第8回健康日本21全国大会あいさつ

最終更新日 2010年2月4日ページID 000666

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このページは、平成19年9月7日(金)に県立音楽堂で行われた第8回健康日本21全国大会でのあいさつをまとめたものです。

 皆さんこんにちは。ご紹介いただきました福井県知事の西川でございます。
 本日、第8回健康日本21全国大会が、全国各地から多くの皆さんにご参加いただき開催できることを、県民を代表いたしまして心から厚くお礼申し上げます。

190907あいさつ写真1  福井県は男女ともに平均寿命が全国トップクラスの健康長寿県であります。お手元にパンフレットと小さいリーフレットのようなものをお配りしていますが、それを見ていただきますと、男性も女性も平均寿命が全国第2位でありまして、実質的には日本一の長寿県でないかと思います。
 今日は全国からお集まりでございますが、福井に一泊していただきますと15分寿命が延びるような計算になっております(笑)。是非、何日かご逗留をお願いしたいと思います。

 なぜ福井県は長寿県なのかということですが、まず、お米を中心とした新鮮でバランスの良い食事にあると思います。先ほどマリンバやハープは福井特産であるという紹介があったかと思いますが、実はコシヒカリは福井で初めてつくられたお米なのです。ちょうど50年に当たります。
 次に、よく働く県民性です。今、福井県は失業率が日本一低く、また、女性の共働き率は日本一高い県であります。それから、ボランティアなど奉仕的な社会活動が盛んなことです。「三世代同居」あるいは「近居」ということで、家族や祖先を大事にし、みんなで助け合うという県であります。
 また、農業も盛んです。こうした県民のライフスタイルが原因かと思います。
 そして、本日お集まりの多くの医療・福祉関係の皆様方のご努力の成果も大きな力となっていると思っています。

 私は、マニフェスト「福井新元気宣言」において、すべての県民の生活に関わる「元気な社会」を第一に位置付け、「イキイキ・長生き『健康長寿』」の実現に向けて、健康づくり施策に取り組んでおります。今回、第8回の大会ということで、食と運動による健康づくりの全国大会である本大会を本県で開催できることは、大きな一つの喜びであります。 

190907あいさつ写真2  現在、福井県では、更に「健康長寿」を推進するため、死亡原因のトップであるがんの予防・治療対策日本一を目指し、「陽子線がん治療施設」や「がん医療推進センター」の整備に取り組んでいます。また、女性の40代の乳がんや男性の50代の大腸がんなど、働き盛りの世代をターゲットにした検診受診率を、数年のうちに5割以上に引き上げたいと思っています。
 また、健康を保ちながら年齢を重ねることができるよう、医師会の皆様と連携し、アンチエイジングを取り入れた「ふくい若さ度チェック」を普及したり、多くの方々になじみのあるラジオ体操を普及したりしています。ラジオ体操は「みんラジ運動」と言っていますが、みんなで簡単なよく分かっているラジオ体操をしようということであります。
 そういう意味でも、福井県は先進的な事業を進めているところでございます。

 さて、本年は、福井を本拠とされた継体大王が即位されて、ちょうど1,500年に当たります。県内では、継体大王の生い立ちや業績について理解を深めることを目的に、今年はいろんなキャンペーンや記念事業に取り組んでいます。明後日の9月9日には「継体大王即位1500周年物語」が開催されますので、ご覧いただければと思います。

 また、本県には、コシヒカリ、越前おろしそば、越前ガニ、若狭ガレイ、若狭ぐじなど、全国に誇れる美味しい食材もございますし、お水、お酒も大変美味しいところでございます。是非この機会にご賞味いただいて、皆さんの寿命をさらに延ばしていただければ幸いです。

 終わりに、本日の大会の開催に当たりまして、ご尽力を賜りました皆様方に厚くお礼申し上げますとともに、ご来場の皆様の益々のご健康とご活躍を心からご祈念申し上げまして、福井県としての歓迎のごあいさつにいたします。ありがとうございました。

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