敦賀気比高校卒業式 知事あいさつ
このページは、平成28年3月1日(火)に敦賀市で行われた、敦賀気比高校卒業式での知事あいさつをまとめたものです。 |
皆さんおはようございます。 今日は3月、弥生1日です。今ほど福井から車で参りましたが、季節外れの名残雪が降りました。皆さんは若いからご存知ないかもしれませんが、私が20歳の頃に「なごり雪」という歌がありました。ご父兄はご存知かもしれません。イルカという女性の歌です。ちょうど今日の気分を表しています。駅のホームになごり雪が落ち、君が去ってゆくという歌です。 皆さんはめでたく卒業され、これからさらに学業を続けられたり、社会に出て頑張っていただくわけです。今ほど校長先生が校訓の「時習・自律・慈愛」という大事な言葉をおっしゃっていました。多くの困難があろうと思いますが、ぜひともしっかりした気持ちで頑張ってほしいと思います。 さて、敦賀気比高校は昨年の甲子園の選抜高校野球大会で念願の全国制覇を成し遂げられました。昨年春4月1日、このとき私はちょうど選挙中で優勝戦には応援できませんでしたが、選挙カーで坂井市を走っていて、3時半くらいに3対1で優勝したという速報が入りまして、大変うれしく思いました。そのほか、校長先生のご紹介にもあったように、新聞部の全国大会など様々な分野、学業の分野でも皆さん頑張っていただいているところです。 せっかくの機会ですので、皆さんに言葉を贈りたいと思います。何十年か経っても、できれば覚えていてほしいと思います。短い言葉ですが、「もう」と「まだ」という言葉です。今皆さんはおそらく、「もう卒業するからこんなことはもうやってもできないだろうとか、もう遅い」という気持ちを抱いておられるところがあるかもしれません。あるいは「もう生徒じゃないから、大人だ」という気持ちを持たれるかもしれない。これは全くの間違いで、「まだ」と思ってください。「まだ18歳だ。まだ卒業したばかりだ。これからまだいろんなことをしなければならないし、なんでもできる。」25歳になったときも、40歳になってもそうです。我々の歳になっても決して「もう」とは思ってはいけません。「まだ」と思ってほしいのです。「もう」と思っていると後で後悔しますので、「まだ」と思ってください。一つひとつご自身の希望を「まだ」という気持ちで叶えてほしいと思います。 これから7年後、皆さんが25、6歳で、そろそろ結婚される頃になるかもしれませんが、新幹線が金沢から敦賀に直結します。さらに4、5年しますと新幹線が小浜を通って京都、大阪につながる期待が出ています。おそらくその頃には、京都まで40分くらい、大阪まで1時間弱で行けるようになります。関西に通勤したり、逆に関西から敦賀に人々が来る時代になります。敦賀をはじめ嶺南、そして福井県はこれから非常に発展する地域ですので、皆さんにはぜひふるさと福井を支えるという気持ちで、これからも新しい道を歩んでほしいと思っております。 以上申し上げましたが、どうか皆様にはご健康に注意され、敦賀気比高校の卒業生というプライドをしっかり心の中に抱いて、幸せな人生に向かって頑張っていただきますようお願い申し上げまして、祝辞とさせていただきます。 |
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