「子どもの幸福度」シンポジウム 知事あいさつ
最終更新日 2014年12月22日 | ページID 029092
このページは、平成26年12月22日(月)に東京で行われた、「子どもの幸福度」シンポジウムでの知事あいさつをまとめたものです。
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ご紹介いただきました福井県知事の西川でございます。今日は多くの皆様のご参加を得まして、「子どもの幸福度」シンポジウムが盛大に開催されますことをお祝い申し上げます。
また、パネリストとして発言する機会をお与えいただき、この慶應大学の片山義博先生、小林良彰先生をはじめ、関係者の皆様に厚くお礼申し上げます。片山先生には、以前から極めてご厚誼をいただいているところで、厚くお礼申し上げます。
慶應大学は創立150年の歴史をもち、日本の中心的な大学として様々な役割を担っているところであります。福井県からも毎年20人ほどが慶大に進学しています。改めて感謝申し上げます。
福井県からは、3,000人くらいの学生が県外の大学に進学しますが、4年後に戻ってくる学生は1,000人くらいで、県外進学者の3分の1以下です。このことを以前から私は問題にしています。
「ふるさと納税」という制度がありますが、これは我が福井県から提案したものです。東京や大阪などで進学し、そのまま就職した際、教育は地元で受けたわけですから、そのお礼にふるさとに納税する趣旨です。最近広く普及する一方で見返品様々な副作用も出てきております。
今回、慶應大学で調査研究をしていただき、我が福井県が子どもたちにとって最も幸福度が高いという評価をいただきました。小林先生、名取先生の研究、誠にありがとうございます。
後ほど、福井県の実際の行政の様子などを報告させていただきます。また、ディスカッションでは、子どもの貧困問題を専門に研究されている阿部先生や韓国の政策に詳しいキム・サンジュン先生の参加もあり、活発な議論が生まれるものと期待しています。
今回、福井県としても、十分勉強させていただき、「子どもの幸福度」の観点から、さらなる新しい政策、人口問題などにも取り入れていきたいと考えています。今日はよろしくお願いします。
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