平成24年度新規採用職員研修での講話

最終更新日 2012年4月25日ページID 017407

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 このページは、平成24年4月9日(月)に行われた平成24年度新規採用職員研修での講話をまとめたものです。
 Ⅰ 高浜虚子(1874-1959年)が娘立子へあてた文章から
 Ⅱ ゲーテ(1749-1832年)の格言から
 Ⅲ 荻生徂徠(1666-1728年)の考え方から-「問答書」から
 Ⅳ 浜口雄幸(1870-1931年)「随感録」から
 Ⅴ 蓮如上人(1415-1499年)のことばから
 Ⅵ 新井白石(1657-1725年)のことばから-「折りたく柴の記」

  今日は新採用職員皆さんの研修です。私から約1時間お話します。
 先日、新採用職員の辞令交付式であいさつをしました。辞令交付式でのあいさつと大体同じ話を、言葉を変えて詳しく申し上げるような感じになりますので、そのつもりで聞いてください。

 【Ⅰ 高浜虚子(1874-1959年)が娘立子へあてた文章から】
 まず、最初は高浜虚子。国語の教科書に出てくる俳人です。
 正岡子規の友達で、四国は伊予松山の人です。明治7年生まれで、高浜虚子は正岡子規のお友達です。「ほとゝぎす」という俳句の雑誌を作り、ずっと高浜虚子は経営していきましたけれども、娘さんの立子さんも独立して別の俳句の雑誌を作ったわけです。
 俳句の雑誌を作りますと、俳句を募集して、添削をして、この人は入賞だと、そういった評価や審査もし、文章も書かないといけません。会員もたくさん集めないと経営が成り立ちません。このお嬢さんが自分の「ほとゝぎす」以外にもう一つの新しい同傾向の雑誌の経営を始めた時に、高浜虚子がお子さんの雑誌に心配もし、成功を願うのは親心です。そして玉藻という文章をページ1枚ぐらいで寄稿したものとみられます。その中から、短い文章として抜粋したり、要約したのが資料です。私も皆さんに対しては、父もしくはそれ以上の世代ですので、同じような気持ちを新採諸君に抱くわけであり、虚子を第一に取り上げます。
 一つは「仕事について」ということでまとめましたが、どんな仕事でも10年かじりついていれば根っこはなったものといってよいと言っているわけです。石の上にも三年と言うけれども、10年ぐらいこの雑誌を続けないとものにならないよ、いろんな苦しいことがあっても10年間我慢するとこの雑誌は存続できると思うと、覚悟を求めているのです。講演写真1
 辞令交付式の時に、たしか英語の勉強をしてほしいと言いましたね。思い出してもらえるといいと思います。そのことがこれに当たると思います。10年ぐらいしたらものになると。毎日15分でもいいです、きっとものになると思います、是非やってください。中国語でもいいです。これは虚子からの贈られた大事な言葉です。
 次に、これから職場で仕事をすると日常的に仕事がたまってくると思います。ぼんやりしてるとか、よくわからないとかして、仕事が滞ったりする。その時にともかく易しいことから片づけてしまうということをやってほしいのです。事務的に片づける。そっちからこっちへ移すとか、燃やすとかお料理をつくってしまうとか、そういう気持ち、事務的な気持ちが大事です。
 ボールを持っている人に例えると、ボールをじっと持っていると、ずっとあなたのところにボールが残っていることになります。すぐ処理していかないといけません。この間に何をするかが大切です。付加価値。上司から来たらこれに付加価値をつけて上司に戻すという、ここにあるコップが来たら水を入れて返すとか、そういうことです。そういう事務的なものの処理を厭わないこと。学生時代であれば自己責任で済むかもしれませんが、ある仕事の中に入るとそういうことはいけませんから、ものを処理する、気軽な心構えで処理をすることが大切です。
