FISH接続インターフェース仕様

最終更新日 2013年4月12日ページID 001312

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1.基本事項

  福井情報スーパーハイウェイ接続に関する基本事項を以下に示します。

  1. 福井情報スーパーハイウェイへ接続するために必要な回線、ネットワーク機器については、本ネットワークの接続仕様に対応したものを利用者側で準備および設置して頂く必要があります。
  2. 福井情報スーパーハイウェイは利用者に対してVPN(仮想プライベートネットワーク)を提供するサービスですが、本ネットワークに接続される異なるVPN間の相互接続は行いません。
  3. 福井情報スーパーハイウェイはレイヤ2レベルおよびレイヤ3レベルのネットワークを提供しますが、フィルタリング設定や上位レイヤに関わる設定には関与しませんので、必要な場合は利用者側のネットワーク機器にて対応するようお願いします。
     

2.物理的接続条件

  2-1.接続イメージ図

 接続イメージ図を以下に示します。図中で「利用者設備」と指定している範囲を利用者側で準備して頂きます。

接続イメージ図

  2-2. 利用可能な接続インタフェース

 福井情報スーパーハイウェイのアクセスポイントに接続可能なインタフェースを以下に示します。

接続インタフェース 備 考
イーサネット(10Mbps) 全アクセスポイント
ファーストイーサネット(100Mbps) 全アクセスポイント
ギガビットイーサネット(1000Mbps) ※ 全アクセスポイント

 ※FISHの総伝送容量により、利用の可否を判断します。


 2-3. インタフェース条件
2-3-1. イーサネット(10Mbps)

 イーサネット(10Mbps)接続におけるインタフェース条件を以下に示します。

項 目 条  件
通信速度 10Mbps(半二重/全二重)
物理的条件 RJ-45(ISO8877 8ピンコネクタ)
電気的条件 IEEE802.3i
論理的条件 IEEE802.3i

 2-3-2. ファーストイーサネット(100Mbps)
 ファーストイーサネット(100Mbps )接続におけるインタフェース条件を以下に示します。
項 目 条  件
通信速度 100Mbps(全二重速度固定推奨)
物理的条件 RJ-45(ISO8877 8ピンコネクタ)
電気的条件 IEEE802.3u
論理的条件 IEEE802.3u
  
2-3-3. ギガビットイーサネット(1000Mbps)

 ギガビットイーサネット(1000Mbps )接続におけるインタフェース条件を以下に示します。
  ※FISHの総伝送容量により、利用の可否を判断します。

項 目 条  件
通信速度 1000Mbps(オートネゴシエーション推奨)
物理的条件 RJ-45(ISO8877 8ピンコネクタ)
電気的条件 IEEE802.3ab
論理的条件 IEEE802.3ab

 

3.プロトコル条件

 3-1.レイヤ3レベルVPN
3-1-1. IPv4利用

  レイヤ3レベルVPN(IPv4)におけるプロトコル条件を以下に示します。

項 目 条 件
VPN形態 レイヤ3レベルVPN(IPv4)
伝送プロトコル IPプロトコル
IPアドレス  使用するIPアドレスには制限はありませんが、以下について考慮をお願いします。

(1)接続する拠点間でのIPアドレス付与等の調整は、利用者にて実施してください。
(2)拠点間の接続には、FISH側に利用者のIPアドレスを設定する必要があります。
 設定に必要なアドレス数は、利用者の接続形態により異なりますので個別に相談させていただきます。
(3)FISHとの接続にOSPFを使用する場合は、(2)とは別にFISHアクセスポイント毎に利用者のIPアドレスの設定を必要とする場合があります。
 設定に必要なアドレス数は、利用者の接続形態により異なりますので個別に相談させていただきます。
ルーティングプロトコル ・OSPF
・スタティックルーティング
 ※上記以外の利用を希望する場合は、個別にご相談ください。
QoS 基本的には、ベストエフォート型のサービスとなります。
※帯域保証が必要な場合は、個別にご相談ください。
 帯域保証を利用する場合、その帯域を越えた場合FISH側でデータを破棄しますので、データの流量制御等の措置を施してください。

 

3-1-2. IPv6利用

  レイヤ3レベルVPN(IPv6)におけるプロトコル条件を以下に示します。

項 目 条 件
VPN形態 レイヤ3レベルVPN(IPv6)
伝送プロトコル IPプロトコル
IPアドレス  使用するIPアドレスには制限はありませんが、以下について考慮をお願いします。

(1)接続する拠点間でのIPアドレス付与等の調整は、利用者にて実施してください。
(2)拠点間の接続には、FISH側に利用者のIPアドレスを設定する必要があります。
 設定に必要なアドレス数は、利用者の接続形態により異なりますので個別に相談させていただきます。 
ルーティングプロトコル スタティックルーティング
 ※上記以外の利用を希望する場合は、個別にご相談ください。
QoS 基本的には、ベストエフォート型のサービスとなります。
※帯域保証が必要な場合は、個別にご相談ください。
 帯域保証を利用する場合、その帯域を越えた場合FISH側でデータを破棄しますので、データの流量制御等の措置を施してください。

 

 3-2. レイヤ2レベルVPN

 レイヤ2レベルVPNにおけるプロトコル条件を以下に示します。

項 目 条 件
VPN形態 レイヤ2レベルVPN
VLAN機能 IEEE802.1Q(タグVLAN機能)
 ※VLAN ID(1~4094)は、FISHから付与するものを利用いただくこととなります。これに対応するための設定を、利用者設備に実施いただくこととなります。
IPアドレス  レイヤ2レベルのVPNのため、IPアドレスは利用者側で自由に設計を行ってください。
ルーティングプロトコル  レイヤ2レベルのVPNのため、利用者側で自由にルーティング設計を行ってください。

 

4.利用者ネットワーク機器および設置の条件

 各アクセスポイントには回線終端装置等の利用者側のネットワーク機器を、各アクセスポイントに設置してある19インチラックに搭載することができます。
 利用者ネットワーク機器および設置の条件を以下に示します。

項 目 条  件
筐体寸法 ・EIA規格の19インチラックにマウント可能であること。
・全体で、原則として1ユニット以内に収まるものであること。
・ラックマウント出来ないネットワーク機器については、棚板を準備すること。
電源 ・一般商用AC100Vに対応するものであること。
・平行2極または平行2極アース付きコンセントであること。
保守性  アクセスポイントには利用者が自由に出入り出来ないことから、可能な限りリモートで故障切り分けを実施できる機能(SNMP、telnet等)を有すること。

5.信頼性・セキュリティ条件

  5-1. 信頼性

 FISHは、基幹回線障害時の迂回機能やネットワーク機器の電源部・制御部の2重化等、事故・障害に対して被害を最小限に抑える対策を施しておりますが100%の連続運転を保証するものではありません。
 運用上、ネットワークの停止を許されないネットワークについては、利用者においてバックアップ回線を設けることをおすすめします。

  5-2. セキュリティ

 FISHではMPLSを利用することにより、利用者毎(VPN毎)の閉域性を確保しておりますが、同一VPN内におけるセキュリティ確保(FTPやtelnet等の不正利用を制限するためのセキュリティ対策)は行っておりません。
 そのため、異なる利用者間を接続する場合のセキュリティ確保は、利用者ご自身でファイヤウォールを設置するなどの対処をお願い致します。


 

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