子育て世代の皆様との意見交換会を開催しました
議会の政策立案機能や監視機能の強化に向け、県民の多様な意見を直接把握するとともに、議会・議員の活動を広く理解いただくため、福井県議会広報会議(会長 西本正俊議員)では、毎年度、県民の皆様との意見交換会を開催しています。
今年度1回目の意見交換会は、子育て世代の方々から子育てにかかる不安や悩みについて、また、本県の出産・子育て支援策に対する思いや希望についてお話を伺いました。
また、意見交換会終了後は、議場の傍聴席とおやこポケット(議会図書室)を見学していただきました。
日 時:令和7年10月27日(月)
場 所:県議会議事堂内会議室
参加者:県議会広報会議 渡辺大輔副会長、清水智信委員、山浦光一郎委員、三宅わたる委員
子育て世代 4名
(子育て世代の抱える不安や悩みについて)
・進学や就職で県外へ人が出ていき、出生率もそうだが県内人口も減っていくことが心配である。県外に出て行った人も、また福井に戻ってきたいと思える環境や職を充実させる必要がある。
・福井は共働き家庭が多いが、それでも女性の方が家事育児に関わることがやはり多いと感じる。女性の自己犠牲の上で家事育児が成り立っているように感じる。
・不登校の子供が社会の中で受け入れてもらえていないと感じる。県外には、公立学校以外にもたくさんの選択肢があるところもあり、うらやましいと思う。
・祖父母世代、高齢者にとっては、学校に行くことが当たり前で、行かせないのは親が悪いと考える人が多い。学校に行かない選択をすることを受け入れてもらえない。
・育児休暇を終えて仕事復帰すると、完全にフルタイムで残業もあり、家事育児に関わる時間がなかなか取れない。もっと柔軟な働き方ができると良い。
・育児休暇を取る際に、代替職員が適切に補充されないと、残される側の負担も大きいし、休む側も申し訳ない気持ちが大きい。
・子育てが原因でキャリアを諦めざるを得ない女性もまだ多い。時短勤務になった途端に自分のやりたかったことができなくなるというようなことが無いよう、企業側の支援が望まれる。
(本県の出産・子育て支援策に対する思いや希望について)
・高校、大学へと進学していくことや将来的なことを考えると、お金の心配は必ずある。教育にかかる費用の支援制度がしっかりあると良い。
・いろいろな支援がされていると思うが、子育て・教育にかかる費用はいろいろあるので、給食の無償化など、行政ができる支援はまだまだあると思う。
・市町レベルでは給付金など手厚いところもあるが、県全体に広がると良い。
・福井にも遊び場がたくさん出来てきているが、県外の遊び場をみるとまた違う魅力がある。プレーパークみたいなものが福井にもあると良い。教育移住や子育て移住として福井に来る人も増えると思う。
・県は、子どもにやさしい環境づくりをしていると思うが、情報が行き届いていないと感じる。県からの情報発信を、あまり固くせずに気軽に発信されると良い。