 次はよく似たことですが、何でもいいから手に当たったものから、最も処理しやすいものから手をつけて、難しいことは後にするということです。すると、堆積しておった仕事の一角がともかく崩れ始めるから仕事の弾みがつき、そしてだんだんその山も片づけることができます。
 これは、二宮尊徳翁の考え方ともよく似ています。
 畑があってここに草が生えている、ここにも草が生えていると。江戸時代ですから農家の担い手が亡くなると農作業をする人が女子供になる。草ぼうぼう、今でいう休耕田になります。昔はそんなことをする余裕はない。お米をせっせとつくらなきゃならない。草がすごく伸び放題の畑とまだわずかに草のある畑があるとしますと、皆さん方、どっちの草を先に刈って稲植えますか。
普通だと、先にきつい方が大変だから、その荒れた方を先に始末しようと考える。しかし時間がかかってしまい、こっちの短い草の畑も伸びてきます。二宮金次郎は、短い草の易しい方からするべきと農家に営農指導の精神を教えたと書いてあります。
 原則ですからそうでないこともあるかもしれません。しかし、そんなに大きな差がなかったら、易しいところからやりなさいということです。
 それから4つ目です。いくら考えても好ましいところのない仕事は、あっさりやめなさいと言っています。県庁に入ってみて、何のためにこんなことをしているのだろうと思うかもしれない。最初はあなたの方が間違っているはずです。何年か経ってそんなことがあったら、よく考えるべきです。ここでは、虚子は娘さんに向かって、つまらないことはいつまでもやってはいけないと言っているわけです。つまらない意味のない仕事と思い始めて本当につまらなかったら、それは中止したほうがいいということです。
 それから次の大きな話は「企てについて」です。
 構想ばかりに骨を折って、スケルトン、骨格ばかりができていても、肉や血が通っていないのは駄目だということです。骨格がばらばらでも血の通っているほうがいいということです。
 例えば、資料をつくるのに、パソコンできれいに矢印をつけて枠をつくって、すぐにいろんな絵まで付けられますが、よくよく見るとほとんど中身がない、役に立たないところが非常に多いことがある。これから資料などをつくらされると思うけれども、そういうことに注意してほしい。役に立つもの、血の通ったものをつくってほしいということです。骨組みに気が行き過ぎないようにしてほしいと思います。
 それから2つ目ですが「実際から来た人の話」です。
 住民の皆さんとおつき合いすると、より実際的な話が多くて、あまり論理的でないかもしれないですが、意外と現実的な話が出てまいります。実際から来た話というふうに思って注意して聞いてほしいと思います。
 それから3つ目のことは非常に大事なのです。福井県全体の仕事も、皆さんのこれからの個々のセクションでもそうなのですが、事業を動かそうとすると、内から外からといろんな力が働いてくるわけです。しかし、いろんな力が働いていても物事は一定の方向に落ちついていくということです。しかも、自分の力がその種々の力の中の一つである、とはっきり自覚してほしいということです。
 皆さんは、初めはほとんど力にはならないと思います。しかし、それを合計すると皆さんがここに100人おられると、それが合計になります。みんな一人ひとりが力の合成力の一つである。そういう力の一部であるということを、特にこれから10年ぐらいの間、思っていてほしいと思います。現場の仕事もそうです。病院で患者さんのいろいろな面倒を見る、そういうものが一つ一つ県民の幸せに役立つ一つなんだと、そういうふうに考えてほしいと思います。
 次に大きな三つ目「意気」について、スピリットです。皆さん意気はありますか。
