このページは、平成２８年４月２５日（月）に福井市で行われた、要介護度改善職員チーム表彰式での知事あいさつをまとめたものです。

　皆様には、日ごろより本県の介護福祉サービスの充実に格別のご尽力を賜り、厚くお礼申し上げます。

　また、今ほど表彰を受けられた４チームの皆様には、改めてお祝い申し上げます。おめでとうございました。

　現在、県内には介護が必要な高齢者の方が約４万人おられます。団塊の世代が７５歳以上となる２０２５年には約５万人になると見込まれており、介護を必要としない元気な高齢者が増えることが重要です。

　福井県では、「元気生活率」日本一の実現を目標に、様々な介護予防の取組みを進めております。その一方、介護が必要となった場合でも、心身機能の改善に効果的なサービスの提供を促進することで重度化を防ぎ、要介護度の改善につなげていきたいと考えております。

　この「介護事業所における要介護度改善促進事業」は、サービス利用者の要介護度の改善に積極的に取り組む事業所を支援するとともに、先駆的で優秀な取組みを行った職員チームを表彰する全国に先駆けた取組みであり、今回ははじめて、その第１回目の表彰式ということになります。

　今回、この取組みに県内の１４５事業所の皆様にご参加をいただき、１，５４８人のサービス利用者のうち１９２人、約１３％の方の要介護度が改善したということであります。この結果は、ご参加いただいた関係事業所の職員の方々の努力の賜物であると考えております。

　今回受賞されたチームは多くの皆さんの代表であり、なかなか評価のしにくいところでありましたが、その中で見事４チームが選ばれたわけであります。今日は事例発表を行っていただくとともに、関係者の皆様はそれを参考にして、さらにご努力いただくようお願い申し上げます。

　いずれにいたしましても、福井県は、全国的に見て、幸福度日本一、健康長寿、また子どもたちが元気であるという地域であります。皆様のお力添えにより、福井県のあらゆる世代の方々がより幸せを感じられるような福井県にしていきたいと考えておりますので、変わらぬご支援をお願いします。

　皆様のそれぞれの職場でのご活躍をご祈念申し上げて、お祝いのあいさつとさせていただきます。おめでとうございました。