財政事情　第１２８回

 

豊かな自然に囲まれた九頭竜湖（出典　福井ふるさと百景）
　　

  まえがき

　この財政事情は、県の財政状況と県が管理する地方公営企業の業務状況を広く県民の皆様にお知らせし、県政に対する御理解と御協力をいただくため、県が毎年２回公表しているものです。
今回は、平成23年度の決算状況ならびに平成24年度の上半期（平成24年4月1日から同年9月30日まで）における財政運営の状況および公営企業の業務状況について公表します。
さて、最近の県内の経済情勢は、全体として持ち直しの動きが見られるものの、世界景気の減速等を背景として、回復の動きに足踏みが見られる状況になっています。
　こうした厳しい財政状況の中、6月補正においては、原子力発電所の運転停止により経済・雇用への影響が懸念される嶺南地域への緊急対策や4月上旬の大型低気圧により被害を受けた漁港や港湾施設などの復旧のため、所要の補正を行いました。また、7月専決予算においては、局地的大雨による被害対策のため、越前和紙産地の復旧に向けた支援や被災した中小企業等に対する資金繰りの支援を実施しました。さらに9月補正予算においては、北陸新幹線の延伸に向けたまちづくり、食を活かした観光誘客の促進、新事業展開や販路開拓などに対する支援体制の拡充などの経済・雇用対策の充実、幼児教育や学力向上など「18年教育」の充実を図る福井新々元気宣言の実現に向けた予算を編成しました。
県民の皆様におかれましては、今回の財政事情の公表を通じて、本県の財政状況に御理解をいただくとともに、県政推進のため、今後とも一層の御協力をお願いいたします。
 

 

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