
　県民の皆様におかれましては、この公表を通じて、本県の財政状況について御理解いただくとともに、今後とも県政推進に一層の御協力をお願いいたします。

 

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