 意気というのは大事です。積極的にやる。これからあなたたちが仕事をするときにこれが全てです。
 「人々にこの意気さえあれば、日本もまだ亡びはしないであろう」と、資料に書いてありますね。
 高浜虚子が娘さんへ言ったのは、戦後間もなくのことです。日本が戦争に負けた。しかし強く気持ちを持つことは大事だ。この気持ちを持ってすれば日本は大丈夫だと人生の先輩として励ましているのです。
 それから、「世評を気にかけないで行動する人は心地が良い。私はそういう人を好む。」。
 世間から批判されることもあるし、仕事の相手からも批判や文句を言われることもあると思います。自分の信念に基づいて世の中の評判はあまり気にしないという、そういう人が私は好きだということを言っているんです。評判なんか気にしていてもしようがありません。だれもそんなに気にしてないです。それより自分がちゃんとやったほうがよっぽどいいということです。
 私もそうです。評判がちょっと気になるかもしれないが気にしない。気にしても仕方がない。評判のために知事になったわけじゃありませんからね。そういうことなんです。皆さんのベクトルは私のベクトルよりは、ちょっと小さいかもしれない。私はその大きさのベクトルなりに評判を気にしないし、皆さんは小さいベクトルなりに評判なんかに、周りのことを気にして仕事をしてはいけないということです。
 4点目は「古いものについて」というお話です。
 古いものを大事にしてほしいということです。歴史や伝統というものがあります。古いものを、これは戦後間もなくですから昔の日本というか、戦前の日本がぶち壊れてしまった。それはあんまりいいことじゃないと言っている。あまりよくわからないまま自分のことばかり考えないで、昔からある、続いているものをよく見て大事にしたほうがいいということです。そして、それをいかに良くしていくかという方向が大事だ、そうすれば行く道はきっとはっきりしてくると、こんなふうに思ってほしいと言っているのです。
 それから5点目ですが、「幸せについて」です。
 福井県は日本一幸福度の高い県だということです。これはご存知でしょう。
 人間はその日その日の出来事で、だんだんと運命づけられ、だんだん決まってきます。毎日毎日、そして1年経つとちょっと変わってくる。2年経ってもさらに変わっていくわけです。ここに書いてあるのは、「その境遇に立ってその境遇より来る幸福を出来るだけ意識することである」ということです。
 先日の辞令交付式のときに、「毎日が皆さんにとって試験である」ということを言いました。だれも試験の点数をつけているわけではないのですが、毎日が試験なんです。
 2つ目でありますが、桜、もうすぐ咲きますね。虚子は芸術家だから、日本人は桜が好きなのではなくて、桜が咲くこの季節、皆さんが新鮮な気持ちで県庁に入る、若々しい、これから頑張ると、そういう世の中の様子を桜が代弁しているだけだということなんだと思います。ですから、皆さんも一つ一つの桜なんですね。この気分こそ大事だと言いたいのだと思います。
 3つ目。「若い人は、遊びたい時にはうんと遊んでおく」。遊んではほしいけれど、怠け者になってはいけないということです。
 4つ目ですが、これは皆さんには注意してほしいことです。自己嫌悪ですね。勉強を一生懸命やった人は、いつも自己批判をする。自分の欠点を大きく感ずるということです。そこで、自分には10の欠点があっても(あると思い過ごしても)、加えて1点だけ自分に長所があると思えれば、それに自らの信頼を寄せてほしいということです。
 さっきのスピリットに関係します。何かいいところが自分はあるように思うとか、そこに頼るということです。
 失敗したな、あのときこうしたらよかったな、ということを、将来の教訓に使う以上にはあまり思わないということです。きりのないことなのです。

