このページは、平成２２年４月７日（水）に宝永旅館で行われた、上方落語協会上方笑女隊北陸支部開設式での知事あいさつをまとめたものです。

　本日の上方落語協会上方笑女(しょうじょ)隊北陸支部の開設にあたり、一言お祝い申し上げます。

　福井県では、連続テレビ小説「ちりとてちん」の放映後、女性落語発信の地として、平成２０年から「ちりとてちん」杯ふくい女性落語大会を開催しています。全国唯一の女性だけの落語大会で、これまで北は北海道から南は九州まで、のべ１１１名の女性落語家が出場しています。本日司会を務められている露の紫（つゆのむらさき）さんも第１回の大会に出場され、見事、最優秀である知事賞を受賞されています。露の都（つゆのみやこ）師には、第１回からこの大会の審査員を務めていただているほか、お手本のご披露もお願いしています。

　今回の北陸支部の開設により、福井での落語文化の浸透が一層図られ、福井に「笑い」の輪が広がることを期待しています。露の都師には定期的に福井へ来られることになり、この機会に一層福井を好きになってもらいたいと考えております。また、福井を舞台にした落語を創っていただき、福井での落語公演の際や大阪・天満天神繁盛亭での高座のときなどに披露願いたいと考えています。

　北陸支部の運営管理人を務められる国広様には、落語についてご理解が深く、福井・北陸における落語の発信拠点としてお力添えを賜ることとなりますが、ご苦労も多いと思いますが、今後の発展と活躍を期待します。

　なお、「ちりとてちん」については、ＤＶＤの発売のほか、４月４日からは再放送も始まりました。再度注目を集める中での、今日の北陸支部開設は福井をアピールする上でもこの以上ないタイミングと考えています。

　最後になりますが、露の都師、国広様をはじめ、関係者各位のご尽力に敬意を表しますとともに、上方落語協会の今後の発展と関係者各位のご健勝を祈念して、お祝いの言葉とさせていただきます。