Q&A サツマイモの貯蔵法

最終更新日 2016年9月2日ページID 003021

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Q.サツマイモの上手な貯蔵法とは?

 サツマイモの貯蔵のポイントは、10℃以下の低温にしないという点です。
 一般に青果物の貯蔵は低温(凍らない程度)ほど良いため、冷蔵庫が用いられます。しかし、サツマイモやバナナ、ウメなどは、冷蔵庫に入れると、黒く変色したり腐敗したり、かえって日持ちが悪くなります。この現象を、低温障害を呼び、サツマイモは、低温障害を起こす代表的な青果物の一つです。
 家庭で貯蔵するには、段ボールや木の箱にもみ殻を詰め、その中に表面を乾かしたサツマイモを入れ、屋内の温度変化の少ないところで保存します。特に冬の間は屋外で貯蔵しないでください。この方法でうまく貯蔵すれば、翌年の4月までは貯蔵することができますが、10~20%の消耗は覚悟しなくてはなりません。
 サツマイモを長期間貯蔵する方法にキュアリング処理があります。これは、収穫したサツマイモを約35℃の部屋に3~4日間置いて、加温、加湿処理を行うことです。この処理によって、イモの傷口にコルク層を作り、傷口からの腐敗菌の侵入を防ぎ、水分蒸散を抑えて長く貯蔵することができます。
 青果物は収穫後も生きていることで微生物による腐敗をまぬがれています。呼吸や蒸散をいかに防いで、長く生かせるかが貯蔵の決め手となります。

 

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