東海北陸地区子ども会育成研究協議会福井大会での知事講演

最終更新日 2014年10月5日ページID 028167

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 このページは、平成26年10月5日(日)に福井市で行われた、東海北陸地区子ども会育成研究協議会福井大会での知事講演をまとめたものです。

 みなさんこんにちは。ただいまご紹介いただきました西川でございます。今日は東海北陸地区の子ども会育成研究大会です。今日は富山、石川、福井、愛知、岐阜、三重、名古屋市と、いずれも教育に熱心な地域ばかりですが、それぞれ地域性があると思います。福井県として役に立つことがあると思いますので、ご参考にしていただきたい。
 会長さんとお話ししましたところ、子ども会については皆さんが今やっておられます。今日はそれ以外のこと、例えば教育問題に関係したお話をしてほしいということでしたので、申し上げたいと思います。
 【写真】知事講演

 まず福井県で、子どもたちに関心を持ってほしい施設がいくつかありますので、参考にご紹介します。皆さんの地域にもよく似たものがあるかもしれません。
 まず恐竜博物館です。これは岐阜県に近い勝山市というところにあります。入場者は年間70万人。8割方が県外からのお客様です。子どもさんがメインで、お父さんお母さんもお越しになっています。私が知事になった時には20万人前後の入場者でしたが、10年間かけてようやく70万人になりました。地方の公立博物館で70万人の入場者があるところはなかなかありません。恐竜には、命の問題、地球の環境問題など、大変役に立つテーマを含んでおりますので、これからも充実していきたいと思います。また、恐竜を発掘している現場には野外恐竜博物館も開設しております。
 現在、福井県では北陸自動車道が南北に走っており、東西には中部縦貫自動車道の建設を進めています。2年後には福井から大野までがつながり、さらに7、8年かけると岐阜県境油坂峠までつながります。その先には愛知県、名古屋に通じることになる道です。その沿線に勝山があります。
 それからもう一つ、ユニークなものとしては、子ども歴史文化館というものがあります。略して「これき」と言っているのですが、平成21年に開館したもので、福井県ゆかりの人物を展示しております。こういう施設はあまりありません。鹿児島県などには幕末関連の大人向けのものがありますが、子ども専門の子ども歴史文化館は全国にそれほどないと思います。

 福井県の幕末には、五箇条の御誓文を草稿した由利公正がいました。東京都の初代知事で、銀座の街を作った人です。坂本龍馬が、明治の新しい政府を作るときに、金融とかファイナンス、財政のことを知っている人物は日本に由利公正しかいないと言ったそうです。謹慎を命ぜられていた由利公正を政府に登用してほしいと、坂本龍馬が春嶽公に頼みに来る場面があり、その公文書が出てきました。高知県の博物館に展示されていて、現在は福井の博物館に特別に展示されています。1週間ぐらい後には坂本龍馬は京都に戻り、中岡慎太郎とともに暗殺されてしまうという時期です。
 司馬遼太郎の「竜馬がゆく」にその場面が書かれています。「竜馬がゆく」という表題ですが、どこに行ったのだろうと疑問を持たれるかもしれません。文庫本で8冊ほどありますが、「竜馬がゆく」とは、文中には1か所しか登場しません。最後から4、5ページ前にあり、「越前に行く」と書いてあります。ですから私は、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」のメインテーマは「越前に行く」だったのではないかと勝手に思っております。興味のある方は一度最後までお読みいただければと思います。  

 子ども歴史文化館では、古代から継体天皇、道元禅師、近松門左衛門などの偉人、また、今週辺りから今年のノーベル賞の受賞発表があるようですが、ノーベル賞受賞者の南部陽一郎先生も福井県出身です。こういう方の説明展示があります。その他にも、子どもたち向けに現代の文化やスポーツで活躍した達人たちが紹介されています。
 この現代の達人は、時々登場人物を変えています。例えば、国民的歌手の五木ひろしさんです。それから俵万智さんなどが達人として展示をされています。昨年度の入館者数は5万人で、学芸員の方が非常にがんばっておられて、たいへん面白い施設です。この施設は古い図書館を改修したものです。
 今、図書館のお話をしましたが、年明けには図書館の中に別の機能を入れ、福井のふるさと文学館を完成する予定です。ちなみに福井の県立図書館は、人口当たりの貸出冊数が日本一多い図書館です。子どもたち向けの図書館も中にあります。

