このページは、平成２８年９月２９日（木）に県庁で行われた、産学官金連携技術革新推進事業採択決定通知書交付式での知事あいさつをまとめたものです。

　今年度の産学官金連携技術革新推進事業の採択決定にあたりまして、ごあいさつを申し上げます。
　皆様方には、日ごろから本県産業の振興に格別のご尽力を賜っております。御礼申し上げます。

　さて、福井県では、昨年、「ふくいオープンイノベーション推進機構」を設け、「宇宙産業」、「医療」、「炭素繊維」など主要な分野の研究を進めております。

　福井の高い技術力やその歴史は、最近ではテレビドラマ「下町ロケット」や小説「おしょりん」などでも取り上げられており、多くの付加価値をもたらすこうした企業に対し、関心も高まり、我々としても今後とも技術革新を応援していかなければならない、こういう新しい世の中になっていると思います。

　その中において、この補助金は、次世代産業の核となる企業を応援するため、産学官に金融機関を加えた連携チームが行う製品づくりに対する技術開発、試作品開発、販路開拓に要する経費をご支援申し上げるものでございます。

　このたび採択されました皆様の開発テーマは、審査をいたした際に、非常に新規性があり、事業化の見込みや県内産業への波及効果も高いという評価を受けております。

　皆様におかれましては、この補助金の実行を手掛かりといたしまして、技術開発による売れる製品づくりを加速し、県内事業を発展して欲しいものであります。

　今、地方は、特に人口減少の課題の中にありまして、産学官に金融を加えた連携が新しい産業を創造し、若者が福井県の企業を就職先に選ぶと、この補助金にはこういう大きな目的もございまして、これが地域産業の活性化につながることを期待しております。皆様におかれましては、その中心的な役割を担っていただきたいと思います。

　最後に、皆様の今後ますますのご発展とお幸せをご祈念いたしまして、あいさつとさせていただきます。ありがとうございます。