このページは、平成２８年９月３０日（金）に県庁で行われた、オランダ自転車贈呈式での知事あいさつをまとめたものです。

　本日は、オランダ王国アムステルダム市から、現地で愛用されているフィーツ、つまり自転車のことでありますが、３台を贈呈いただきました。
　アムステルダム市をはじめ、自転車の提供や日本までの輸送にご協力いただいた、オランダ三菱商事、こちらにいらっしゃいますが、サイクルスペース社、およびオランダ日本通運の皆様に感謝を申し上げます。

　福井県では、高齢社会への対応、環境への配慮から、クルマに過度に頼らないいという考え方から、公共交通機関、自転車の利用を進めております。平成３０年国体に向けまして、会場周辺やさくら通りにおいて、歩道の段差解消、自転車走行帯の整備を進めております。

　さて、オランダ王国においては、世界有数の自転車王国と言われるように、自転車走行帯の整備や鉄道駅を中心としたレンタルシステム導入などを国を挙げて進めております。国民１人が１台以上の自転車を持っており、日常移動の４分の１に自転車が使われるほど利用が進んでいます。

　私は、昨年６月に「レンブラント版画と越前和紙展」のためオランダのアムステルダム市を訪問した際に、このようなオランダの自転車政策を目のあたりにし、優れた自転車文化の社会に感銘を受けました。

　そこで、オランダの優れた自転車文化を県民の皆さんにご紹介をし、自転車利用の機運の向上につなげるために、オランダ三菱商事株式会社を通してアムステルダム市に対し自転車のご提供をお願いしたところ、ご賛同をいただき、３台の自転車、フィーツをお譲りいただけることになりました。

　子どもから大人まで多くの方に実際に触れていただくことにより、オランダの優れた自転車文化を知っていただくと同時に、県民の自転車利用の推進につなげていきたいと考えております。

　最後になりましたが、本日ご出席を賜りました皆様のご健勝を心からお祈り申し上げ、お礼とさせていただきます。本日は、誠にありがとうございました。