越前市地域子育て支援センターとの意見交換会を開催しました

最終更新日 2021年9月13日ページID 048273

印刷

 議会の政策立案機能や監視機能の強化に向け、県民の多様な意思を直接把握するとともに、議会・議員の活動を広く理解
いただくため、福井県議会広報会議(会長 田中宏典議員)では、毎年、県民の皆様との意見交換会を開催しています。
 今年度2回目となる意見交換会を越前市地域子育て支援センターの職員や利用者の方と開催し、子育て支援についてお話
を伺いました。

[日  時]令和3年10月28日(木)
[会議形式]市民プラザたけふ
[参 加 者] 県議会議員 西畑 知佐代副会長、西本 正俊委員、西本 恵一委員、山浦 光一郎委員
      
越前市地域子育て支援センター  職員3名(ピノキオ2名、フォルマシオーン1名)
                      利用者5名   

   子育て(1) 子育て(2)

(子育て家庭への支援策について)

 ・子どもと一緒に出掛けられる居場所づくりをお願いしたい。市民プラザたけふ内の「てんぐちゃん広場」は、土日も
  空いているし、予約なしでいつでも来ることができるので本当にありがたい。家の中では、親にストレスが溜まって
  も、ストレスの行き場がない。(利用者)

 ・子どもの「一時預かり」が利用しやすいとありがたい。私は夫の転勤で福井県に来たが、頼る人がいないので、自分
  が病気になったらどうしようと不安に思っている。急な「一時預かり」であっても引き受けてもらえたり、もっと利
  用料金が安いとより利用しやすい。夜も「一時預かり」 があればいいが、特に日中、働いている時間帯に利用できる
  とありがたい。(利用者)

 ・今回、県では保育料の無償化や病児保育・一時預かりの利用料が無料化になる「子だくさんふくいプロジェクト」に
  取り組んでいることが分かった。ただ、私たちは、スマホでインスタグラムなどのSNSをみて情報を仕入れる。育
  児や家事に追われる中で、スマートフォンで簡単に情報にアクセスできるからだ。若い世代に伝えていこうと思うの
  であれば、SNSを利用していただくといいと思う。(利用者)

 ・(越前市地域子育て支援センターの1つである)「一陽」さんは、毎日インスタグラムを更新してくれ、それを見る
  と多くのママさん達がイベントに来ていることが分かるので、私にも行けると分かる。私の周りでもそういう人が多
  い。その点で、インスタグラムはいいと思う。(利用者)

 ・インスタグラムでは、「今日こんな相談会があった」とか、「離乳食を食べない」ことや「嫌になる」ことなどに
  1人で悩んでいるママに「大丈夫、あなただけじゃないよ」というコメントがついたり、そのコメントに「いいね」
  がついたりして、私たちも共感できる。また、「男性は育児に参加しない」といったアカウントは、閲覧数がだい
  たい伸びている。例えば、「男の人の『お風呂に入れる』は風呂に入れるだけ。服も脱がさないし、ウンチの始末
  もしない。お風呂に入れるだけ入れたら『はい、あがったよ』と呼んでくるだけ。保湿をして、体を拭いて、着替
  えもして、それが全部終わることが『お風呂に入れる』だ」とみんな思っており、それに「いいね」がつく。その
  ようなことを楽しい感じで発信してくれれば、SNSに訪問する人が増えると思う。(利用者)

 ・SNSの投稿に気づいてもらうために#(ハッシュタグ)を付けるというより、より閲覧されるような記事を掲載す
  ることが大事ではないか。投稿内容や記事をハッシュタグで探すと言うよりは、「おすすめ」に出てきた投稿を見る
  ことが多い。いろいろな人がフォローした記事は「おすすめ」に出てくる。県議会議員の子育てプロとか失敗談など
  は興味をひくのではないか。うまいことばかりを載せていると「インスタ映えするものだけ見せているのだろう」と
  受け取られるので、失敗したことも載せれば意外と閲覧数が伸びると思う。自分が駄目だった部分を振り返るとか、
  後から妻にこう言われたといったことも共感されるのではないか。なお、例えば「ピノキオ」について知りたいと
  思ったら、ハッシュタグで調べるよりも、検索して知りたい情報を探している。(利用者)

 ・仕事をしていると保育園に午後6時まで子供を預けられるが、育休に入ると4時までになる。特に2人目の子どもが
  生まれると、上の子の迎えや夕飯づくり、子供2人の世話など、実際には午後4時から6時まですごく忙しい。その
  ため、2人目が生まれても、これまで通り午後6時まで預けられるようにしてほしい。延長保育で対応してもらえる
  のかもしれないが、お願いしにくいし、追加でお金を払うというのも何か違うように思う。制度が少し変わって預け
  られる時間が長くなると、精神的な負担がすごく減る。(利用者)

 

(子育てと仕事の両立における課題について)

 ・センターでは、「一時預かり」について、お母さん達の急な預かり希望に対し十分に対応できているわけではないの 
  で、出来るだけ対応したいと考えている。(センター)

 ・市町にもよるようだが、保育園への入園について、待機で入れない方もいらっしゃるので、何とか入れるようにして 
  いただきたい。育休中の方で、次の年も保育園に入れなくて職場へ育休の延長をお願いする人もいる。(センター)

 ・例えばおじいちゃんやおばあちゃんと同居している人は、おじいちゃんやおばあちゃんが子供をみることができると
  いうことで、本当は保育園に入れて働きに出たいのに、保育園には入れない。しかし、会社の方はこれ以上育休が取
  れないために仕事に戻らざるを得ない。おじいちゃんやおばあちゃんにみてもらって、幼稚園まで我慢するという人
  もいる。(利用者)

