福井県漁業協同組合連合会通常総会あいさつ

最終更新日 2010年6月23日ページID 011854

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 このページは、平成22年6月23日(水)に福井県県水産会館で行われた、福井県漁業協同組合連合会通常総会での知事あいさつをまとめたものです。

220623あいさつ写真1 福井県漁業協同組合連合会の第79回通常総会の開催に当たり、一言お祝い申し上げます。

 皆様方には、日ごろから福井県の水産業の振興にご尽力いただき、厚くお礼申し上げます。

 さて、本県初の大規模な国際会議「APECエネルギー大臣会合」が先週末に福井市で開催され、成功裏に終わることができました。ご協力に感謝申し上げます。

 APEC参加の国・地域から多くの関係者が来県されました。こちらから問うことなく、相手方から非常においしいとか、このようなところはないかとか、さまざまお話をいただき、福井の海の幸のすばらしさを感じて帰られたように思います。

 もちろん、われわれはそういう人のためにだけ水産業を行っているわけではありませんが、やはり県民のため、そして我々福井の食のために行っているわけでありまして、多くの外国人が素直に感じて帰られたと思っております。

 さて、本県の水産業が進むべき方向性を示すために、高橋会長にも委員として参加願いました「ふくいの水産業のあり方検討会」から提言を受け、今年3月に「ふくいの魚・元気な販売戦略」を策定しました。

 この戦略では、燃油高騰によるコスト高、魚価安、魚食離れなどの課題に対応するために、次の6つのプロジェクトを組みました。
 ①「これぞ!越前若狭のさかなプロジェクト」
 ②「地魚腹いっぱいプロジェクト」
 ③「漁業と観光のトータル化プロジェクト」
 ④「『越前若狭のさかな』資源増大プロジェクト」
 ⑤「もうかる漁業転換プロジェクト」
 ⑥「浜のリーダー育成プロジェクト」

 特に、戦略初年度の今年は、魚価向上を目指して、漁獲物の商品力を高める活〆(かつじめ)などの活動に支援するほか、それに伴う殺菌・冷却装置や省エネエンジンの導入を支援することとしています。

 また、食育や魚食普及を図るため、県漁連と共動して地魚を学校給食に年4回提供します。まずは今月9日に小浜市の小学校でサゴシの給食が提供されたところです。これを皮切りに全校296の学校で実施します。

 さらに、越前がにの安定的な漁獲量を確保するため、全国最大規模の越前がにの保護エリアを整備することとしています。220623あいさつ写真2

 一方、浜の元気な「おかあさん」たちによる「ふるさと特産市」での地魚加工品の販売や、浜のレストランでの地魚料理の提供など、地魚のPRや消費拡大が積極的に進められています。着実にこういったことが広がっていると思います。

 このように、新しい戦略を実現させるには、県漁連、漁業者および女性部との共動が何よりも大切だと考えています。

 これからも、水産行政に対するご理解とご協力をお願いするとともに、水産関係団体のますますのご発展と、浜の皆様の大漁および安全操業を祈念申し上げ、お祝いの言葉といたします。

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