【Ⅱ ゲーテ(1749-1832年)の格言から】

 今度は別の話になります。ゲーテです。
 まず消極、否定はいけないということです。否定的な考え方や行動をしてほしくない、体験を大事にしろと、こういうゲーテのメッセージです。
 それから、日々の仕事、3つ目に書いてありますね。積み重ね、続ける。毎日の積み重ねです。
 3つ目のところに大事なところが一つあるんですが、「瞬間は一種の大衆である。」という多少文学的な響きから始まる文章が書いてあるでしょう。瞬間瞬間、例えば一日10分でも英語のラジオを聞く、これは瞬間です。これは例えれば大衆だとゲーテは呼んでいるということです。1回ごとの10分はつまらない、気まぐれである、それ自身は一つ一つ評価できるほどではない、当てにもできないというものだが、これが1週間たまる、一ヶ月たまる、とだんだん大衆ではなくなる。365日すると、とりとめのないものでは決してなく、性質の違うものになる、成果が出る。文学的に書いてありますがそういう意味だと思います。短い時間を大事にすると、瞬間瞬間はつまらないと思うかもしれないが、続けることによっていわゆる仕事というものの意味が出てくる、ゲーテは沢山の立派な誌、劇、小説、色彩などの自然観察をしましたが、その積分として成果が出てくるというふうに思ってほしいと思います。
 4つ目でありますが、自由についてです。自由、大事なことです。当時、フランス革命のころですからナポレオンが活躍したころです。自由、平等、博愛、あらゆる自由、封建打破、そういう時代です。自由だけれども放埓、勝手放題ではない。そこで、自分は制約をされた存在であることを宣言すれば自ら自覚すれば、自分が逆に自由であることが感じられるということです。組織の中で考えるときに役立つ考えでしょう。
 それから、他人についてです。皆さんの自分の周りにいるのはみんな他人です。しかし、自分だけでは私というものは存在できない。「私たちは他人の好意、親切にふれるときにこそ、本当に元気溌剌となる。他人からよい助言をもらえるということは、自分でそれを考え出すことができるのと同じである。」ということです。
 よい助言をもらえて役に立てるということは、自分の知能指数はゲーテのように200ではないけれども、100いくつにかは役に立てるということです。ですから、他人の助言を大事にしてください。他人の言うことはわかりにくいです、自分の考えではないからです。でも、助言というのは大事です。
 皆さんの辞令交付式の後に、県庁の管理職、つまり部長、課長、そういう人たちの辞令を交付しましたが、そのときに「若い人たちに、ちゃんと遠慮なく助言をしてください」と言いました。でも、皆さんの上司は助言をしてくれないかもしれないです。ですので、助言を受け入れる大きな資質、それを皆さんが見せることによって、課長あるいは係長が皆さんに助言をすることがきっとあると思います。今、受ける助言が一番価値があります。定年間際では助言を受けてももう使えませんから、若いうちにたくさん助言を受けてください。仕事を早く報告しろと言われたら、自分には仕事の報告が遅いという癖があるんだと思わなければなりません。声が小さいと言われたら、意味が通じないんだというふうに自覚しなければならないわけです。

【Ⅲ 荻生徂徠(1666-1728年)の考え方から-「問答書」から】

 荻生徂徠、儒学者です。論語、孟子の世界です。
 勇気の不足。どんな勉強しても、どんなに情報をとっても、何かやろうとするときには恐怖を感ずる。決心がつかない、どうしたらいいか。そういうことが世の中です。
 そこには、勇気、スピリットが必要であると言っているわけです。どんなに勇気を持っても必ず人間の力というのは限度がありますから、勇気がくじけることがあります。そこは天命を知るということですと言っています。
 よく、この制度の方が悪かったんだとか言いますけれども、しかしこの資料を見ると、方法よりもそれを行う人物の如何が最も重要であるとも言っていますね。皆さん自身もそうなんです、人物ですね。大勢の人が同じことをやっても、自分の人物如何によってその成果が違ってくるということです。同じことをやっても、皆さんの人柄があるいは精神が、勇気がスピリットが、それらがなければ良いものができないということです。これが荻生徂徠の考え方です。
 「人物が見つからないというのは失言である」。最近は政治家に人がいないと。あの政党もだめこの政党もだめ、あの県はどうなっているんだこの町はどうなんだ、とか言うではないですか。しかしそうは言っても、人物の真価というのはなかなかわからない。実際用いてみないとわからないと書いてありますね。人物を用いる前から、わかるはずがないんだという実際上からきた考え方です。
 今、皆さんの頭の中もぐらぐらしていると思います。いろんなこと、何をしたらいいんだろうかと。仕事のこともあるな。英語のことまで言われたとか、ちょっと趣味もやらないといけないし、将来の伴侶も見つけないといけないだろう。ぐらぐらしていると思う。その中で一つ、これというのに心を定めてもらって、少し枝葉を付けていくと、これとあれとが結びついて行く、そうするとだんだん考え方の姿もはっきりし、しっかりもしてくると思います。講演写真2
 私の経験からもそうですが、若いときには何についても十分わからないものだから、ぐらぐらしていて脈絡がない感覚をもつ。できるだけ早く骨格をつけてほしい。そういう訓練をしてください。そうした場合、昔の人の物の本を読むことは非常に役立ちます。あまり新しいものは、二流三流の受け入れがほとんどですので、そんなに役に立たない。そんなふうに思ってほしい。

