「令和3年度 書写指導員研修(理論編)」を開催しました。

最終更新日 2021年10月25日ページID 048015

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山梨大学名誉教授 宮澤 正明 氏 の動画による書写研修会を実施しました

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日 時  令和3年10月18日(月)14:00~15:45
           10月19日(火)13:00~14:30  

会 場  18日(月)人道の港 敦賀ムゼウム ・ 19日(火)福井県生活学習館

参加者  39名

内 容

 県では、小・中学校を対象に書写指導員派遣事業を行っており、希望する学校の書写の授業に指導員を派遣し、実技指導の面でサポートしています。そして、学校の実態や学習指導要領の動向等を知ってもらうため、指導員対象の研修を行っています。
 理論編は、山梨大学 名誉教授 宮澤 正明 氏を講師に迎え、『国語科書写における「書写」の位置付けと充実~書写教育の不易と流行~』をテーマに、 2会場で研修会を実施しました。5月に予定していた研修でしたが、今回、動画を視聴しながらの研修に形を変えて実施しました。

 最初に、書写の要素として「姿勢・執筆」「用具・用材」「筆使い」「筆順」「字形」「文字の大きさ」「配置・配列」「書く速さ」など、10の内容について一つ一つ実技を交えながら解説を聴きました。宮澤先生の手元を大きく画面で見ることができ、さらに、指導する際の具体的な声かけなども実際に書きながら教えていただき、ポイントをどのように押さえたらよいのか、書写の基礎・基本をどのように学んでいくのかがわかりました。最後に、学校でのICT活用や新しく変わった教科書についての説明を聴き、これからの学校教育について学びました。

 書写は技能の習得だけではなく、文字の原理・原則や配置・配列なども理解し、相手意識を持ちながら日常で使えるようになることが大切です。参加者は、学校現場でも役立てたい!と熱心に耳を傾けていました。

 <参加者からの声>
・画面が大きく、筆使いなど大変よく見えました。とてもわかりやすく、指導に役立ちます。
・これからは、教科書にあるその文字を教えるのではなく、「めあて」を文字に生かすことだと理解しました。
・「しっかり話し合いをする時間」と「しっかり練習する時間」を作ることが理解できました。
・筆使いが丁寧に学べてよかったです。授業の進め方や「の」の書き方など参考になりました。
・正直、今までの書写指導はパターン化していたと思います。今後、課題を与え、解決に向けて考える授業展開
 を行っていきたいと思います。
・どうしても、これまで受けてきた授業を思い出し、それをなぞってしまいがちですが、書写の基本を学ぶため
 に、ぜひこの動画を基礎基本を学ぶ研修の一つとしてHPにアップしてほしいです。
・「こどもが食いつく授業」を目指したいです。
・評価について非常に参考になりました。
・宮澤先生の4コマ漫画、nice!!
・とても心が落ち着きました。宮澤先生の字の美しさに引き込まれていきました。
・研修は、講義だけよりも実技のあるものが良いと思います。
・簡単な文字にも原理・原則があることを知りました。その重要性の説明がわかりやすかったです。
・実際に指導に役立つだけでなく、指導の哲学や理念のようなものも学ぶことができました。このような研修は
 小グループで、動画を止めたり繰り返したりしながら学べるといいと思いました。
・限られた時間の中でたくさんの内容を教えていただき、うれしかったです。
・行書についても教えていただけるとありがたいです。
・動画もいいですが、質問もできるので、やはり対面で受けられる方がいいかもと思いました。
・いつでも筆に触れることができる「水書筆のコーナー」があるといい!!と思いました。(教員)
・指導員の先生方に、「学校は学校目標のもと学習が進んでいる」「教員と相談してほしい」とのアドバイスを
 言っていただきありがとうございました。(教員)

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