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文化財公開展

美山の神仏(かみほとけ)

ふたつの樺八幡神社より

2011年 11月3日(祝・木)〜12月4日(日)
会期中休館日:11月9日(水)・24日(木)
旧足羽郡美山町は山間(やまあい)にありながら、福井市街と大野市、さらに美濃を結ぶ路線上にあることから早くから開けた重要な地域でした。
美山について記載された古い文献はほとんど伝えられていませんが、平安時代に作られた国の法令集「延喜式」には国家を守る重要な神社として「樺(かば)神社」の名が記されています。
この神社こそ今日美山に残る樺八幡神社のことと考えられ、少なくとも1300年前には全国レベルで知られた美山一番のパワースポットであったことがわかります。

ところで「樺八幡神社」を名乗る神社が美山町に3つあることをご存知でしょうか。
足羽川沿いに南野津又(みなみのつまた)、中手(なかんて)、東河原(ひがしこうばら)の各集落に鎮座しています。
このうち中手の樺八幡神社は、平安時代に作られた大きな阿弥陀如来坐像(周丈六)や等身大のニ天像をはじめとする多数の県指定文化財を所蔵することで知られています。
また、東河原の樺八幡神社には閻魔王(えんまおう)の率いる十王像とされる古像が伝えられ、歴史の重さを実感させます。

美山屈指の古社・樺八幡神社の由緒を伝える“かみさま・ほとけさま”が県立歴史博物館へ初のお目見えです。
村びとが大切に伝えてきた霊像との語らいのひとときをお楽しみ下さい。
展示コーナー
中手 樺八幡神社より 阿弥陀如来坐像(県指定文化財)、多聞天立像(県指定文化財)、広目天立像(県指定文化財)、石造狛犬(永正18年銘)ほか 
東河原 樺八幡神社より 閻魔王立像、伝十王像坐像、祈祷札(文政12年銘)ほか 
関連イベント
11月 6日(日)  14:00〜 ギャラリートーク(展示説明会)
11月20日(日)  13:00〜 神仏(かみほとけ)と楽しむ茶会
エントランスロビーにて お茶券300円
当館学芸員と福井県庁茶道部による茶会です。
神と仏にまつわるお道具立てでお茶をお楽しみください。
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