【Ⅳ 浜口雄幸(1870-1931年)「随感録」から】

 浜口雄幸、日本史でも勉強したと思います。「無名の著者のは絶対に駄目だ」と書いてあります。先程と同じことでありまして、二流、三流もよろしくないということです。頭が混乱するだけで、害であるというんです。
 図書館へ行くと何千冊、何万冊の本がありますが、大体は人の書いたものを集めたものが多いです。五流、六流の本が多いということを言っているのです。そうでない本を選ばなくてはなりません。その他の本はそういうつもりで目的をもって使うという自覚がいるということを言っているのだと思います。
 そして、自分で考えてみることが大切ということであります。

【Ⅴ 蓮如上人(1415-1499年)のことばから】

 それから、少し戻って資料の5ページです。
 蓮如上人、浄土真宗の開祖です。
 ここに「物をいえいえ」。いえいえというのはノーノー、ではなく、しゃべれしゃべれ、ということです。黙っているのはよくないということですね。物を言えば唇寒しという諺もないわけではありませんが、話すことによって、その人の心の底も聞こえる、わかる。人からも助言を受けて直せる。思ったことを、それは変だとか、わからないとか、どういう意味だろうかとか、私はこうやりましたがおかしくないでしょかと、ともかく物を言えということを言っているんです。
 「かろがろとしたるが、よき」、軽率にという意味ではありません。余り重苦しくしない、重苦しく仕事をしないということです。深刻な顔つきをして、つまらんことを重大視しないということです。軽々しく、朗らか、それがよろしいと言っているんです。

【Ⅵ 新井白石(1657-1725年)のことばから-「折りたく柴の記」】

 最後に新井白石です。18世紀でしょうか、徳川時代の中期、8代将軍吉宗の前ですね。
 59歳のときの『折りたく柴の記』。折りたくとは、折って燃やすという意味なのでしょう。
 江戸時代さえそうなのだから、今はもっと早く変わると申し上げたいのです。さっきは古いものを大事にしながらということですけれども、古いものを大事にしながらも、どんどん変わっていくという、そういうことを理解してほしいと思います。
 白石はお父さんから我慢をしろ、ということをきつく言われたそうです。忍耐、私の小さい頃、大きくなってもスポーツなどではよく言われた精神です。今この場でそんなことを言うのはどうかと思いますが、参考にしておいてください。忍耐です、耐える。
 貨と色に注意をするということです。貨というのはお金のことです。不正をするな。色というのは最近は軽視されていますが、男女間のことですね。さっき、愛だとかいろんなことを言いましたが、こういう人間関係、男女の関係を注意するということです。これは皆さん個人的にまた考えてください。
 そして、行動ですね。終始一貫性。万事について控え目がよいということです。これは大人しいという意味にはとらない方がよいでしょう。今は控え目は流行らないので修正が要るかもしれません。何でもやたらにやり散らかす、パフォーマンス、アピール、約束したことをしたりしなかったり、前に言ったことと後で言ったことと全然違うとか、毎日言うことが変わるとか、こういうことが最近多い。毎日、相手によっても違うことを言う。これはよくないということです。自然と行為に前後に一致したところがなくなるということです。

 いろんなことを申し上げましたが、新幹線や原子力の問題などの話はほとんどしませんでしたから、これはまたいろいろ勉強してください。別の講義があると思いますから。あらゆることについてよく情報をとって勉強をしてほしいと思います。
 今日お話ししたことについては、総括しますと各人の主張に共通したところがあることにお気づきでしょう。役に立つようなことがあるはずですので、実際に取り入れていだきたいと思います。
 以上で終わります。

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