開催日:平成20年3月28日

【公安委員会出席者の承認】

 警察本部長から、今春人事異動に伴う新たな公安委員会等出席者の説明があり、これを承認した。(規則第7条第2項)

1 包括的案件

〈報告事項〉

(1)福井市開発3丁目におけるタクシー強盗事件の検挙について
 県警察から、本年3月14日に福井市内で発生したタクシー強盗事件は、「客にナイフを突き付けられ、タクシーを奪われた。」とのタクシー運転手からの110番通報を受けて緊急配備を発令し、タクシー会社と連携して同車両を追跡したことにより、本件発生から約20分、現場から約3キロの地点で被疑者を捕捉し現行犯逮捕した旨報告があり、犯行状況、逮捕経緯等について説明があった。
 各公安委員から、事件概要等について確認があるとともに、
「タクシー運転手に怪我がなかったことは、不幸中の幸いであった。」、「犯人逃走中の交通事故や、近くに小学校があったということで第2の犯罪が発生するおそれも十分考えられた。」、「最近、このような事件が多々発生しているが、早期に逮捕できて大変よかった。ご苦労であった。」
旨の発言があった。
(2)総合的な暴走族対策の推進について  
 県警察から、本年4月1日から11月30日までの8ケ月間、警察本部に「暴走族総合対策本部」、各警察署に「暴走族対策現地本部」を設置して暴走族取締体制を強化する旨報告があり、期間中の主な推進項目や暴走族の現状等について説明があった。
 公安委員から、暴走族の現状等について確認があるとともに、
「例年の夏場の暴走族対策も実施するのか。」
旨の質疑があり、県警察から
「継続して実施する。」
旨の説明があった。また、公安委員から
「お陰で、ここ数年間、関西方面からの暴走族流入はストップしている。」、「暴走行為はできないということを周知徹底することが大切であり、隣接県と連携しながら手を緩めずお願いしたい。」
旨の発言があった。
(3)第355回(2月)定例県議会の開催結果について
 県警察から、本年2月25日から3月18日までの23日間の会期で開催された2月定例県議会の概要報告があり、提出議案である平成20年度予算及び平成19年度補正予算が可決成立したことや、公安委員会(警察)関係の質問状況等について説明があった。
 なお、主な質問と警察本部長答弁状況については、福井警察署の建替え関係で、「平成20年度予算で福井警察署建替えに伴う調査費用が計上された。福井の治安の要となる福井警察署が、地震に非常に弱いのでは、県民を守れない。警察だけの問題ではなく、今後、県と十分協議して進めていく。」旨、また、片町交番の設置に関する請願への対応関係では、「平成18年2月議会に要望書が提出されて以降、片町におけるパトロールの強化や粗暴犯罪の取締りなどの繁華街対策を推進してきた。その結果、110番通報の減少、犯罪発生率の減少など治安が改善されている。今後とも暴力団対策やパトロール等による機動力を発揮して片町の治安改善に努めていく。交番の設置については必要に応じて将来的な検討課題としたい。」旨答弁したことの説明があった。
 公安委員から
「今後も、片町における頻繁なパトロールをお願いしたい。」
旨の発言があった。
(4)その他
 県警察から、本日午前中に発生した北朝鮮による短距離ミサイル発射事案の概要及び警察の対応等について説明があった。
 各公安委員から、事案概要等について確認があるとともに、
「将来的にどうするかは、国家レベルのことであり、我々としては、このような情報に対して、国民ができるだけ安全に過ごせるように注意を喚起するしかない。」
旨の発言があった。

2 運転免許の処分関係

本日(3月28日)実施した道路交通法違反に関する意見の聴取の実施結果と処分内容に関する説明を受け、原案のとおりこれを決定した。

3 個別決裁

(1)定期監査の結果に関す報告について
 平成20年3月18日付けで福井県監査委員より提出のあった定期監査結果及び県が出資している団体等に対する監査結果の報告を受け、これを了承した。
(2)平成20年度駐車関係業務委託の一般競争入札参加業者の審査について
 平成20年度パーキング・メーターおよびパーキングチケット発給設備の運用管理・手数料収納業務委託の一般競争入札参加申込業者に対する審査の結果、業務履行能力を有することが認められたことについて報告があり、これを決裁した。
(3)平成20年度運転免許課関係業務委託の一般競争入札参加業者の審査について
 平成20年度運転免許課の電子計算組織にかかるデータエントリー業務委託の一般競争入札参加申込業者2社に対する審査の結果、業務履行能力を有することを認定した。

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