このページは、平成２８年４月１5日（金）に福井市で行われた、ＪＡ女性組織協議会総会での知事あいさつをまとめたものです。

　皆さんおはようございます。今日は、第６７回のＪＡ福井県女性組織協議会通常総会が盛大に開催されますことを、心からお祝いを申し上げます。また、ただ今、ＪＡテラルの皆様をはじめ表彰を受けになられました皆様、誠におめでとうございます。お祝い申し上げます。

　今、田波会長から、いろいろな全体の話しも併せていただいたところでありますが、米の価格の問題や、後継者問題、そして大きなＴＰＰの課題など、多くの課題を抱えているところであります。福井県では、本県の農業を強い農業に発展させるために、所得の向上や経営の安定を図り、より強い産業に発展させ、幸せにつなげてまいりたいということで皆様とともに今、行政を進めているところであります。

　こうした考えに基づき、今回、全国で初めてＪＡと小規模農業者や女性農業者を応援する基金を作りました。特に皆様の新商品開発などに対し、補助率を手厚くし、商品化を応援してまいりたいとこのように考えております。

　さらに、今回、「ふくい農業ビジネスセンター」をコウノトリの舞う里の近く、安養寺というところにＪＡの皆様がかつて使用されたものをリニューアル、中身を変えまして農業ビジネスセンターとして県が引き受け、いろいろな研修やトレーニング、実習の場にしてまいりたいということでいよいよスタートさせるものであります。地域を活性化するリーダーの育成などを行い、新たな農業ビジネスの創出につなげたいと思いますので、是非ご活用賜りたいと思います。

　また、ＪＡ女性部の皆さんには、松田会長を先頭に「福井朝ごはん」キャンペーンにおいて米の消費拡大、また、福井米のＰＲに頑張っていただいておりますが、県では、２年後、先ほど県民歌を斉唱願ったところでありますが、国体がある３０年に「ポストこしひかり」を本格的に発売することになります。最後の今、５種類４種類くらいある米の品種を最後の１種類に絞りまして、一番性能の良い米、良い価格が取れるお米を発売する予定であります。ＪＡグループと共動してＰＲをし、ブランド化を目指したいと思います。

　さて、今全般的に、人口減少問題が大きな課題になっております。ぜひ、女性部の強力なネットワークを活かしながら、若者の婚活、縁結びなどにも積極的に支援を賜りたいと思います。

　これから５年あるいは１０年、福井県は大きく道路交通、新幹線など、状況が様変わりをしまして、大きな歯車が動いているわけであります。そういう中で、やはり我々の健康や暮らし、豊かさを支えるのは農業でありまして、これ無くして福井県の安定した幸せ、子供たちの学力体力は支えられないわけであります。ますます皆様の活躍が重要であります。

　そういう認識を賜りまして一緒に福井県の農業を、そして地域を守っていかなければと思います。そして、皆様の子供やお孫さんのために、これが行われるものであるという長い目をもっていただいて仕事をしていただければ幸いかと思います。

　皆様にやっていただきたい仕事もたくさんあると思いますし、皆様の頭の中にもそういうプランがいろいろあると思いますので、こういうものをお支えしてまいりたいと思いますのでよろしくお願いします。

　最後になりましたが、ＪＡ福井県女性組織協議会がますますご発展されますことを心から祈念申し上げまして、お祝いの言葉にいたします。