コシヒカリ一族サミット 知事あいさつ

最終更新日 2014年11月21日ページID 029091

印刷

 このページは、平成26年11月21日(金)に福井市で行われた、コシヒカリ一族サミットでの知事あいさつをまとめたものです。

 本日ここに、コシヒカリ一族サミットを開催するにあたり、県内外から多数の稲の育種を研究されている方や生産者の皆様にお集まりいただき、お礼申し上げます。
知事あいさつ

 コシヒカリは、昭和31年に当時の福井県農事試験場で開発されました。その当時は国内の食料事情が悪く、食料増産が叫ばれた時代であり、病気にかかりにくく収量の多い品種が求められておりました。

 そうした中で、倒れやすいなどの欠点がありながら、米の熟色や品質が良いということで選ばれたのが「コシヒカリ」であり、戦後の増産時代から良食味への転換期に生まれた、まさに時を得た品種でありました。

 昭和40年代になると、おいしいお米を求める消費者の声に支えられて、コシヒカリは本県はもとより全国で栽培されるようになりました。昭和60年には全国での作付面積が、それまでの日本晴の記録を抜いて日本一になってから、今年で30年目となります。

 また、これまでにコシヒカリのおいしさを引き継ぐ品種が全国で開発され、コシヒカリとその一族品種は全国の栽培面積の8割以上を占めるまでになっていることから、今回、コシヒカリ一族の研究者と生産者に一堂に集まっていただき、サミットを開催することとしました。

 コシヒカリは、時代に先んじた品種であったわけですが、品種だけでなく、研究者と生産者が一体となって努力し、栽培技術を高めてきたことも忘れることはできません。
 食べ比べ

 本日は、直播(じかまき)を中心とした革新的技術や新たな品種について検討していただき、これからの消費者に求められる米作りを、研究者と生産者が一体となって進めていく契機としていただきたいと考えております。

 また、コシヒカリの全国作付面積日本一30年を記念したフードトラックが全国6,600㎞を走り、明日帰ってまいります。

 このサミットが、本日お集まりの皆様が米作りの将来を考えていくうえで有意義なものとなることを期待いたしまして、ごあいさつとさせていただきます。

アンケート
ウェブサイトの品質向上のため、このページのご感想をお聞かせください。

より詳しくご感想をいただける場合は、hishoka@pref.fukui.lg.jpまでメールでお送りください。

お問い合わせ先

県知事公室秘書課

電話番号:0776-20-0216ファックス:0776-20-0620メール:hishoka@pref.fukui.lg.jp

福井市大手3丁目17-1(地図・アクセス)
受付時間 月曜日から金曜日 8時30分から17時15分(土曜・日曜・祝日・年末年始を除く)