開催日:平成20年4月4日

1 個別決裁

(1)放置違反金滞納処分にかかる滞納処分職員の指定及び指定解除について
 平成20年3月26日付け人事異動に伴う放置違反金滞納者に係る放置違反金徴収職員の指定及び指定解除の報告があり、原案のとおり決裁した。
(2)県外特別派遣部隊の援助要求について
 原発警備に係る第88次県外特別派遣部隊の援助要求を原案のとおり決裁した。
(3)集団行動に関する許可事務専決状況報告書
 平成20年3月中の集団行動に関する許可事務の専決状況の報告を受け、これを了承した。
(4)公安委員会宛電子メールの対応について
 公安委員会宛電子メール(3月24日付け受理)の対応等について説明を受け、これを決裁した。

2 包括的案件

〈報告事項〉

(1)坂井西警察署加戸駐在所の新築完成について
 県警察から、本年3月に坂井西警察署加戸駐在所が新築完成した旨報告があり、完成年月日、新築場所、施設概要、開所式日程等について説明があった。
 各公安委員から、施設概要等について確認があるとともに、県警察から
「旧駐在所はトタン葺きで浜風を受けて傷みが酷かった。新築で勤務環境も良くなり、付近住民からも明るくなったと好評を得ている。」
旨の説明があり、公安委員から
「旧駐在所は酷くみすぼらしかった。仕事に誇りを持ってもらう意味でも勤務箇所を改善することは大切である。」、「駐在所等の建替えは、今後も行っていくのか。」
等の質疑があり、県警察から
「今後も順次計画的に行い、今年度は、3駐在所、1交番の建替えを予定している。」
旨の説明があった。
(2)科学捜査研究所員の学位取得について
 県警察から、勤務の傍ら「二酸化炭素とフッ素ガスの反応」の研究に取り組んでいた刑事部の科学捜査研究所員が、本年3月に、福井大学工学博士の学位を取得した旨報告があり、同学位取得に至る経緯、研究内容等について説明があった。
 なお、福井県警の博士取得者は3人目となり、今後、鑑識科学分野で要求される危険物質の安全な取扱い、腐食原因の調査等、当県警の鑑定業務に大きな貢献が期待できる旨の説明があった。
 各公安委員から、博士取得者の経歴や業務等について確認があるとともに
「仕事の傍ら、平成16年から福井大学大学院で研究していたとのことであるが、博士を取得されて業務にどのように役立つのか。」
旨の発言があり、県警察から
「証人として公判に出廷した際に、博士を取得していると信憑性が高くなる。」、「博士を取得しなければ業務ができないということではなく、博士を取得することを目標に勉強することで、技術も向上し、難しい鑑定においても社会的信憑性が高くなるということである。このため警察庁において長官表彰を行うなど博士取得を推奨している。」
旨の説明があった。また、各公安委員から
「県警としても非常に名誉なことであり、賞賛に値する。」
旨の発言があった。
(3)春の交通安全県民運動の実施について
 県警察から、4月6日から4月15日までの10日間の日程で春の交通安全県民運動が実施される旨報告があり、運動の目的、スローガン、運動重点、県警察の指導取締り体制等について説明があった。
 公安委員から
「運動初日は日曜日にあたるが、運動期間は全国統一なのか。」
旨の質疑があり、県警察から
「春と秋の運動期間の日程は、全国統一で毎年月日が決まっている。従って、今年の場合、翌4月7日の月曜日を県下一斉の統一活動日に指定し、自治体や関係団体等の協力を得て街頭指導を実施する予定である。」
旨の説明があった。また、公安委員から
「交通安全スロー・シグナル・シャイン(3S)運動について伺いたい。」
旨の質疑があり、県警察から
「平成17年から県の主体で、『スピードダウン』、『交差点事故防止』、『夜間における交通弱者の交通事故防止』を図ることを目的に、県から委嘱された『3Sサポーター』が中心となって県民に広げている交通安全運動である。」
旨の説明があった。公安委員から
「ガソリンの値段が安い間に車の動きが活発になることも予想されるので、できるだけ県民が運動に参加していただき、去年より交通事故が少なくなるようお願いしたい。」
旨の発言があった。

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