敦賀港鞠山南地区多目的国際ターミナル完成記念式典あいさつ

最終更新日 2010年10月12日ページID 013141

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 このページは、平成22年10月12日(火)にきらめきみなと館で行われた、敦賀港鞠山南地区多目的国際ターミナル完成記念式典での知事あいさつをまとめたものです。

221012あいさつ写真1 本日ここに、敦賀港鞠山南地区多目的国際ターミナル完成記念式典を開催したところ、ご来賓をはじめ多くの皆様のご臨席を賜り、誠にありがとうございます。

 また本日は、敦賀港とも関係の深いイスラエル国から、ニシム・ベンシトリット駐日イスラエル特命全権大使にもご出席をいただき、重ねてお礼申し上げます。

 さて、敦賀港は、古くから日本とアジア大陸とを結ぶ貿易の拠点として栄えてきました。

 江戸時代には北前貿易の中継基地として、また明治時代には東京・敦賀間に欧亜国際連絡列車が走り、ウラジオストクと敦賀港との間に定期航路が設けられ、東京とヨーロッパ各国を結ぶ中継拠点として発展しました。

 現在は、関西・中京の日本海側の玄関口として、北海道とを結ぶフェリー・RORO船が週16便、韓国との定期航路が週5便就航しており、貨物の取扱量が本州日本海側で第2位と大きな役割を果たしています。

 近年、景気が低迷している中で、敦賀港のコンテナ貨物は大きな伸びを示しており、今年1月から9月までの貨物量は、昨年同期と比較して約1.7倍の増加となっております。

 これは、太平洋側の港を利用しておられる企業が、敦賀港の利便性をご認識され、敦賀港での取扱いに徐々にシフトしていることが一つの要因であります。

 国と県が平成8年から総事業費約480億円をかけて整備を進め、本日、水深14メートルの岸壁、18ヘクタールのふ頭用地、そして大型のコンテナ船に対応できるガントリークレーンを有する、日本海側で最大規模といえる「鞠山南地区多目的国際ターミナル」が完成しました。

 これにより、今後さらに多くの貨物を効率的に取り扱うことができ、航路の増加や輸送コストの縮減が可能となります。

 これを活かして、ポートセールスをしっかりと行って中国航路などを誘致し、そして利用していただく企業の皆様のニーズをきちんと汲み取り、充実した港湾サービスを提供することが必要であると考えます。221012あいさつ写真2

 このため、敦賀市をはじめ、港湾管理とポートセールスを一体的に行う敦賀港国際ターミナル株式会社と連携しながら、関係者の皆様のご期待に応えられるよう努めてまいります。

 経済発展が著しい東アジアとの貿易において、県内をはじめ、関西・中京圏の多くの企業の皆様に、敦賀港を利用していただくことにより、利用企業の競争力強化と関西・中部圏の発展につながるものと確信しております。

 結びに、敦賀港が日本海側物流の拠点となる港として今後ますます発展していくことと、本日ご臨席の皆様のご健勝・ご多幸を心からご祈念申し上げ、簡単ではございますが、式辞といたします。

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