 もう一つ子どもたちに人気があるのは福井県児童科学館です。福井県の北の方、坂井市に立地しています。愛称は「エンゼルランドふくい」と言います。これは遊ぶ博物館でして、宇宙飛行士の毛利衛さんが名誉館長です。先日も天気のいい日に見学に行ったのですが、幼稚園の子どもたちの遊び場になっている印象です。お隣の石川県からの来館者も多いです。これは来館者数50万人の施設です。
 また若狭の方、おおい町では福井県子ども家族館があります。これもエンゼルランドとよく似た施設です。福井県で子どもたちに関する施設をいくつかご紹介しました。
 これからは箱物をあまり作れない時代ですが、子どもたちのために施設を修繕したり改修したりして、子ども向けのものを作ることは極めて大事です。納税される県民の皆さんの信頼を得ることができるものだと私は思っております。

 福井県の学校について申し上げます。福井県は、学力は平成19年度から、体力は平成20年度からの調査で全国トップクラスです。小学生の学力テストは1位もしくは2位で、中学生になると福井県が1位になります。一方体力テストは、小学生が1位、中学生は1位もしくは2位で、茨城県と相前後する状況で、学力・体力とも全国有数の都道府県です。なぜ学力体力がトップなのかの理由はいろいろあって、なかなか一筋縄では説明できないものです。
 今年、寺島実郎さんという方が理事長の日本総研が、日本の47都道府県の幸福度の調査をやりましたが、福井県が1番でした。2番が東京都でありました。このように幸福度や学力体力が日本一ということは、理由を追求することも大事ですが、最近は事実「そういうものである」ということなのかなと思っています。ただそれだけ言っていても仕事になりませんので、何が影響したのかということを考えながら、いろんなことしなければならないと思っています。
 あえて理屈をつけますと、小中学校の体育については、伝統的に先生方が真剣に取り組んでいく姿勢が根本にあると思います。それから、全国では様々な事件が起きていますが、福井県では地域が安定していて子どもたちも安全安心です。3世代同居率、共働き率日本一の県と言われる条件も背景にあるように私は思っています。
 技術的な要因としては、まず福井県には学力テストがありました。全国では、戦後学力テストがあり、途中何十年も中断をしていました。この間も福井県は独自でテストを続けてきた珍しい県です。そういう実績が根本にあるように思います。最近はそれぞれの小学校単位で、単元ごとにどんな課題があるかを一つひとつ全部チェックし、インターネットを使いながら保護者や学校、子どもたちが情報を共有して取り組んでいます。

 皆さんの中で小学校の学力テストを解いた方はいませんか。ちょっと目をつぶって手を挙げてみてください。…意外といないですね。大学のセンター試験は新聞で解かれたかもしれませんが、これも一度解いてみると面白いと思います。
 例えば算数にこんな問題がありました。80cmのテープがあります。それより長いテープ、短いテープがあります。長いテープは80cmの1.2倍です。短いテープは0.4倍です。そして質問ですが、80cmの1.2倍の長さを求める計算式と、0.4倍の長さを求める計算式を質問します。
 80cmの1.2倍を求める計算式はご存知の通り、80×1.2という選択肢が正解。これはほとんどの子が間違いません。一方0.4倍は80×0.4という選択肢が正解なのですが、半分以上の子が80÷0.4という選択肢を選んで間違えてしまいます。学力テストはひっかける問題が多く、計算の式だけを故意に選ばせます。実際に計算すると、80cmより大きい数字が出て間違いだと分かってしまいます。選択肢は80÷0.4と80×0.4、あとはたし算、ひき算の4つの選択肢を設けて、間違えさせているのです。
 ポイントは「なぜわり算をするか」ということです。こういうことを教えないと、多くの子どもが毎年改善されず、学力テストの点数が上がらないことになります。先日先生方といろいろ論じたのですが、小さい数字が出ると大きい数字を割らないといけないという先入観があるようで、これを解決する必要があります。
 数直線上で1.2と0.4という数字が連続していると、その間に1.0がある。そして1.2も0.4もずっとその上にあるのだという観念を子どもたちに与えないかぎり、その県、その学校の子どもは毎年間違います。
 間違っていることは全然些細なことではなく、算数にとっては一大事です。小数や分数の意味をここでつまずかせないために、福井県としては一つひとつ手立てを積み上げてやっていきたい。このような問題は何回も経験させて理屈なしに覚えさせるという手段もあると思いますが、やはり正当な教え方は理屈を分からせるということだと思います。 

