予算決算特別委員会(令和元年度、2019年度)

最終更新日 2020年5月20日ページID 042729

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委員名簿

委員長 斉藤 新緑
副委員長 大森 哲男
委員 山本 文雄、山本 芳男、関 孝治、山岸 猛夫、田中 敏幸、松田 泰典、笹岡 一彦、佐藤 正雄、田村 康夫、仲倉 典克、畑 孝幸、西本 正俊、鈴木 宏紀、鈴木 宏治、西畑 知佐代、小寺 惣吉、島田 欽一、細川 かをり、宮本 俊、小堀 友廣、力野 豊、西本 恵一、辻 一憲、長田 光広、清水 智信、北川 博規、田中 三津彦、渡辺 大輔、野田 哲生、兼井 大、山浦 光一郎、山本 建、 松崎 雄城

議員氏名の正式な表記

 

審査・調査概要

2月定例会(第410回定例会)、特別委員会

  • 開催日

 令和2年3月10日~11日

  • 委員会概要 

 2月定例会では、本委員会に付託された「令和2年度福井県一般会計予算」などの40議案について、慎重に審議を行った結果、原案どおり可決すべきものと決定した。そのほか、審査の過程において論及のあった主な内容は、次のとおりである。

○新型コロナウイルス感染症対策

 医療体制についての質問に対し、「感染が疑われる方の外来診療は6か所の専門外来で行っており、受入数の増大に備え、嶺北嶺南に1か所ずつ追加できるよう医療機関との調整を行っている。また、衛生環境研究センターのPCR検査の機械を2台から3台へ拡充する準備も進めている」との見解が示された。また、臨時休業による学び残しについての質問に対し、「多くの公立学校が、新年度以降、未指導分の内容を取り入れることを考えている」との回答があった。

○福井県長期ビジョン

 長期ビジョン(素案)について、知事の思いを内容を絞って出すべきとの質問に対し、「何を浮き立たせるかを考えていかなければいけない」との見解が示された。また、分かりやすく、絵として見えるようにできないのかとの質問に対し、「分かりやすく、イメージが湧くように仕上げ、次の議会には議案として出したい」との見解が示された。

○その他

 人口減少対策、特急存続、嶺南Eコースト計画、女性活躍社会、県の情報発信、防災減災対策、高度生殖医療、社会的養護、動物管理指導センター、アンテナショップ、林業、多世帯同居・近居への補助、多文化共生など、広範多岐にわたり、それぞれ理事者の見解と対応をただした。

リアルタイムPCRシステム
<リアルタイムPCRシステム>

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12月定例会(第409回定例会)、特別委員会

  • 開催日

 令和元年12月18日

  • 委員会概要 

 12月定例会では、本委員会に付託された「令和元年度福井県一般会計補正予算(第5号)」などの7議案について、慎重に審議を行った結果、原案どおり可決すべきものと決定した。そのほか、審査の過程において論及のあった主な内容は、次のとおりである。

○福井県長期ビジョン、人口減少対策

 3人っ子応援プロジェクトを第2子まで拡充するとの代表質問での答弁について、所得制限や開始時期、無料の内容の市町との協議状況等を尋ねる質問に対し、「市町の実情を聞き、まずは2割程度を対象とし、その後2年間で受け皿を整備し、7~8割に広げていきたいと話をしている。調整は進んでおり、市町と歩調を合わせ子育て支援の拡充を図っていきたい」との見解が示された。

○恐竜博物館の機能強化

 機能強化に向けた施設整備等の狙いと事業効果、将来像についての質問に対し、「恐竜学研究の拠点、情報発信の基地としての磨き上げにより、注目度の向上、来館者の増加につながる。来館者の分散と快適性の向上、恐竜列車やホテル等により経済効果を広げ、県全体の経済活動の活発化を目指す」との見解が示され、これに対し、経済波及効果や維持管理費について2月議会で案を示してほしいとの要望が述べられた。

○災害対策

 県管理ダムの放流のマニュアル作成状況と河川改修による緊急放流のタイミングの見直しについての質問に対し、「放流量等を定めた規則等は供用開始前に作成し河川改修等により変更しているが、緊急放流はダム本体の安全性から判断され、タイミングを定める規定は河川改修等による変更は行っていない」との見解が示された。

○その他

 嶺南エネルギー・コースト、里親委託率、高浜町元助役からの金品受領問題、プロスポーツ、スポーツツーリズム、映画・ドラマの誘致、防犯隊、災害ボランティア活動、林業など広範多岐にわたり、それぞれ理事者の見解と対応をただした。

県管理の河内川ダム
<県管理の河内川ダム>

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閉会中(決算審査)、特別委員会

  • 開催日

令和元年10月~11月

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9月定例会(第408回定例会)、特別委員会
  • 開催日

令和元年10月2日

  • 委員会概要

 9月定例会では、本委員会に付託された「令和元年度福井県一般会計補正予算(第4号)」などの5議案について、慎重に審議を行った結果、予算議案については原案どおり可決または承認すべきものと決定した。決算議案については閉会中の継続審査を申し出ることを決定した。そのほか、審査の過程において論及のあった主な内容は、次のとおりである。

