岡田啓介像・松尾傳蔵像お披露目式 知事あいさつ

最終更新日 2016年10月27日ページID 034151

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 このページは、平成28年10月27日(木)に福井市で行われた、岡田啓介像・松尾傳蔵像お披露目式での知事あいさつをまとめたものです。

 今日は素晴らしい天気に恵まれまして、皆様とともに岡田啓介像、松尾傳蔵像の移設お披露目式を挙行できますことを大変うれしく思います。

 本日は、岡田啓介氏のご子孫でございます岡田貞典様、また、松尾傳蔵氏のご子孫でございます松尾文夫様をはじめ、地元旭地区から多くの方々にお集まりをいただき、厚くお礼申し上げます。また、福井市長、県議会、市議会の皆様方、関係者の皆様方にもご出席を賜りまして厚くお礼申し上げます。

 さて、福井県は古代から近現代まで素晴らしい歴史を持っております。とくに戦前、戦後におきましても、多くの立派な方が輩出し、また、日本の歴史に名を残した方が多いわけでございます。

 平成35年の春の北陸新幹線の県内開業をはじめ、その効果を県内全域に波及させるため、こうした歴史を活かしながら、多くの先人たちの業績に我々がプライドを持ちながらまちづくりを進めることが極めて大事でありまして、これは、福井県の若い子どもたちにとっても重要かと思っております。

写真1

 このたびの、岡田啓介像および松尾傳蔵胸像は、ともに雨田光平氏により製作をされたものであり、これまでは中央公園と旭小学校に別れて設置をされておりました。現在、中央公園の再整備が行われているなか、地元旭地区や福井市とご相談をしながら、両氏の出身地区でございます旭地区内の福井駅、この東口広場に移設設置をするという運びになったところであります。

 岡田啓介氏は、戦前の激動期の内閣総理大臣であり、二・二六事件後に退官されたのちは、戦争の回避と終戦にご尽力をされました。戦後、極東国際軍事裁判の主席検察官を務めたジョセフ・キーナン氏から、「戦前日本を代表する平和主義者」と呼ばれるなど、現代日本の平和の礎を築いた方と知られております。

 また、松尾傳蔵氏は、同じく旭地区の出身で、陸軍で活躍の後、福井に帰郷されてからは、郷土の発展のためにも尽くされ、岡田啓介氏が総理大臣となりますと秘書官に就任をされ、二・二六事件でご殉職をされたところであります。

写真2

 本日は、旭小学校の児童の皆さんにもご参加をいただいております。この場所が、郷土の先人を偲ぶ場所として大いに大事にされるとともに、県外からのお客様にも「福井の誇り」としてご紹介してもらえる場所になることを強く期待しています。

 結びに、今回の移設整備にあたり、地元旭地区をはじめ関係者の皆様に改めて深くお礼を申し上げ、ごあいさつといたします。

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