J-Win・ふくい女性ネット連携フォーラム 知事あいさつ

最終更新日 2013年1月17日ページID 022367

印刷

 このページは、平成25年1月15日(火)に福井県生活学習館で行われた、J-Win・ふくい女性ネット連携フォーラムでの知事あいさつをまとめたものです。

 みなさん、新年おめでとうございます。
 「J-Win・ふくい女性ネット連携フォーラム『経営戦略としてのダイバーシティ&インクルージョン~女性の活躍から~』の開催に当たりまして、一言ごあいさつ申し上げます。

 今日は、ふくい女性ネットが企画されましたフォーラムに多数のご参加をいただきありがとうございます。また、NPO法人J-Win理事長の内永ゆか子様には、大変ご多忙の中、ご来県をいただきました。心からお礼申し上げます。【写真】知事あいさつ

 J-Winには、毎年、このフォーラムの共催など多大なご協力をいただいておりますことに感謝申し上げます。

 さて、少子・高齢化が進む中で社会を活性化するには、性別で役割や出番を決めてしまうのではなく、一人ひとりが意欲や能力に応じてできることを担っていくことが大事であります。

 国際的な機関であります「国際通貨基金」が、昨年10月に発表いたしました報告書におきましても、日本の経済を立て直すには女性の活躍が必要であり、先進諸国で最も低い女性管理職の数を増やさなければなりません。働く母親たちによりよい支援を提供すべきであるとされているところでございます。

 福井県では、女性の就業率、共働き率が日本トップクラスであることから、この報告書に先駆けまして、子育てしやすい環境づくりや女性のゆとり時間を作り、仕事も家庭も充実した女性がリーダーとして、活き活き活躍できる社会づくりを進めております。

 このような中、J-Winをお手本に活動を始めました働く女性のネットワーク「ふくい女性ネット」の活躍は、今ほどビデオでも紹介がございましたが、今年で5年目ということでありまして、いよいよこれから発展・充実の時期かと思います。

 ふくい女性ネットのメンバーは、今年度からは、女性リーダーとして必要な知識を体系的に学ぶ「未来きらりプログラム」を受講いただいており、このフォーラムもその一環として、実践といいましょうか、実地で経験を学ぶために、メンバー全員で企画・運営を行っていただいたと伺っております。

 さらに、職場内で女性リーダーのよき相談相手となる、いわゆるメンターの育成や、女性の活躍を積極的に進める「ふくい女性活躍支援企業」の登録を促進するなど、働きやすい職場環境を整え、女性がその意欲と能力を十分に発揮できるよう、県といたしましては、今後とも女性の活躍を応援していきたいと考えております。

 この男女共同参画、女性の活躍というのは、様々な課題も多く、目標は高いわけでありますけれども、いろいろな理論や理念がございますが、そうしたものをしっかり頭に入れていただきながら、より現実的で、福井的に実行できることをしっかり着実に積み重ねていただくことが極めて重要でありますし、また、このネットワークにつきましても、日常的なビジネスやそういうもののつながりだけを求めるということだけでは、将来の発展は決してないわけでありますので、今、申し上げました高い理想を持ちながら、現実的な対応、そして、あまり現実にとらわれすぎないといった、2つの課題があるように思いますので、そうしたことをご念頭にいただきながら、次の5年に向けましてお進め願えればありがたく思います。

 本日のフォーラムにご参加のみなさんがそれぞれの職場で、女性の活躍推進に取り組んでいただき、女性の元気が福井の元気、そして日本の活力に繋がることを期待いたしまして、ごあいさつといたします。
 

アンケート
ウェブサイトの品質向上のため、このページのご感想をお聞かせください。

より詳しくご感想をいただける場合は、までメールでお送りください。

お問い合わせ先

(地図・アクセス)
受付時間 月曜日から金曜日 8時30分から17時15分(土曜・日曜・祝日・年末年始を除く)