○豚コレラ

 殺処分した豚の埋却による地下水などへの影響と今後の監視体制についての質問に対し、「埋める穴は試掘で湧水がないことを確認しブルーシートで覆い、豚はビニールコーティングされた袋に入れて埋却した。今後、県が年2回定期的に水質検査を行い結果を公表する」との見解が示された。
また、養豚業界の今後をどう考えるかとの質問に対し、「施設の改修や規模拡大への支援をし、まずは以前の飼育頭数に戻し、拡大できればしていきたい」との見解が示された。これに対し、養豚農家への支援をお願いしたいとの要望が述べられた。
さらに、豚コレラワクチン接種について知事が判断するという農林水産省の方針についてどう考えるかとの質問に対し、「国の危機管理としての緊急ワクチン接種を要請しているが、1日でも早く飼養豚へのワクチン接種ができる体制にしていきたい。国にはワクチン接種後の豚の流通や、価格下落や風評被害の防止を求めていく」との見解が示された。

○関西電力の問題

関西電力幹部が高浜町の元助役から金品を受け取っていた問題について、法令順守や企業統治のあり方が根本から問われ、立地地域との信頼関係、原子力発電への国民の信頼を損ないかねないゆゆしき事態であるが、どのように受け止めているかとの質問に対し、「非常に遺憾であり、信頼関係を大きく損なう事態だ。関西電力には、事実の解明、美浜や大飯の原発にはなかったのか等も含めて調査し、国には再発防止等を関西電力に対し指示するように求めていきたい」との見解が示された。

○福井県長期ビジョン

 今回の長期ビジョンの福井県ならではの特徴的な視点、考え方は何かとの質問に対し、「学力・体力日本一や子育て3人っ子政策、1500年の歴史をもつ和紙や漆器などの福井らしさをいかしていきたい。またSDGsの観点を位置づけ、全員参加型の共生社会を目指したい。今後20年間で一気に整う交通基盤を活かした地域づくりを進めていくとともに、ビジョンについて県民と意見交換し共有していきたい」との見解が示された。

○災害対策

 本県の防災行政無線の停電時の対策についての質問に対し、「市町を含めて非常用電源を別途確保し、県と市町を結ぶ独自の地上無線網や衛星携帯電話など、多重化、信頼性の高い状況である」との見解が示された。

○その他

 行財政改革アクションプラン、次世代を担う人材育成、県の施設の非常用発電設備の整備、MaaS、並行在来線、恐竜博物館、スポーツ・文化による交流、観光、環境・エネルギー政策、アンテナショップの今後のあり方、交通安全など広範多岐にわたり、それぞれ理事者の見解と対応をただした。

長期ビジョンの意見交換会
<長期ビジョンの意見交換会>

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6月定例会(第407定例会)、特別委員会

  • 開催日

令和元年7月18日~19日

  • 委員会概要

 6月定例会では、本委員会に付託された「令和元年度福井県一般会計補正予算(第1号)」などの2議案について、慎重に審議を行った結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決定した。そのほか、審査の過程において論及のあった主な内容は、次のとおりである。

○福井県長期ビジョン

 県民と共有でき実効性ある長期ビジョンにするため、多様化する地域の課題や魅力等を洗い出す必要があり、多様な県民との意見交換の機会を設けるべきではないか、との質問に対し、「世代別意見交換会やアンケート等、9月議会に向け意見を聞く。その後も聞き取り等を行い、多様な意見を集約していきたい」との見解が示された。
また、スケジュールありきでなく議論の進捗状況を見ながら成案化を図ってはどうか、との質問に対し、「時期にこだわらず、毎議会、議論いただき、方向性が出たところで取りまとめていきたい」との見解が示された。

○恐竜博物館

 恐竜博物館の増改築の方針が示されたことについて、局面局面における検討状況の説明を求めた。また、今後の議会への説明スケジュールについての質問に対し、「調査事業の議決後速やかに検討に着手し、9月定例会には検討状況を中間報告、12月定例会には必要な機能や規模、概算事業費を説明、来年2月定例会には配置計画案や外観イメージなどを含む最終的な説明を行う」との見解が示された。

○嶺南地域の医療充実

 嶺南の救急医療充実のためドクターヘリの基地病院を嶺南に設置することを検討してはどうか、との質問に対し、「嶺南は京滋ドクターヘリで重層的にカバーする。ドクタープールを活用し嶺南の救急医療を進めていきたい。ドクターヘリは全県的な視野で配備を考えている」との見解が示された。この見解を受け、ドクターヘリは救急医療充実の手段であり、県内の医療格差に目を向けてほしいとの要望が述べられた。

○新幹線開業に向けての観光誘客

 北陸新幹線敦賀開業の効果を最大限に発揮するため観光の目玉が必要ではないか、との質問に対し、「恐竜博物館、一乗谷朝倉氏遺跡などを磨き上げ、そこを目的に来ていただけるよう市町と協働し対応していきたい」との見解が示された。

○教育現場の業務改善

 中学校の新任教諭の自殺に関し教育姿勢をただしたのに対し、「月内に県内の市町教育長や学校長を集めた会議を開き、労働環境の改善について話し合う。また、チームの中で児童生徒を育てる体制を作る必要がある。県教育大綱には、教員が子供と向き合う時間を確保する重要性を位置づける」との見解が示された。

○その他

 県立大学の新学部、北陸新幹線整備、高齢者の移動手段の確保、嶺南振興局の機能強化、防災・減災、障害者雇用、児童養護、保育士不足、移住定住・交流人口、人口減少対策、豚コレラ、林業、働き方改革など広範多岐にわたり、それぞれ理事者の見解と対応をただした。

恐竜博物館
<恐竜博物館>

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