木質バイオマス発電所竣工式 知事あいさつ

最終更新日 2016年4月15日ページID 032357

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 このページは、平成28年4月15日(金)に大野市で行われた、木質バイオマス発電所竣工式での知事あいさつをまとめたものです。

 みなさんおはようございます。今日は、「株式会社福井グリーンパワー大野発電所」が無事完成し、本日、竣工式を迎えられましたことを心からお祝い申し上げます。今日は素晴らしいお日柄でございまして、この大野も素晴らしい景色でございまして、気持ちよく参上した次第でございます。

 平成26年11月の着工以来、この晴れの日を迎えられましたことは、株式会社福井グリーンパワーの役職員および工事関係者の方々、また、関係する企業様の皆様の大きなお支えの中での完成でございますし、また、地元住民の皆様のご協力の賜物であります。そして、ご地元の大野市をはじめ、関係者の皆様のお支えがあってのことであります。深く敬意を表します。

写真1

 さて、本県においては、12万ヘクタールに及ぶスギ等の人工林のうち、住宅の柱材などとして利用できる木の年齢が約50年以上のものが、約半分まで増えてまいりました。今後はこの豊かな森林を有効に利用しながら、林業の振興を通して、中山間地域の活性化につなげていくことが重要です。

 このため、県では平成31年度に県産材の生産量を2倍にすることを目標に「木を伐って使う」取り組みを強化しております。山ぎわの間伐の推進や、住宅や街並みづくりなどでの県産材の利用拡大を進めております。

 このような中、本県で初めてとなる木質バイオマス発電施設が、本日ここ大野において竣工いたしました。この施設では、年間12万立方メートルの木材を燃料に、発電出力7千キロワット、一般のご家庭でいいますと1万5千世帯相当分を発電するということになります。

 この施設の整備により、新たな雇用が創出されるほか、これまで山に残さざるを得なかったいわゆるC材と言っておりますが、これの有効な活用が可能となり、一本の木も余すことなく利用できるという環境が整うことになりまして、この周辺にもあちこちに木が集められているという景色を見て、頼もしく感ずるところであります。地方創生のモデルケースとなることを期待しております。

写真2

 県といたしましても、間伐材の安定供給に向け、引き続き関係機関と共動で効率的な生産流通の体制づくりを進めてまいりますので、関係者のより一層のご協力をお願い申し上げます。また、絶えずいろいろな需給環境を見ながら、こうした備えを安定的に供給できる注意を怠りなく、こうした事業をみんなの力で進めていくことが重要だと思いますのでよろしくお願いします。

 最後に、この「福井グリーンパワー大野発電所」が、木質バイオマス推進の拠点として今後ますます発展されますこと、関係者の皆様のご努力、一致協力をご祈念申し上げまして、お祝いの言葉にいたします。本日はおめでとうございます。

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