福井県里山里海湖研究所開所式 知事あいさつ

最終更新日 2013年11月4日ページID 024947

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 このページは、平成25年10月30日(水)に縄文プラザで行われた、福井県里山里海湖研究所開所式での知事あいさつをまとめたものです。

 皆様こんにちは。今日は福井県里山里海湖研究所の開所にあたりまして、一言ごあいさつを申し上げます。

 福井県では、古くから農林水産業を中心とした我々のごく普通の暮らしの中で、様々な自然環境や伝統文化、海、山、川、湖などがわたくしたちを育んできてくれています。

 またご当地、三方五湖の自然再生や越前市の白山地区のコウノトリを呼び戻す運動など、住民活動も極めて活発に行われています。我々福井県民はこうした様子をごく普通の当り前のように考えてしまいますが、外から見た場合にはその一つひとつが特筆すべきことであり、福井の誇るべき魅力だと思います。
【写真】知事あいさつ
 今年9月に「SATOYAMA国際会議2013inふくい」を開きましたが、特に海外からの参加者には福井の里山里海湖や地域での活動は高く評価されました。

 この「SATOYAMA国際会議2013inふくい」の成果を活かし、全国に誇れる本県の里山里海湖の魅力を我々の世代で十分に調べ、日々の生活の中に活かしながら次の世代に伝えていくため、今回、「里山里海湖研究所」を若狭町の協力を得て設けました。

 今回の開所にあたり、東京農業大学の進士五十八名誉教授を所長としてお迎えすることになりました。

 進士先生は福井県にご縁のある方であり、里山里海湖、造園・造景・自然環境の修景・街づくりなど、日本のみならず海外でも幅広く研究・指導しておられます。進士先生は里山里海湖保全の第一人者であり、先般のSATOYAMA国際会議でもご講演をいただいたところです。福井県の「ふるさと福井景観づくり懇談会」の座長もお引き受けいただいており、本県の実態もよくご存じの方です。

 今回の研究所では、進士先生をはじめ各分野の研究者の皆様からご指導・ご助言をいただきます。専任のスタッフ、小学校等の理科の先生や県立大学の専門の研究者の皆さんにもご指導をいただき、来年度には新たに専任の研究員も配置しながら活動を行っていく予定をしております。
【写真】看板除幕
 これらの専門的な学問の支えはもちろん重要ですが、ここを拠点にして県内・県外の大勢の方々が気軽にいろいろな活動をしていただくこと、また我々が日常営んでいる生活や活動と直接結びついた、本当の意味での里地里山活動が、皆様のお力によって進められることが極めて重要だと思っております。我々はそういう心構え・精神の下で進めてまいりますので、皆さんのご参加とお力添えをいただければありがたいと思います。

 今日、ご列席の皆様におかれては、今後とも本県の里山里海湖の保全、再生に改めてご支援・ご協力をいただきますようお願い申し上げまして、お礼を含めたあいさつとさせていただきます。ありがとうございます。
 

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