第３回福井県白川文字学ゼミ公開講座を開催しました

「漢字の層と面」　　

講師：早稲田大学社会科学部・社会科学総合学術院教授　笹原 宏之 氏 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

平成３０年8月8日（金）14:00~　　　於：パレア若狭

　

　平成３０年度第３回の福井県白川文字学ゼミは、早稲田大学社会科学部・社会科学総合学術院教授の笹原宏之先生を講師にお迎えし、開催しました。

　笹原先生は、国字研究の第一人者で、昨年度には「立命館白川静記念東洋文字文化賞優秀賞」を受賞されました。

　今回のテーマは、「漢字の層と面 」で、29名の方が参加されました。

　参加者のみなさんからは、「日本の漢字の重層性と多様性を理解できました。豊富な例、ユーモアのある語り口であっという間に時間が過ぎました。国語の指導に生かせそうなものや子どもたちの興味を引くものも学べてよかったです。」「同じアジア圏の文化であっても、様々な民族性が漢字の意味や読み方ひとつに表れていることに、ますます漢字というものの奥深さを感じました。」「中国は最新のものしか残らない上書き社会。日本は併用できる層をなす社会。そこから見る日本語の漢字の多様性は面白い発見ばかりでした。」といった声が聞かれました。