「LOVE・アース・ふくい」推進大会シンポジウムでの知事発言要旨

最終更新日 2010年2月4日ページID 000413

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 このページは、平成19年6月23日(土)ハートピア春江で開催された、地球温暖化ストップ県民運動「LOVE・アース・ふくい」推進大会シンポジウムでの参加者および知事の発言要旨をまとめたもの(趣旨を要約したもの)です。詳しくは、福井テレビで6月30日(土)に放送された「座・タイムリーふくい」をご覧ください。


◇参加者
 小池百合子(内閣総理大臣補佐官(国家安全保障問題担当))
 西川一誠  (福井県知事)  
 松本幸太郎(敦賀信用金庫理事長)
 吉川壽一  (書道家)

【小池百合子 内閣総理大臣補佐官】190623発言要旨写真1

  • 地球温暖化の防止は、一人ひとりでやっても駄目じゃないのか、という考えの人が多いが、パソコン、インターネットや例えば暖房便座などを使うことが駄目なのではなくて、省エネ型の製品がどんどん発売されているので、買い替えの時にはこれらのエコなモノを選んで購入する意識が大切なのではないか。こういった意識を持った人が、10人、100人、1000万人と増えていけば、今以上の省エネ製品を開発しようという技術革新が生まれてくる。 
  • 政府もエコな製品を購入する場合の補助など、エコ製品を選択しやすいサポートを実施している。 
  • エコは、我慢することでは続かない。役所も、漢字ばかりの大義を言っているだけではだめで、もっと、かみくだいて楽しい工夫をしなければ、皆さんの共感を得ることはできない。共感がなければ、大義も広がらないので、共感を得られるような施策を出していきたい。


【西川一誠 福井県知事】

  • 地球温暖化の問題は、地球レベルでの問題であるため、我々の目にはなかなか見えてこない。しかし、国・地方など、いろいろなレベルでの役割があり、地域や家庭レベルではゴミを少なくするとか省エネに気をつけるなど、いろいろなことができるのではないか。 
  • マニフェスト「福井新元気宣言」の中にもあるように、福井県を自然環境と生活環境、二つの面で日本一にする「環境計画」を作ることとしている。 
  • この計画の策定に当たっては、次の点に留意したい。
  1. 福井県は自動車社会で、一世帯当たりの保有台数が全国トップクラスであるため、これをいかにして減らすか、公共交通機関を利用するようなシステムを考えなければならない。
  2. 農業をどのように環境に絡ませるかを考えなければならない。
  3. 福井県のライフスタイルとして、三世代同居や近居が多いのが特色であり、これは、エコライフスタイルとして非常に有意義な面が多く、無駄の少ない生活ができると考える。こういった点も、計画の中に取り入れたい。
  • プライベートでは自動車を使わず、自転車を利用している。また、家庭菜園をやっていて、生ゴミを畑に埋めるなど、いわゆる、ゼロ・エミッションを実践している。



【松本幸太郎 敦賀信用金庫理事長】190623発言要旨写真2 

  • 以前に、行員たちとクリーンな町にするにはどうしたいいのかを話し合った。その結果できたのが、「エコ定期預金」で、ゴミを減らした量に応じて金利を上乗せするような仕組みの定期預金を作った。 
  • 環境は、共感することで普及していくと思う。エコバッグを作った当初は、見た目重視の方が多く、なかなか受け取ってもらえなかったが、ゴミの減量に共感する方が増えてきたことによって、バッグを受け取ってもらえるようになった。また、風呂敷も作ったので、こういった日本の伝統的なものを、子供さんやお孫さんに伝えていってほしい。



【吉川壽一 書道家】

  • 環境に対して自分で何ができるのかと考えてみると、ゴミの分別ぐらいはできるかと思ったが、実際やってみるとなかなか難しい。家で、分別してみると、意外とどう分別していいか分からないものが多い。
  • 化石燃料も少なくなってきている中、代替エネルギーの研究や利用が進むと思う。生き方に、違う視点を持たないといけないのではないのかなと思う。



 

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