 ・私は夫の転勤で福井県に来たのでおじいちゃんやおばあちゃんはいないが、保育園には入れなかった。育休の延長を
  申請しているところである。(利用者)

 ・子供は2人いるが、0歳児はほぼ入れないと思った方がいいと言われている。(利用者)

 ・保育士が不足していることも影響しているのではないか。保育士のなり手が少ないのだと思う。(センター)

 ・当センターは保育園に併設されているが、保育士には子育て世代の方もたくさんいる。働きたくても、休みが取りに
  くいなどの理由から子育てとの両立ができないという声もある。(センター)

 

(男性の育児参加について)

 ・勤めていない主婦の場合、夫から「お前は働いていないのだから、(育児や家事を)お前がするのが当たり前だろう」
  と言われることが多い。(利用者)

 ・生活費をまともにもらえない人もいるようだ。食費などに使えるお金を細かく決められている人もいる。ただ、私たち
  には愚痴を言えても、旦那さんには言えないようだ。(利用者)

 ・一人目の子を妊娠した時、そのまま会社を辞めないといけない状況になった。育児休業給付金は出ないし給料も入って
  こない中で、夫の給料から子供の費用や自分の食費を支払うという状態になった。夫から早く働いてほしいとも言われ
  た。育児休業給付金などの給付を、仕事をしているか否かにかかわらず支給していただけるとありがたい。(利用者)

 ・夫からは、直接は言われないが、「俺は働いているからお金を持ってくるけど、お前は働いていないのだから家の事は
  ちゃんと一人でやってね」という無言の圧力を感じることがあり、肩身が狭いと感じることがすごくあった。(利用者)

 ・お金を稼ぐ方が偉いという考え方が根本にあるのではないか。そういう概念が一般に浸透しているから、主婦はすごく
  肩身が狭いと感じることが、(男女共同参画社会といわれて久しい)現在でも普通にある。(利用者)

 ・まずは男性の意識をなんとか変えないといけないのだろうと思う。そのためには、まず会社で理解が進むことが大事だ
  と思う。育休の制度はあっても、結局休みを取れない。「もっと取りなさい」というくらい義務的にしてもらえるとい
  い。(利用者)

 ・夫の方も、「育休を取ってもいいけど昇給はないよ」とか、「育休から戻ってきたときに同じ仕事をできるとは思わな
  いでね」とか言われたりして辛い思いをしているとは思う。会社には、まだ男社会で、仕事をする人の方が偉く、残業
  する人の方が偉いと言う風潮があるのではないか。(利用者)

 ・来年の4月から育児・介護休業法が改正され、男性が育休を取得しやすい環境を整備することが企業に義務付けされる
  とのことだが、できればパパ世代ではなく、もっと上の世代、50〜60歳代の人の考えを変えてもらえれば、上司か
  らも休みを取るように言ってもらえるし、チラシでこういう制度をやってますということを会社の掲示板などに張り出
  してもらえ、パパ世代が育休を取りやすいのではないかと思う。(利用者)

 ・親戚の公務員は週1日の育休を連休となるようにとったが、給料は出ない。私の職場でも育休を取り始めた人がいて、
  午後休を育休にしているが、無給という取り方もあるようだ。(利用者)

 ・私たち主婦には家事にも育児にも休みがない。夫は会社が休みの日はゆっくりくつろげても、私たちは子供の世話も家
  事も全部預けられる訳ではなく休みがない状態でやっている。「お前は休みがあるだろう」というようなことを言われ
  るのはおかしい。(利用者)

 ・家事と育児を休みだと思っている男性は多いと思う。休んでいるわけではなく、全て仕事なのに。休日がない。無償で
  ボランティアとしてやっているようなものである。自分の子供は可愛いから、可愛さだけで頑張っている。(利用者)

 ・育休を取っても、子育ても家事もしないのでは困る。父親に対する研修があると良いのではないか。(利用者)

 ・育児"休業”という名称をやめて欲しい。休みではない。会社や社員の立場からは仕事は休みなので休業となるが、家庭
  の立場からは育児に専念するための制度であるはず。育児休業を休暇だと受け取られないようにすべきだ。(利用者)

 

(その他)

 ・保育士は増えているのか。保育士が増えて0歳時が入りやすくなる見込みはあるか。(利用者)

 ・現状では厳しいと思う。保育園の方に保育士が少なく、特に0~2歳児の受入れが難しい。(センター)

 ・現場に若い保育士が必要だが、実際にはすごく少ない。高齢の保育士では、抱っこやおんぶも膝が痛くてできない。
  (センター)

 ・命を預かるので保育士は毎日真剣に取り組んでいる。改善しながら毎月避難訓練をしたり、子供のお昼寝の間にやるこ
  とも多い。たくさんいればいるほど、保育士にもゆとりが出てくるのだが。今は本当に手一杯で、ちょっとしたことで
  もピリピリしてお子さんに伝わったり、保護者にお手紙を書きたいと思っても書く時間がなく、どうやってコミュニ
  ケーションを取るとよいかを考えている。根本的なところだが、そういうところにも気を留めて支援していただけると
  ありがたい。(センター)

 ・大学等で保育士コースにいる学生であっても、全員が卒業後に保育士になるわけではないと聞いている。深刻だと思う。
  (センター)