平成21年度永年勤続教職員表彰式あいさつ

最終更新日 2010年2月4日ページID 008494

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 このページは、平成21年5月7日(木)にAOSSAで行われた、平成21年度永年勤続教職員表彰式での知事あいさつをまとめたものです。

210507あいさつ写真1 平成21年度永年勤続教職員表彰式が挙行されるに当たり、一言お祝いを申し上げます。 

 ただいま表彰を受けられました551名の教職員の皆様は、30年あるいは20年の長きにわたり、常に愛情と情熱を持って子どもたちに接し、本県教育の振興、発展のため、たゆまぬ努力を重ねてこられました。これまでの御尽力に心から感謝と敬意を表します。

 さて、今から30年前の昭和54年は、第二次オイルショックが始まった年でありました。様々な課題があり、気ぜわしい社会環境であったと思います。また、今から20年前の平成元年には、消費税がスタートしました。バブル経済の真っ只中で、社会・経済環境が今とは全く違った時代でありました。

 このような時代の変化の中で、教育を取り巻く環境も大きく変化しています。
本県は、子どもたちの学力や体力の全国調査でトップクラスの成績を収めるなど、高い教育水準を保持しております。これは、本日お集まりの皆様が日々の教育現場において高い指導力を発揮してこられた賜物であり、心から感謝いたします。

 次の時代の福井の発展のため、人づくりは最も重要な課題であります。福井の子どもたちが学ぶ楽しみや喜びを知り、「福井で教育を受けてよかった」と振り返ってもらえるような教育を進めていただきたいと思います。

 折角の機会ですので、皆さんに3点申し上げたいと思います。
 まず、福井県の子どもたちの学力や体力は高い水準にありますが、これを一層向上させるための努力を惜しまないでほしいということです。その際、幼稚園、保育園、小・中・高等学校と、子どもたちにとっては一貫性があるため、それぞれの職場や立場で連携を図り、教え方に一層の工夫をしていただきたいと思います。

210507あいさつ写真2 2つ目は、不登校の問題など子供や家庭において起こっている課題への対応です。
 3つ目は、教育にはゆっくり着実に行わなければならない問題と、一方で、迅速に対応し結論を出さなければならない問題があり、区別して教育に当たる必要があるということです。

 皆様には、児童・生徒や保護者、地域の方々と連携をさらに密にされ、また、学校でも若手教員への指導や助言を積極的に行っていただきながら、本県の教育発展のために一層のご努力をお願いしたいと思います。

 皆様のご健勝と、今後ますますのご活躍をお祈りし、お祝いの言葉といたします。

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