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ホーム > 『奉祝文』(天皇陛下御即位二十年奉祝委員会) 平成21年10月
最終更新日 2009年11月11日 | ページID 009872
このページは、天皇陛下御即位二十年奉祝委員会に寄稿した「奉祝文」です。
天皇陛下御即位二十年を迎えて 天皇陛下におかれましては、本年、御即位20年をお迎えになられました。謹んでお祝い申し上げますとともに、この間、常に国民と苦楽を共にされ、国の安寧と世界平和の実現に御心を傾けてこられましたことに対し、深く感謝の意を表します。 天皇皇后両陛下におかれましては、即位されてからこれまで2度にわたり、福井県に行幸啓いただきました。
今年、御即位20年という佳き年に、両陛下を福井県にお迎えできましたことは県民にとりまして誠に光栄であり、大きな喜びとなりました。県民を代表いたしまして厚く御礼申し上げます。
第60回全国植樹祭は、両陛下の御到着とともに式典直前まで降り続いておりました雨も上がり、緑の大切さ、森づくりの大切さを広く県内外に発信できましたことは、たいへんありがたく思っております。
植樹祭の式典会場となりました一乗谷朝倉氏遺跡は、今から約500年前の戦国時代に城下町として栄えたところであり、平成16年7月には福井豪雨災害に直接見舞われた地域でもあります。
さらに、県内各所を御視察いただいた際には、歓迎申し上げた県民に対し、一つひとつ心温かく接していただきました。
福井県こども療育センターにおいては、天皇陛下には、リハビリ訓練で頑張っている子どもたちの目線まで身を低くされお声をかけられるなど、本当にお優しく接していただきました。お言葉を直接かけていただいた子どもたちにとって、大きな励みになったと感謝申し上げます。
また、皇后陛下には、福井豪雨後の災害復旧工事のために伐採された足羽川堤防の桜の木で作られた楽器「コカリナ」を携えて、植樹祭の記念式典に御臨席いただきました。これは皇后陛下の温かい御人柄を象徴する出来事であり、会場は深い感動に包まれました。
両陛下の行幸啓を賜り、県民と触れ合っていただきますことは、県民の明日への夢や希望につながります。またの御来県を心からお待ちしております。
天皇陛下御即位20年を機に、両陛下がますます御健勝で、皇室が末永く繁栄されることを心からお祈り申し上げます。
平成21年10月
福井県知事 西 川 一 誠
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