子育て世代との意見交換会を開催しました
議会の政策立案機能や監視機能の強化に向け、県民の多様な意見を直接把握するとともに、議会・議員の活動を広く理解いただくため、福井県議会広報会議(会長 大森哲男議員)では、毎年度、県民の皆様との意見交換会を開催しています。
今年度2回目の意見交換会は、子育て世代の方々から子育て支援や子育てと仕事の両立における課題等についてお話を伺いました。
[日 時]令和5年10月23日(木)
[場 所]エンゼルランドふくい
[参 加 者] 県議会議員 大森哲男会長、宮本俊委員、笹原修之委員、福野大輔委員
子育て世代 4名
(福井の子育て環境について)
・東京から他県への移住を考えて、色々調べたところ、福井県が子育てに適した環境であると思い移住した。福井は病児保育が
あるなど子育て支援が充実しており、ファミリー向けのお店が多く、季節感があり、子どもがのびのびと成長できる。
(子育て支援について)
・男性も子育てに関わりたい人は多いが、子どもとの遊び方や反抗期における接し方などが分からない。具体的にどう対応すると
よいか体験できるようなソフト面の支援があると良い。
・福井の女性は日本一頑張っている。男性の方が伸びしろがあるので、男性の家庭進出を後押しするような支援があると良い。
・コロナ禍でDVや虐待の件数が増えた。子どもに無関心の父親、離婚して音信不通になる父親などもいる。離婚した場合の
養育費はひとり親の責任になっている。養育費が支払われない場合に、行政が養育費を立て替えて、取り立てるような制度
があると良い。
(子育てと仕事の両立における課題について)
・子育てを機に仕事を辞めた人でも、社会とのつながりを求めて、興味があることを新たに仕事にしたいと思う人は多い。
チャレンジしたい人に対する支援があると良い。
・産休や育休をとるときに、会社が代わりの社員を補充してくれて、戻る場所をつくってくれた。子どもが風邪をひいたときは、
当日欠勤でも対応してくれるのは助かっている。会社の協力があるのは大きい。
・コロナもあり、病児保育を予約しようとしても、すぐに埋まってしまう。予約が取れなくて、仕事を休まざるを得ないときも
ある。
(子どもを持つことについて)
・昔と比べて、仕事や友達、趣味で十分というように、自分を大事にしたい女性が多くなった。自分の大事なこと以上に、子ども
を持つことの幸せを感じたり、子育てに不安がないことが大事である。子どもを産むにあたっては、習い事や留学をさせる
など、満足する育て方ができるかどうかを考える。
・子どもを産むには、自分に余裕があり、子どもを可愛がってあげられることが重要である。