このページは、平成２６年４月１８日（金）にあわら湯のまち広場で行われた、あわら温泉芦湯開湯式での知事あいさつをまとめたものです。

　本日、あわら温泉「芦湯」の完成、開湯式、誠におめでとうございます。

　市長さんのあいさつにもございましたが、「あわら温泉開湯１３０年」、来年春の北陸新幹線金沢開業、そしてこの夏には舞鶴若狭自動車道の嶺北・嶺南の一体化ということで、立地条件も歴史的環境も整ったこの大事な時期に、地元の皆様のご尽力によって立派な「あしゆ」が完成し、我々も応援をさせていただいた一員としてうれしく思っており、誠におめでとうございました。

　完成までにはご苦労もあったと思いますが、さまざまな時代考証をしての完成と推察します。

　足湯はフットスパーです。この「芦湯」には芦原温泉の「芦」を使っておりますが、「考えるあし」という言葉もあり、足をお湯につけながら、幸せ、世の中、人生のことなどを、ゆったりと考えていただくような足湯になってほしいものです。

　「ちはやぶる」とも連動させるようですが、「からくれないにお湯くくるとは」ということになるでしょう。いずれにしましても素晴らしいことだと思います。

　立派なものができ、さらにまちづくりを進める上で、今後、こう活用した方が良い、といったことを感じると思います。それらのことを見直しながら年々、さらにもっと良い「あわら温泉」になっていくのではないかと思っています。
　東京に行った時の機内誌に、島根県の温泉津(ゆのつ)という、石見の国の温泉の紹介がありました。交通の不便な地ではありますが、地元の方々が誇りをもって温泉を盛り上げているという紹介でした。
 

　あわら温泉は、その温泉地に比べるとあらゆる条件で恵まれていますので、すばらしい資源をぜひとも活かしていただいて、立派なあわら温泉をつくっていこうではありませんか。

　皆様のご労苦に対しお礼を申し上げまして、お祝いのあいさつに代えさせていただきます。おめでとうございました。