 教育は学力テストが全てではありませんが、一つひとつ関連させて問題点を強化することが大切だと思います。ただ、福井県はそのような技術的なことをやっているだけではありませんで、次のようなお話もしたいと思います。
 一つは白川文字学です。これは福井県出身で文化勲章を受章された白川静博士の漢字学の考え方を取り入れた教育方法です。白川先生は、中国の象形文字や亀の甲羅に書かれた文字などをチェックし、ある漢字がどういう系統で考古学的に発展してきたかというような学問をされていました。これによって文化勲章を受章されたわけです。
 例えば「告げる」という漢字があります。あの字の下に口という字がありますが、これまでずっと字は口(くち)であると、それから上は牛という字だと考えられていました。中国の後漢時代の学者が説明した辞書の言葉通り、「告げる」という字は牛が口を開けて何か変えるということからきている、という説明でした。
 しかし白川先生は、ずっと調べて違うと結論づけました。「口」というのは、口(くち)ではなく神様の言葉です。(演台上のコップを持って)このような入れ物の中に入っている。これを串で刺してどのお告げか述べる。これが「告げる」の意味です。神の言葉が人間に伝わる。口というのは、入れ物であるその形を表しています。牛ではなくて串だという研究をされました。
 他にもいろんな漢字の研究をされていて、福井県としては白川文字学を、漢字でつまずく子どもへの教育に使っています。昨年から全国の先生や民間の人たち、漢字や国語をがんばっているボランティアの人たちを対象に、白川静漢字教育賞を作っております。今年はその2年目です。

 それから国語教育では、小学生では百人一首をマスターしてほしいという教育を始めています。中学生になると漢文です。中学校も小学校も学力テストで一番間違うものはことわざです。「急がば回れ」、「五十歩百歩」、「矛盾」など、ことわざは百人一首や漢文などの昔の言葉に関係します。小学生では漢文を学びませんが、中学生は漢文を中心に学びます。

 それから食べものの教育についてです。今、和食が世界文化遺産になっておりますが、和食という言葉を最初に使ったのは、幕末から明治にかけての福井県の石塚左玄という学者です。地域のものを食べようとか、食べ物と健康の関係性などを研究していました。そこで石塚先生にちなんで、福井県では子どもたちに食べものの教育を行っています。
 一例として、県内には中学3年生が約1万人いますが、給食で全員が越前ガニを食べるイベントをしています。毎日は食べられません。1回だけです。11月6日が越前ガニ漁の解禁日ですので、その後にみんなが越前ガニを食べる予算を組んでおります。今回お見えになった皆さんはひと月間に合っていないことが残念です。石川、富山にもカニがありますが、福井県ではこういう取り組みをしています。

 体力のことでは、学校では休み時間とかいろいろな時に縄跳びをしたり鬼ごっこをしたりして、いろいろな所で体力をつけています。これによって体力的にも全国的に優れているようです。今年の夏の甲子園は敦賀気比高校が残念ながらあと一息でしたが、福井県では4年後に国体を控えていることもあって、今回のアジア大会でも多くの選手ががんばってくれています。

