中部の観光を考える百人委員会での知事発言要旨

最終更新日 2010年2月4日ページID 006630

印刷

 このページは、平成20年8月19日(火)、名古屋市のトヨタテクノミュージアムで行われた「中部の観光を考える百人委員会」での知事発言要旨をまとめたものです。
 「観光立国策推進のなかでの中部の観光について」をテーマに、西川知事は、次のとおり意見を述べました。

 中部地域全体の観光を考える上では、やはり都市と地方が協力して広域的に進めなければなりません。
 先ほど国土交通大臣のお立場で様々なインフラの話もございましたが、福井県の例を取りますと、観光を担当する部署は、今は産業労働部にありますが、昔は土木部にありました。何故かといいますと、観光というのはインフラを整備しないと進まないという考えがあったからです。現に国土交通省も観光を担当しています。
 ここ2、3年、中部地域は新名神高速道路や東海北陸自動車道の開通、中部国際空港の開港など、急速に交通インフラが整備されました。このことは、観光に非常に役立つと思います。しかし、福井県の例を取りますと、北陸新幹線の金沢から敦賀までの整備方針が未だ出ておらず、また、中部縦貫自動車なども一部方針が出ておりません。ぜひそのような決定をいただきますと、さらに観光が発展すると思います。

 そして、何といっても大都市と地方が、産業、観光、自然など、互いに補完しながら利益を分け合うということが重要です。
 私は「ふるさと納税」を提案し、大都市と地方が力を合わせてふるさとを守っていこうと考えていますが、そういった意味でこれから中部地域全体として各県が連携しながら仕事をすることが重要だと思います。

 特に福井県としては隣県との連携を重視しています。北陸三県は従来からかなり進んでいますが、中部地域は必ずしもそうではありません。
 先月、郡上おどりなどで有名な岐阜県郡上市の市長が観光宣伝隊の皆さんと一緒に福井県に来られ、福井県の観光関係者と一堂に会したり、関係機関を回って営業活動をされたりしました。早速、今年の郡上おどりに福井県の産業関係の女性の皆さんが参加する予定であり、このように、一つずつ目に見える形で連携を進めていきたいと考えています。

 なお、日本全体の観光統計の整備は重要です。観光は、各種統計の中では遅れている分野だと思いますので、国としても是非進めていただきたいと思います。



 

アンケート
ウェブサイトの品質向上のため、このページのご感想をお聞かせください。

より詳しくご感想をいただける場合は、までメールでお送りください。

お問い合わせ先

(地図・アクセス)
受付時間 月曜日から金曜日 8時30分から17時15分(土曜・日曜・祝日・年末年始を除く)