このページは、平成２８年１１月２５日（金）に越前市で行われた、伝統的工芸品月間国民会議全国大会開会式での知事あいさつをまとめたものです。

　本日、「第３３回伝統的工芸品月間国民会議全国大会」の開会式を、多くのご来賓や関係の皆様をお迎えし、このように盛大に開催できますことは、誠に喜ばしい限りであり、心からお礼申し上げます。ありがとうございます。

　また、全国からご参加をいただいている皆様方には、ようこそ福井県へお越しくださいました。県民を代表いたしまして心から歓迎を申し上げます。

　また、今ほどは人間国宝の岩野市兵衛様からすばらしい「越前紙漉き唄」、伝統の仕事の唄をご披露いただいたところであり、大変感動いたしているところであります。

　さて、長い歴史と伝統を有する伝統的工芸品は、人々の生活の中で豊かさと潤いを与えてくれる我が国の大事な財産であります。また、現在の産業にも通ずる優れた技術を承継する「ものづくり」の原点と言えるものだと思います。

　メイン会場となります、このサンドーム福井におきましては、全国の職人の方の皆様による製作実演や、その手ほどきによる製作体験、全国の伝統的工芸品の展示販売を行い、暮らしを豊かにする優れた技と品を余すところなく紹介いたします。

　また、本県独自の催しとしまして、伝統工芸の器で福井のお菓子をその場で召し上がっていただく「ふくい菓子博」のほか、この地区を丹南地区と言いますが、丹南地区の５つの伝統工芸産地の工房を巡るガイドツアーを実施することにいたしております。

　この大会を契機として、伝統的工芸品に対する国民、県民の皆さんの理解が深まり、産業の一層の振興につながることを願っております。

　福井県には、四季折々のおいしい食べ物がたくさんございます。会場にも、今月解禁となりました越前がにの鍋や越前おろしそばなどのグルメコーナーも用意しております。県外からお越しの皆様には、このたびのご来県を機に、是非、福井の魅力を十分にご堪能賜れば幸いであります。

　終わりに、この大会の開催にご尽力いただきました関係者の皆様に心から感謝申し上げますとともに、本日ご参加の皆様のご健勝、そして伝統的工芸品産業の益々の発展、本大会にご参加の皆様のお幸せをご祈念申し上げまして、ごあいさつといたします。ありがとうございます。