このページは、平成２６年７月２０日（日）に美浜町総合体育館で行われた舞鶴若狭自動車道開通式での知事あいさつをまとめたものです。

　舞鶴若狭自動車道の開通式典の開催に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。

　県民が長年待ち望んだ舞鶴若狭自動車道若狭さとうみハイウェイの小浜インターチェンジから敦賀ジャンクション間が、この夏の観光シーズンを前に本日開催することになりました。この開通により、兵庫県の吉川ジャンクションから我が福井県の敦賀ジャンクションが延長約１６２キロとなり、名神高速道路などと比較して約３５キロの距離の短縮となります。時間にしてこの若狭さとうみハイウェイでは３０分の時間短縮となり、舞鶴若狭自動車道全体では約１時間２０分短くなり最短ということになります。

　若狭さとうみハイウェイがこの夏、福井県が地域を挙げてまさに元気を出さなければならない大事な時期に完成できましたことは、地元の皆様をはじめ地元選出国会議員、県議会の皆様、そして何といっても中日本高速道路株式会社、国土交通省、沿線自治体の皆様のご尽力の賜物であり、心から感謝申し上げます。ありがとうございます。

　この開通により、関西・中京圏など、中国・四国地方とも高速道路のネットワークで結ばれ、人やモノの流れが活発になり、県内から嶺南と嶺北の一体化がさらに進み、そして県外から多くの観光客が訪れることにより、本県の活性化と新しい飛躍につながるものと考えております。

　そして、この若狭湾を中心に、西は舞鶴、天橋立、北は越前、加賀海岸に至る日本海の代表的な観光エリアが集中するこの道で、我々の嶺南地域には魅力ある宝がたくさんあり、観光客の飛躍的な増加が期待されます。

　そして、この７月から１１月までの５か月間には、嶺南地域全体で「海湖と歴史の若狭路」キャンペーンを展開してまいります。本日はこの後、若狭町において「オープニングセレモニー」を行い、全線開通を機に若狭嶺南をさらに盛り上げて参りたいと考えております。

　この舞鶴若狭自動車道開通に加え、来年春の北陸新幹線の金沢開業、そして、中部縦貫自動車道の延伸、さらには平成３０年の福井国体開催を控え、福井県はまさに重要な時期を迎えております。

　皆様にはこの舞鶴若狭自動車道をご利用いただき、嶺南地域の美しい海岸や豊かな食、歴史ある史跡・各施設など、福井の良さ・魅力を存分に味わっていただきたいと思っております。

　結びに、本日お集まりの皆様方の今後ますますのご健勝とご多幸を祈念申し上げまして式辞といたします。ありがとうございます。