それでは一言ごあいさつを申し上げます。
足羽川ダム建設工事県道松ヶ谷宝慶寺大野線付替工事の着工に当たりまして、ごあいさつを申し上げます。
福井県は、来月20日に舞鶴若狭自動車道の開通による嶺南・嶺北の一体化が図られます。また、来年春の北陸新幹線金沢開業、また平成30年には福井国体開催と、県内外の交流人口の拡大が見込まれるなど、歴史的に重要な時期を迎えているところです。
こうしたなか、本日ここに足羽川ダム建設事業の着工を迎えることができたのは、ダム建設を受け入れていただいた池田町、池田町議会、ご協力頂きました地元住民の皆様をはじめ、県選出国会議員、県議会議員、国土交通省の皆様のご尽力によるところが大きいと、心から感謝申し上げる次第です。
福井県では、平成18年度の国、県、池田町、池田町議会による足羽川ダム建設事業に係る基本協定締結を受け、関係住民の皆様の生活再建対策、水源地域の整備が円滑に行われるよう努めてまいりました。
引き続き、ダム建設の受け入れという厳しい決断をしていただいた池田町の発展のため、地域振興策などにしっかり取り組んでまいります。
今年で福井豪雨からちょうど10年が経過します。10年前の7月に発生した福井豪雨は、死者・行方不明者5名、浸水家屋1万紆余という未曾有の災害でありました。
県では、被災直後から全力で復旧に当たり、いわゆる激特事業により平成21年に足羽川改修を完成させました。しかし、足羽川の治水の抜本対策は、河川改修とダム事業が一体となって初めて完了するものです。下流域の福井市、坂井市の安全確保のためにも、ダムの早期完成を期待しているところです。
一方、県では安全で潤いのあるまちづくりを目指し、治水と環境を両立させた川づくりを進めていくことが地域の振興・発展につながると考え、イベントの開催などによる足羽川の利活用も推進しております。河川に親しむ流域住民の安全・安心な生活を確保する上でも、足羽川ダムの建設は必要不可欠と考えております。
このように治水・親水両面での重要な役割を担う足羽川ダムが一日も早く完成するよう、関係者の皆様の一層のご支援、ご協力をお願い申し上げます。
結びに、本日お集まりの皆様方の今後ますますのご健勝とご多幸を祈念申し上げまして、あいさつとさせていただきます。ありがとうございます。
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