福井県立歴史博物館 ご案内 企画展示 常設展示 アクセス 図録通販
TOP企画展示企画展示一覧 > 過去の企画展示/福井県野球物語―甲子園をめざした球児たち―

企画展示  過去の企画展示

企画展示カレンダー過去の企画展示一覧
特別展

福井県野球物語

〜甲子園をめざした球児たち〜

2021年 7月23日(金・祝)〜8月31日(火)
会期中無休

特別展料金 :一般400円 大学・高校生300円 小・中学生・70歳以上200円
         ※20名以上の団体は2割引
 野球は、明治初期に日本に伝えられ、明治時代の終わりごろには全国に広まりました。福井県では、明治時代中ごろに、福井師範学校で野球とみられるゲームがおこなわれたことが始まりとされます。その後、武生中等学校をはじめとする県内中等学校に野球部が創設され、各地で対抗試合がおこなわれるようになりました。
 大正4年(1915)に初めての中等学校野球の全国大会が開催され、大正13年に甲子園球場(現 兵庫県西宮市)が完成し、全国大会の会場になりました。県内各校も甲子園出場をめざし、大正14年に敦賀商業学校が本県初の甲子園出場を果たしました。その後、同校は昭和6年(1931)まで連続出場し、全国にその名を広めました。地元では球児たちへの熱狂的な応援が広まり、福井でも野球ブームが盛り上がりました。
 戦時期に一時中断した全国大会も、昭和21年に再開され、23年からは全国高等学校野球選手権大会として、現在まで開催されてきました。これまで多くの県内の高等学校が出場し、活躍してきました。全国大会で活躍する球児たちの姿は、地元福井のアピールとともに、県民の一体感を醸成する機会となったといえます。
 本展では、高校野球を中心に、明治から平成にかけての福井県の野球の歴史を紹介します。

展示コーナー
1 野球部の創設から全国大会へ ―明治から昭和戦前期―
 明治時代後期から大正時代にかけて、福井県内の中等学校(旧制中学)に野球部が創設されました。その中で、圧倒的な強さを誇ったのが敦賀商業学校です。大正14年の第11回全国大会に初出場して以来、昭和9年までに10回連続出場し、同校の名は全国に知れわたりました。この敦賀商業学校を破って、昭和11年の第22回大会に初出場を成し遂げたのが福井商業学校です。ここでは、明治末期から昭和戦前期にかけての県内の中等学校の野球部の歴史を紹介します。
2 甲子園の土を踏む ―昭和戦後から平成へ―
 昭和22年の学制改革により、中等学校が新制の高等学校に替わり、中等学校野球部は高校野球と呼ばれるようになりました。県内でも各高校野球部が新たなスタートを切り、昭和24年には武生高校が甲子園初出場を果たしました。以後、これまでに多くの高校が甲子園の土を踏んできました。昭和53年の選抜大会で準優勝した福井商業高校、平成27年(2015)の選抜大会で福井県に初めて優勝旗を持ち帰った敦賀気比高校などを始めとして、本県高校野球の歴史に大きな足跡を残しました。ここでは、戦後から現在までに甲子園大会に出場した県内各高校の活躍ぶりと、それを応援した人びとの姿を紹介します。
3 プロ野球での活躍―福井ゆかりの選手たち―
 昭和初期から現在に至るまで、県内の高校球児たちがプロ野球の道へ進み、野球人として活躍しました。昭和前期には、阪神タイガースの主将をつとめ後に監督に就任した松木謙治郎など敦賀商業学校出身者が、昭和20年代から40年代にかけては、武生・若狭・敦賀高校出身者が多くいます。平成に入ると、大野高校や福井商業学校、さらに敦賀気比高校出身者が大半を占め、いずれも甲子園大会に出場し、活躍した選手たちでした。ここでは、県内高校出身のプロ野球人が着用したユニフォーム等、各選手にちなんだ資料を展示紹介します。
関連イベント  ライフ・アカデミー連携
8月21日(土) 
 14:00〜15:30
ふくい歴博講座
「福井県野球物語」
講師:山形裕之(当館教育文化普及員)
参加無料・事前受付(電話申込、先着順)
定員80名・筆記用具持参
※終了しました
↑ページトップへ
〒910-0016 福井県福井市大宮2-19-15 TEL:0776-22-4675 FAX:0776-22-4694
https://www.pref.fukui.lg.jp/muse/Cul-Hist/