このページは、平成２８年１０月２２日（土）に坂井市で行われた、児童科学館リニューアル記念式典での知事あいさつをまとめたものです。

　皆さん、おはようございます。福井県児童科学館のリニューアルにあたり、ごあいさつを申し上げます。
　本日は、毛利衛名誉館長をはじめ、県議会、地元坂井市の皆様など、記念式典に多くの方々がご臨席を賜り、厚くお礼申し上げます。

　福井県は、全国に先駆けまして子どもたちや子育ての応援施策を積極的に進めている県であります。家庭や地域、学校など県民の皆様のご協力もあり、本県の子育て環境は全国トップレベルにあり、子どもの幸福度も日本一との高い評価をいただいております。

　この児童科学館は、福井県の子どもたちの中核施設として、昨年度は過去最高の  ６０万人の方々に利用をいただき、平成１１年の開館からの来館は延べ７００万人を超えており、多くの県民の皆様、関係者に親しまれております。

　児童科学館は、幅広い年代の人達がさまざまな体験ができる拠点施設として、従来の展示型から科学の不思議を探る体験型施設へとリニューアルをしたところであります。
　新しい施設の特徴としましては、世界の動植物や地球の気象などをダイナミックに映し出す国内最大級の大型モニターを設けております。子ども達は、福井に居ながらにして、東京の日本科学未来館と同じ迫力ある映像を見ることができます。

　毛利名誉館長には、今回のリニューアルにあたり、日本科学未来館の様々な映像、科学技術の提供をはじめ、様々なるご指導をいただきました。ここに改めて深く感謝を申し上げますとともに、今後とも引き続き、福井県として、科学未来館との緊密な連携をしてまいりたいと思いますのでよろしくお願いします。

　福井県は、これから、２年後の、福井しあわせ元気国体・大会の開催、また平成３４年度、６年後の北陸新幹線の敦賀開業など大きな転機を迎えております。こうした中、この新しい児童科学館が、未来の福井ひいては日本を担う子どもたちの科学に対する目や心を育て、地球や宇宙について考える施設として、これまで以上に多くの皆様に愛される拠点となることを願っております。

　結びになりますが、本日ご出席の皆様方には、今後とも、児童科学館をより魅力的な施設としていくため、ご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げまして、今回のリニューアルオープンにあたってのごあいさつといたします。ありがとうございます。