開催日：平成２０年１２月１２日

１　個別決裁

（１）平成２０年１１月中の警察あて苦情の受理・処理状況

　平成２０年１１月中に警察に寄せられた苦情の受理及び処理状況について報告があり、これを了承した。

（２）風俗営業者に対する行政処分に係る聴聞の実施結果

　福井市内の風俗営業者に対する行政処分（営業取消処分）に係る聴聞（１２月２日）の実施結果報告（出頭拒否による聴聞終結）があり、被処分者を同行政処分とすることを決裁した。

（３）自動車運転代行業の認定申請

　認定申請者に対する調査結果の報告を受けて、申請者を自動車運転代行業として認定することを決裁した。

（４）警察職員等の援助要求

　麻生内閣総理大臣の伊勢神宮参拝に伴う三重県公安委員会からの警察職員等の援助要求及びこれに対する援助同意について決裁した。

（５）県外特別派遣部隊の援助要求

　原発警備に係る第９６〜９８次県外特別派遣部隊の援助要求を原案のとおり決裁した。

（６）県外特別派遣部隊援助要求の同意

　原発警備に係る第９５次県外特別派遣部隊の援助同意を受け、これを決裁した。

２　包括的案件

〈審議事項〉

（１）平成２１年福井県警察運営指針及び運営重点（案）

　県警察から、平成２１年福井県警察運営指針及び運営重点（案）の策定趣旨について「新たな治安対策を着実に実施することにより、本県のブランドイメージ『日本一住みやすい県』の基盤である『安全』と『安心』を向上させ、県民が『指数』と『体感』の両面で治安が確実に向上していると実感できる社会の実現を目指す内容とした。」旨の説明があり、審議の結果、次のとおりとすることを決定した。

　　　○　運営指針　「県民が安全で安心して暮らせる社会の実現　 〜力強い・信頼される警察〜」
　　　○　特別重点　「第６０回全国植樹祭の開催に伴う総合対策の推進」
　　　○　運営重点　「街頭犯罪等抑止対策の推進　〜見える・見せる警察活動〜」
　 　　　　　　　　　　　「子ども、女性を犯罪被害から守る諸対策の推進」
　　 　 　　　　　　　　　「組織犯罪対策の強化及び重要犯罪等の徹底検挙」
　　 　　　　　　　　　　「交通死亡事故の抑止及び飲酒運転対策の推進」
　　 　　　　　　　　　　「テロの未然防止及び緊急事態対策の推進」
　　　　　　　　　　　　 「精強な第一線警察の構築　〜若い世代の早期戦力化〜」

　委員から

「運営重点の中の『テロの未然防止及び緊急事態対策の推進』については、『突発重大事案対策』を『緊急事態対策』に変更したことで、具体的に何がどう変わるのか伺いたい。」

旨の質疑があり、県警察から

「武力攻撃や大規模テロ等にも対応する意味で表現を『緊急事態対策』に変更した。」

旨の説明があった。また、委員から

「来年は、植樹祭を予定しており、特別重点として掲げることは非常に良いことだと思う。」

旨の発言があり、県警察から

「組織の総力を挙げて取り組む重点であると認識している。」

旨、説明し、

「また、来年の運営重点の特徴としては、各部の重点のほかに、喫緊の課題である『子ども、女性を犯罪被害から守る諸対策の推進』を追加した。」

旨、補足説明した。

（２）平成２１年福井県警察の月間等、年間行事計画及び月別広報重点(案)

　県警察から、平成２１年の福井県警察の月間等、年間行事計画及び月別広報重点策定の趣旨や主な特徴点等について説明があり、審議の結果、同案のとおりとすることを了承した。

　各委員から、月間内容等について確認があるとともに

「対処しなければならない特別な事案があれば、追加されるとのことであり、原案どおりよろしくお願いしたい。」

旨の発言があった。

〈報告事項〉

（３）雪氷期における幹線道路交通確保対策

　県警察から、冬期間（本年１１月１６日から平成２１年３月３１日までの１３６日間）における幹線道路を中心とした交通路確保対策（雪氷による交通障害の未然防止及び集中降雪等による通行止め等の早期解消など）の概要報告があり、交通確保重点路線、気象状況に応じた特別体制、警察の取組み、交通管理者・道路管理者・道路利用者の相互協力関係、平成１８年豪雪時の反省教訓を踏まえた改善策等について説明があった。

　委員から

「除雪体制など関係機関との連携強化をお願いしたい。」

旨の発言があった。

（４）「福井県警察新型インフルエンザ対策行動計画」の制定

　県警察から、新型インフルエンザの発生に備え県警察で策定した「福井県警察新型インフルエンザ対策行動計画」の概要報告があり、同行動計画策定までの経緯、計画の目的及び実施方針、国内発生に備えた措置及び発生時の措置、当面の準備作業等について説明があった。
　また、今後は、同行動計画の実効性を高めるための各種ガイドラインを策定するとともに、情勢の変化や国及び県の行動計画の体制等を踏まえ計画の見直しを行うなど同対策の万全を期す旨の説明があった。

　委員から

「スペイン風邪やホンコン風邪のときもそうだったが、免疫ができてしまえば静まる。今回の新型インフルエンザについては、今のところ免疫がないので心配している。ワクチンもどこまで効果があるのかはっきりしない未完成の状態である。手洗いとマスクが一番の予防策である。」

旨の発言があり、県警察から

「スペイン風邪のときには、約４千万人、ホンコン風邪のときには、約１００万人以上の人が亡くなっている。」

旨の説明があった。委員から

「新型インフルエンザが発症した場合、犯罪の増加も予想されるので、今後の具体的な対策等についてよろしくお願いしたい。」

旨の発言があった。

３　運転免許の処分関係

　本日（１２月１２日）実施した道路交通法違反に関する意見の聴取等の実施結果と処分内容に関する説明を受け、原案のとおりこれを決定した。

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