「ふるさとの日」記念行事 知事あいさつ

最終更新日 2016年2月7日ページID 031773

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 このページは、平成28年2月7日(日)に福井市で行われた、「ふるさとの日」記念行事での知事あいさつをまとめたものです。

 本日ここに、第34回のふるさとの日記念行事を開催したところ、多数の方々の参加をいただき、心からお礼申し上げます。

 2月7日は、明治14年(1881年)に、当時石川県と滋賀県に分かれていた福井県が、越前・若狭の11の郡として誕生した日であります。
 また、置県100年を記念して昭和57年から毎年開いております「ふるさとの日」も、今日で34回目を迎えます。

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 さて、今ほど明道中学校の合唱部と関係者の皆さんに歌っていただいた福井県民歌は、もともとは昭和29年に制定されました。
 先ほど、ご紹介もありましたが、一昨年、坂井市出身の小松長生先生に作曲をしていただき、これまでの三好達治作の詩に合わせていただいたものです。
 今後、平成30年に開催される「福井しあわせ元気国体・元気大会」をはじめ、さまざまな記念行事でこの県民歌を歌っていただきたいと思います。
 先輩たちが築いてきたこの素晴らしい「ふるさと福井」を、全国に知ってもらえるようがんばろうと思います。
 また、後ほど記念講談が行われますが、「福井のあゆみ」というテーマで、活動弁士の澤登翠さんに写真やフィルム映像をご覧いただきながら語っていただくイベントです。

 さて、今日、福井県は大学や民間団体などが行うランキングにおいて、「幸福日本一」と評価されるまでになっています。
 これは、福井震災、伊勢湾台風、38年・56年の豪雪などの災害を乗り越え、道路などの生活基盤を整備し、産業や教育などの発展に尽くしてこられた県民の努力の賜物であります。
 こうした発展の土台には、由利公正、石塚左玄、梅田雲浜、大和田荘七などいった明治維新期における先人の功績が大きいことも、本県の特徴であります。
 本日の講談を通して、福井の発展の歴史の理解を深めていただければ幸いです。

写真2

 また、この後「福井県科学学術大賞」を贈呈いたします。これは、県版ノーベル賞ともいわれており、現在県内にお住まいの篤志家からのご寄附により、平成17年度から県が創設した顕彰制度であります。
 本県の学術研究の推進や科学技術の開発を通じ、本県発展に大きく貢献された方に贈る賞であります。本年度の大賞は、福井大学大学院工学研究科の葛原正明先生を選定させていただきました。
 また、特別賞には、本年度2つの研究業績を選定しております。
 1つ目は、福井県立大学海洋生物資源学部の宮台俊明教授のトラフグの遺伝子研究、もう1つは、日華化学の化粧品研究部基礎研究グループの皆様が行った育毛と抗白髪効果のある化粧品であります。
 ここに、お2人と1グループの業績に対し、あらためて敬意を表するとともに、今後の益々のご活躍を県民とともに祈念申し上げたいと思います。

 さらに今年度から、地域においてキラリと光る活動を進めている中小企業を応援する「福井ふるさと企業表彰」を実施することにいたしました。
 本日は第1回の表彰であり、受賞者として、最優秀賞に龍泉刃物様、それから優秀賞に西村プレシジョン様、とば屋酢店様、和珈屋様、枩田商店様、小堀菓舗様6社を表彰させていただきます。
 いずれも、本県の産業振興や地域経済の活性化に多大の貢献を長年にわたりいただいている企業ばかりです。この表彰が、県民の皆様に、県内企業の優れた活動を知っていただく機会となれば幸いであります。

 結びに、本日お集まりいただいた皆様の益々のご活躍とお幸せをお祈り申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。

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