 こうしたことから、ここ1、2年、全国から毎年1,600人ほどが福井県に教育視察に来られています。また、昨年から小中の先生が1年間福井で勉強をする制度があります。茨城、長野、高知、奈良、熊本、鳥取県から1年間、先生方が福井県の学校で勉強しておられます。

 来週10月10日に、大阪大学の志水宏吉先生が福井県の教育の秘密は何かということを書かれた本を出版されます。またご覧いただければと思います。
【写真】知事講話

 次に、今後福井県が進める教育の方向性について述べます。ここで問題なのは、「小中学校で学力体力日本一だけど、高等学校になったらどうなるのか」、「大学進学や社会人としてはどうだろうか」という考えが出てきます。
 一つは、福井県では最近、福井型の18年教育ということを進めています。政府も去年ぐらいから、幼稚園から小学校、中学校から高校と連続した教育を言い始めましたが、これは福井県が先行して考えてきたことです。
 まず、幼児教育の重要性ですが、心の問題や道徳などに対応するため平成24年の秋に「幼児教育支援センター」を設け、保育園や幼稚園の先生の研修、幼稚園・保育園と小学校の連携プログラムを作り、実行しております。そして特に童謡については、由紀さおりさんに来ていただき、幼稚園・保育園を巡っていただいて、お父さんお母さんと話し、子どもたちと直接話したり歌を歌ったりということを進めております。歌を覚えるのは重要な教育だと私は思っています。
 小中連携につきましては、小学校、中学校の先生の相互の教材やリーフレットの作成、家庭との連携を行っております。中高連携につきましては、むしろ皆さんの県の方が先進かと思いますが、中高一貫校です。愛知県などは私立の学校が多いですが、福井県に高志高校という学校があります。「高く志す」という字ですが、「越の国」からも来ているという高志高校。ここに来年の春から高志中学校を開設します。6年間中高一貫です。中身としては、単に早く授業を進めることにこだわらず、非常に難しいことですがふるさとのことの教育を進めていこうと考えています。
 入学試験は来年年明けにありますが、塾で勉強しても通らないような入学試験を目指しています。余談ですが、そうしたところ、塾に行かなくても入学試験に通る方法を教える塾というのがあるらしいと聞きました。どうやって教えているのかと疑問に思います。この入学試験では、小学校のときの活動や作文、面接、人柄を見ていきたい。小学生の人柄は難しいと思いますが、一つの挑戦としてこの入学試験をやってみたいと思っております。

 福井県の先生はがんばっているのですが、私がいつも先生方と話しするときには、次のようなことを申し上げております。子どもというのはいつも初体験であると。初めて経験することが多いのです。それが全てだと思います。小学1年生で入学し、授業、運動会、一つひとつの科目、みんなが初体験です。学んだことを再び学ぶことはありません。いつも初体験です。高校入試も初体験。大学入試ももちろん初体験。ここを間違わないようにということです。
 学校の先生は35年間続けられ、毎年よく似たことをやっている気持ちがあります。これと子どもたちの初体験とは大きな違いです。天と地ほどの差があります。そこを間違わずに子どもの気持ちになってほしい。よく教育界では「一人ひとりの子どもに向き合う」とおっしゃいますが、子どもは全て初体験なのに先生の気持ちはなかなか変わらない。この点を教育で気を付けてほしいと常々申し上げているところです。
 このようなことを言う理由は、私が子どもの頃の経験にあります。小学校の上級生の頃に少し頭が働き始めたのですが、低学年の頃はあまり頭が働かなかった記憶があります。なかなかかけ算が覚えられませんでした。友達はだんだんグラフが高くなって7の段まで行ったのに私はまだ3の段で、嫌だった記憶があります。でもその後、かけ算は家で覚えるもので、学校だけでは覚えられないということに気が付いて、一つ分かりが増えたという記憶があります。
 このように子どもたちは考えが独特であって、大人と違います。そこをよく分かり、子どもがつまずいていたり独特の考え方をして前へ進めない場面で、本当の意味で子どもに即して教えるということが大事だと思っております。 

 それから、福井県を実際に支えるのは職業系の学校です。地元に残ってくれる子どもたちです。福井県は東京や大阪、名古屋へ毎年3,000人出ていってしまいます。そして1,000人しか戻りません。最近では戻りについてはもっと厳しいです。ですから人口減少が大きな課題です。一方で、地元で頑張ってくれる職業系の教育はきわめて重要であり、職業系の重要性を先生方に広く知っていただき、学校再編したり教育内容を強化しております。
 職業系の教科書や参考書を見ると、非常に古いです。進学系の教科書より古く、旧態依然としたものがありますから、これを何としても直していきたいと思います。学外の専門家に学内に来ていただく、子どもたちが夏休みに現場に出て学ぶなどのことを進めています。先生も企業に研修に行き、地域と結びついた教育を強化しています。そして部活、芸術活動でも熱心に取り組むことを進めている状況です。

 共通の問題として現在、英語教育の充実を福井県全体として進めております。最近は小学校3、4年からの英語教育を文部科学省が言っております。課題はありますが、福井県としては統一的な英語教育の重視を進めています。英語を話す国へ高校生を毎年派遣したり、NHKと共同して音声の教材開発をしたり、先生方の海外での勉強を進めております。
 新採用の先生方は、福井県の先生に採用が決まって半年間はまだ学生ですから、この方に外国に行ってもらったり必要な本を読んでもらうことにしています。先生になってしまうとなかなか時間がなく、新採用の先生だと慣れるのに4、5年はかかります。新採用の人たちは頭が柔軟だから、採用が決まったその段階でトレーニングを強化しようと考えています。 

 先日国会が開会されましたが、安倍総理はふるさと納税を活用して、地方を元気づけようとしています。ふるさと納税というのは、福井県が提唱した地方を元気にするというシステムで、ちょうど5年が経過しました。住民税の上限1割を自分が希望する地域に寄付すれば、自分の住んでいるところの住民税がその分軽くなるというものです。最近では、メロンや牛肉を贈ったり、不動産まで進呈することも起きていますが、そこまで行くと問題です。本来の趣旨は自分の出身地やふるさとを応援しようということであり、福井県では物を送らないようにしています。
 このふるさと納税を活用して、一般の予算では購入しにくい音楽の楽器やスポーツ器具などを積極的に学校に貸与して、芸術活動やスポーツ活動の強化を行っています。今は特にバイオリンなどは、ブラスバンドと違って少し教育が難しいです。ですからバイオリンをたくさん購入して、小学校や中学校でこういう英才教育を全く受けてこなかった子どもたちにも一生楽しむツールとして、楽器が弾ける子どもを育てたいと思っています。また、現在県内全ての5年生を対象として、県立音楽堂に入場してもらって、オーケストラを聴いてみるシステムを数年来やっています。

 それから子ども会活動に若干関連しますが、福井県ではこの夏に舞鶴から小浜、若狭湾、敦賀までの舞鶴若狭自動車道「若狭さとうみハイウエイ」が開通しましたが、時期をあわせて三方五湖に里山里海湖研究所を設けました。研究員もおり、特に子どもたちが自然に親しみ、日々の生活と自然、暮らしを結び付ける実践の場としての研究所です。さらに学びの森という、春夏秋冬年間を通して里山での活動を子どもたちが体験できる施設があります。

 夏休みに子ども科学相談教室というラジオ番組をずっと聴いておりました。なかなか福井県の子どもたちが登場しないですね。関東の子どもたちが多いです。このようなことにも関心を持ってもらいたいと思い、里海湖研究所を設けました。今年はNHKの子ども相談室に、福井県の子どもたちから何人も相談が来ておりました。

 以上、いろんなことを申し上げました。福井県としては、学力体力日本一ではありますがこれに安住することなく、さらに高等学校や職業教育につなげていく必要があります。そういうことを考えながら、教育を進めていきたいと考えています。

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